1話
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全く気配を感じなかったため、予期せぬ攻撃に全員戦闘態勢に入る。
三蔵「誰だ」
矢が飛んできた方向に銃口を向けながら、一段と低い声で問いかける。
「今すぐ立ち去られよ
ここは貴様ら如きが立ち入って良い場所ではない」
三蔵の問いかけに答えたのは、男の声だった。
声が反響して明確な居場所を掴むことができない。
三蔵「俺たちはそこの女に用がある
叩き起こして連れて行く」
「なぜ、起す必要がある」
三蔵「こっちが聞きてぇよ」
「そうか…
理由がない以上これ以上踏み込ませる訳にはいかぬ」
急に声が反響せず聞こえてきたと思えば、眠っている女を守るようにまたしても異国の服を着た男が立っていた。
「即刻立ち去ってもらおう」
悟空「なんだやる気満々じゃん!」
悟浄「お姫様奪還ってか?」
八戒「いやいや、この場合は僕たちが悪者でしょう」
三蔵「ふん、どうでもいいがとっとと終わらせて帰るぞ」
すらりと刀を抜いた男に三蔵が発砲したことが、戦いの始まりの合図となった。
八戒「あ、三蔵
女神さんにはくれぐれも当てないで下さいね」
三蔵「そんなもん言われなくてもわかってる!」
三蔵が撃ち出す弾丸を紙一重で避けながら、悟空、悟浄、八戒の3人の攻撃も防いでいる。
素手と刀とはいえ、全員の攻撃が男にかすりもしない。
だが、反撃の隙は何度もあるにもかかわらず男は反撃の素振りを見せない。
悟空「すばしっこいな!」
三蔵「八戒!隙をついて女を狙え!」
八戒「ええー…
僕が悪役になっちゃうじゃないですかっ!」
一瞬嫌そうな顔をした八戒だったが、三蔵に言われた通りに隙をついて女に手を伸ばした。
「させぬ!」
八戒「くっ…」
だが、あと少しというところで男に阻まれる。
「この方に触れることは何人たりとも許さぬ
立ち去れ」
悟浄「おい、どーすんだよ三蔵様
こいつなかなか強ぇえぞ…」
まだ反撃を一度もしてこない男は4人相手に手加減をしている。
三蔵「おい貴様
なぜそこまでしてその女を守る
その女は一体なんだ」
三仏神よりの依頼、季節外れの桜、眠り続ける女、立ち塞がる男。
わからないことが多すぎて全く頭の整理ができていない。
「…貴様らに話すことなど何もない
立ち去れ」
悟空「さっきから立ち去れ立ち去れってさ!
少しはこっちの話も聞けっての!」
苛立ちを隠せない悟空が男に攻撃を仕掛けながら叫ぶが、それも軽くかわされてしまう。
「貴様等の話は先程聞いた
あの方を起こす理由はないとな
ならばここを通す理由もない」
悟空「なんでそんなことお前が決めんだよ!
そいつだって起きたいって思ってるかも知んねぇだろ!?」
「……確かにあの方を眠りから覚めないようにしたのは私だ
だが、私はあの方が傷つく姿を二度と見たくない」
悟空「それだってお前が勝手に決めたことじゃんか!
一度でもそいつが”起きたくない””起こすな”って言ったのかよ!」
「………」
悟空のまっすぐな言葉に男は動きが若干鈍くなってきている。
僅かに悟空の攻撃が当たり出しているのだ。
後の3人は事の成り行きを見守るように少し離れたところで立っている。
八戒「悟空のあの性格は本当に厄介ですよね」
悟浄「初対面のやつにあんなずけすげ言えるやつなかなかいないぜ?」
いつだってまっすぐ突き進む悟空に助けられている。
自分たちにはない純粋な心が周りを癒す。
三蔵「誰だ」
矢が飛んできた方向に銃口を向けながら、一段と低い声で問いかける。
「今すぐ立ち去られよ
ここは貴様ら如きが立ち入って良い場所ではない」
三蔵の問いかけに答えたのは、男の声だった。
声が反響して明確な居場所を掴むことができない。
三蔵「俺たちはそこの女に用がある
叩き起こして連れて行く」
「なぜ、起す必要がある」
三蔵「こっちが聞きてぇよ」
「そうか…
理由がない以上これ以上踏み込ませる訳にはいかぬ」
急に声が反響せず聞こえてきたと思えば、眠っている女を守るようにまたしても異国の服を着た男が立っていた。
「即刻立ち去ってもらおう」
悟空「なんだやる気満々じゃん!」
悟浄「お姫様奪還ってか?」
八戒「いやいや、この場合は僕たちが悪者でしょう」
三蔵「ふん、どうでもいいがとっとと終わらせて帰るぞ」
すらりと刀を抜いた男に三蔵が発砲したことが、戦いの始まりの合図となった。
八戒「あ、三蔵
女神さんにはくれぐれも当てないで下さいね」
三蔵「そんなもん言われなくてもわかってる!」
三蔵が撃ち出す弾丸を紙一重で避けながら、悟空、悟浄、八戒の3人の攻撃も防いでいる。
素手と刀とはいえ、全員の攻撃が男にかすりもしない。
だが、反撃の隙は何度もあるにもかかわらず男は反撃の素振りを見せない。
悟空「すばしっこいな!」
三蔵「八戒!隙をついて女を狙え!」
八戒「ええー…
僕が悪役になっちゃうじゃないですかっ!」
一瞬嫌そうな顔をした八戒だったが、三蔵に言われた通りに隙をついて女に手を伸ばした。
「させぬ!」
八戒「くっ…」
だが、あと少しというところで男に阻まれる。
「この方に触れることは何人たりとも許さぬ
立ち去れ」
悟浄「おい、どーすんだよ三蔵様
こいつなかなか強ぇえぞ…」
まだ反撃を一度もしてこない男は4人相手に手加減をしている。
三蔵「おい貴様
なぜそこまでしてその女を守る
その女は一体なんだ」
三仏神よりの依頼、季節外れの桜、眠り続ける女、立ち塞がる男。
わからないことが多すぎて全く頭の整理ができていない。
「…貴様らに話すことなど何もない
立ち去れ」
悟空「さっきから立ち去れ立ち去れってさ!
少しはこっちの話も聞けっての!」
苛立ちを隠せない悟空が男に攻撃を仕掛けながら叫ぶが、それも軽くかわされてしまう。
「貴様等の話は先程聞いた
あの方を起こす理由はないとな
ならばここを通す理由もない」
悟空「なんでそんなことお前が決めんだよ!
そいつだって起きたいって思ってるかも知んねぇだろ!?」
「……確かにあの方を眠りから覚めないようにしたのは私だ
だが、私はあの方が傷つく姿を二度と見たくない」
悟空「それだってお前が勝手に決めたことじゃんか!
一度でもそいつが”起きたくない””起こすな”って言ったのかよ!」
「………」
悟空のまっすぐな言葉に男は動きが若干鈍くなってきている。
僅かに悟空の攻撃が当たり出しているのだ。
後の3人は事の成り行きを見守るように少し離れたところで立っている。
八戒「悟空のあの性格は本当に厄介ですよね」
悟浄「初対面のやつにあんなずけすげ言えるやつなかなかいないぜ?」
いつだってまっすぐ突き進む悟空に助けられている。
自分たちにはない純粋な心が周りを癒す。