1話
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まだババ抜きで勝つことに拘る悟空を全員が無視し、簡単なゲームはないかと考える。
八戒「そうですねぇ…
7並べとかダウトとか…ですかね?」
悟浄「ダウトいいんじゃね?
まぁまた猿が負けるのが目に見えてるがな」
ポーカーフェイスの苦手な悟空が負ける確率の高いゲーム。
だが、悟浄にそう言われて負けず嫌いな悟空はババ抜きの件も忘れて悟浄に食ってかかる。
三蔵「どーでもいいがさっさとしろ…」
舟を漕ぎを始めている三蔵が、ほぼ目を閉じながら悟浄を睨みつける。
悟浄「はいはい
三蔵様はおねむってね」
『あ、あの…無理して起きてて頂かなくても大丈夫です…』
誰がどう見ても眠いのを我慢して起きている三蔵に恋歌は申し訳なく思う。
もう…充分だと。
優しい4人は自分に危害を加えるつもりはないと…もう、充分わかった。
三蔵「人の心配なんざしてねぇで、自分の心配してろ
八戒、コーヒー」
『え?』
八戒「はいはい」
眠気を覚ますように煙草に火をつけ紫煙を吐き出す。
三蔵「ずっと勝てると思ってんじゃねぇぞ
次は俺が勝つ」
悟空「俺も負けないもんな!」
悟浄「俺も一応これで食ってるしなー
負けっぱなしは男としてカッコ悪いしね」
勝ち逃げは許さないと3人は配られたカードを捲る。
八戒「この3人は負けず嫌いですからね
簡単には抜け出せませんよ」
三蔵に頼まれたコーヒーを準備しながら固まっている恋歌に笑いかける。
三蔵「1番負けず嫌いなのはお前だろうが」
八戒「そうですか?」
そんなことないですよ、と笑顔で三蔵にコーヒーを出す。
『で、でも…あの…』
八戒「本当に気にしなくて大丈夫ですよ
あ、恋歌さんが眠いのであれば言ってくださいね?」
ほんとうに…。
どこまで優しいのだろう…。
今日会ったばかりで、最初はコノハナサクヤヒメに攻撃されその後は恋歌のせいで妖怪が襲ってきた。
家も壊され、今は眠いのにそれを我慢してくれている。
しかもそれを恋歌に責任を感じさせないように気を遣って…。
けれど…最初からそうだった。
まだ…身体が勝手に拒否をしてしまうかもしれない。
もしかしたら演技かもしれない。
それでも…
『………ありがとう、ございます』
三蔵「ちっ…
始めるぞ」
優しいあなたたちに心からの感謝を。
コノハナサクヤヒメが言ったように信じられると…自分でもそう思えたから。
八戒「そうですねぇ…
7並べとかダウトとか…ですかね?」
悟浄「ダウトいいんじゃね?
まぁまた猿が負けるのが目に見えてるがな」
ポーカーフェイスの苦手な悟空が負ける確率の高いゲーム。
だが、悟浄にそう言われて負けず嫌いな悟空はババ抜きの件も忘れて悟浄に食ってかかる。
三蔵「どーでもいいがさっさとしろ…」
舟を漕ぎを始めている三蔵が、ほぼ目を閉じながら悟浄を睨みつける。
悟浄「はいはい
三蔵様はおねむってね」
『あ、あの…無理して起きてて頂かなくても大丈夫です…』
誰がどう見ても眠いのを我慢して起きている三蔵に恋歌は申し訳なく思う。
もう…充分だと。
優しい4人は自分に危害を加えるつもりはないと…もう、充分わかった。
三蔵「人の心配なんざしてねぇで、自分の心配してろ
八戒、コーヒー」
『え?』
八戒「はいはい」
眠気を覚ますように煙草に火をつけ紫煙を吐き出す。
三蔵「ずっと勝てると思ってんじゃねぇぞ
次は俺が勝つ」
悟空「俺も負けないもんな!」
悟浄「俺も一応これで食ってるしなー
負けっぱなしは男としてカッコ悪いしね」
勝ち逃げは許さないと3人は配られたカードを捲る。
八戒「この3人は負けず嫌いですからね
簡単には抜け出せませんよ」
三蔵に頼まれたコーヒーを準備しながら固まっている恋歌に笑いかける。
三蔵「1番負けず嫌いなのはお前だろうが」
八戒「そうですか?」
そんなことないですよ、と笑顔で三蔵にコーヒーを出す。
『で、でも…あの…』
八戒「本当に気にしなくて大丈夫ですよ
あ、恋歌さんが眠いのであれば言ってくださいね?」
ほんとうに…。
どこまで優しいのだろう…。
今日会ったばかりで、最初はコノハナサクヤヒメに攻撃されその後は恋歌のせいで妖怪が襲ってきた。
家も壊され、今は眠いのにそれを我慢してくれている。
しかもそれを恋歌に責任を感じさせないように気を遣って…。
けれど…最初からそうだった。
まだ…身体が勝手に拒否をしてしまうかもしれない。
もしかしたら演技かもしれない。
それでも…
『………ありがとう、ございます』
三蔵「ちっ…
始めるぞ」
優しいあなたたちに心からの感謝を。
コノハナサクヤヒメが言ったように信じられると…自分でもそう思えたから。