1話
夢小説設定
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腹ごしらえも済み、例の大きな木がある場所に向かう一行。
悟空「おーい!!
お前ら遅いって!!」
八戒「ははは、悟空は元気ですねぇ」
お腹がいっぱいになり元気になった悟空は、ずんずんと1人で目的地の方向まで歩いてしまっている。
時々振り向いては差が広がるばかりの大人たちにため息をついている。
道が狭いためジープでは通れないのだ。
悟浄「あんなたらふく食った後でそんなに軽々動けるのはお前だけだって…
俺ん家の1週間分の食料食い尽くしやがって…」
八戒「まぁまぁ、目的地までもう少しじゃないですか
三蔵は大丈夫ですかー?」
悟空より格段に遅れている自分たちより更に後ろ。
食べた後にすぐ動いて横腹が痛くなったのか、三蔵は横腹を抑えながら最後尾を黙ってついてきている。
三蔵「……うるせぇ、大丈夫に決まってんだろ」
いつもより声に覇気がないが悪態がつけるのであれば大丈夫だろうと判断した。
もう悟空の姿は見えない。
一応三蔵を気にしながら悟浄と八戒は進んで行く。
悟空「おい!みんな早く来てみろって!
まじですげーから!!」
一足先に目的地に辿り着いていた悟空が、興奮した様子で戻って来た。
悟浄「女神様がいたってか?」
悟空「違うって!とにかくすげーから来いよ!」
悟浄「おいおい!ちょっと待てって!」
じれったいとばかりに悟浄の腕を掴んで無理矢理引っ張って行く。
つんのめりながら悟空に連れて行かれた悟浄につられるように、八戒と三蔵も渋々走り出す。
目的地に到着した大人3人は目の前の光景に思わず息を呑んだ。
悟空「なっ?すげーだろ?」
八戒「これは…一体…」
悟浄「すげーなんてもんじゃねぇな…」
三蔵「これが噂の元凶か…」
目の前に広がるのは一本の大きな桜の木。
満開の桜が舞い散り、一本しか咲いていないのに辺りは桜色に染まっている。
三蔵「肝心の女神とやらはどこだ」
悟空「もしかしてあれじゃないか?
ほら、あの木の根元のとこ」
悟空が指差した先には、木に寄りかかりながら目を閉じている女がいた。
着ているものは見たことのない異国の服。
規則正しく上下する胸を見て本当に眠っているのだとわかる。
三蔵「さっさと連れて帰るぞ」
長居はごめんだとばかりに女の元へ足を向ける。
悟浄「三蔵様ってばちゃんと起こして許可取らないと誘拐よ?」
三蔵「ちっ
じゃあ貴様起こして来い」
悟浄「俺かよ」
ぶつぶつと文句を言いながら、一歩前に出たその時。
右側から何かが飛んでくる気配がした。
咄嗟に飛び退いて避け、今まで自分が立っていた場所には数本の矢が突き刺さった。
悟空「おーい!!
お前ら遅いって!!」
八戒「ははは、悟空は元気ですねぇ」
お腹がいっぱいになり元気になった悟空は、ずんずんと1人で目的地の方向まで歩いてしまっている。
時々振り向いては差が広がるばかりの大人たちにため息をついている。
道が狭いためジープでは通れないのだ。
悟浄「あんなたらふく食った後でそんなに軽々動けるのはお前だけだって…
俺ん家の1週間分の食料食い尽くしやがって…」
八戒「まぁまぁ、目的地までもう少しじゃないですか
三蔵は大丈夫ですかー?」
悟空より格段に遅れている自分たちより更に後ろ。
食べた後にすぐ動いて横腹が痛くなったのか、三蔵は横腹を抑えながら最後尾を黙ってついてきている。
三蔵「……うるせぇ、大丈夫に決まってんだろ」
いつもより声に覇気がないが悪態がつけるのであれば大丈夫だろうと判断した。
もう悟空の姿は見えない。
一応三蔵を気にしながら悟浄と八戒は進んで行く。
悟空「おい!みんな早く来てみろって!
まじですげーから!!」
一足先に目的地に辿り着いていた悟空が、興奮した様子で戻って来た。
悟浄「女神様がいたってか?」
悟空「違うって!とにかくすげーから来いよ!」
悟浄「おいおい!ちょっと待てって!」
じれったいとばかりに悟浄の腕を掴んで無理矢理引っ張って行く。
つんのめりながら悟空に連れて行かれた悟浄につられるように、八戒と三蔵も渋々走り出す。
目的地に到着した大人3人は目の前の光景に思わず息を呑んだ。
悟空「なっ?すげーだろ?」
八戒「これは…一体…」
悟浄「すげーなんてもんじゃねぇな…」
三蔵「これが噂の元凶か…」
目の前に広がるのは一本の大きな桜の木。
満開の桜が舞い散り、一本しか咲いていないのに辺りは桜色に染まっている。
三蔵「肝心の女神とやらはどこだ」
悟空「もしかしてあれじゃないか?
ほら、あの木の根元のとこ」
悟空が指差した先には、木に寄りかかりながら目を閉じている女がいた。
着ているものは見たことのない異国の服。
規則正しく上下する胸を見て本当に眠っているのだとわかる。
三蔵「さっさと連れて帰るぞ」
長居はごめんだとばかりに女の元へ足を向ける。
悟浄「三蔵様ってばちゃんと起こして許可取らないと誘拐よ?」
三蔵「ちっ
じゃあ貴様起こして来い」
悟浄「俺かよ」
ぶつぶつと文句を言いながら、一歩前に出たその時。
右側から何かが飛んでくる気配がした。
咄嗟に飛び退いて避け、今まで自分が立っていた場所には数本の矢が突き刺さった。