1話
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「”具現化””治癒””戦闘”と用途が違えば恋歌様の紋様は1枚ずつ減っていくということだ」
三蔵「なるほどな」
悟浄「んじゃさっきのちゅーはなに?」
桜の花びらになる前に、千本桜は恋歌の手の甲にキスをしたのを思い出す。
あれは必要なことだったのかと。
「それは恋歌様からの力の譲渡だ
恋歌様の桜の紋様に口付けをすれば力が与えられる」
八戒「つまり恋歌さんの力を使って戦っているということですね」
「そういうことになるな
俺と恋歌様がしている契約は主従の誓約
恋歌様以外には従わないという契約だ
先程のは俺が力を出す為に必要なこと
恋歌様から力を分けて頂くことで本来の姿に戻り、戦うことができる」
三蔵「だったらお前の本来の姿は桜ということか」
「そういうことになるな
だが、お前の言っていた刀でもある
桜になるのは力が発動した時、通常実体化をしていない場合は桜の姿だ」
頭の回転が早い三蔵と八戒は大体の内容を理解したようだが、悟浄と悟空は首を傾げている。
悟浄「ま、まぁ恋歌ちゃんは不思議な力が使えて、こいつは不思議な桜ってことだ!」
悟空「そ、そうだな!」
八戒「……二人とも絶対わかってないでしょう…」
わかったふりをする2人に八戒は苦笑いしかでないが、三蔵は馬鹿は放っておけと冷たく言い放す。
三蔵「大体のことはわかった
あともう一つ、コノハナサクヤヒメという名は女神の名だったはずだが?」
「本来であれば女神だ
だが俺は恋歌様を守るために男でいることを決めた
女の姿ではできんこともあるからな」
三蔵「・・・そういうことか
恋歌」
『はい』
三蔵「明日三仏神の元に行くのは嫌か?」
唐突に新しいたばこに火をつけて紫煙を吐き出しながら、明日の話を持ち出す。
寵妃の話も気になる上に今回は恋歌の保護が命だった。
例え覚えていないにしても、コノハナサクヤヒメが恋歌を神の元に連れて行くのを良しとはしないだろう。
最初は男の異常な程の過保護さがあったにせよ無理矢理にでも連れて行くつもりだった。
今でも保護せよと命を受けたからにはどう足掻こうと連れて行くつもりではある。
だが、少しぐらい考える時間をやってもいいのではないかと。
毎日見る黄金の眼とはまた違う輝きを放つ大きな黄金の眼。
相変わらず少しの怯えを含んだ眼で三蔵をの眼をはっきりと見つめ返す。
『いえ…
それが三蔵さんのお仕事であるのであれば…』
「恋歌様…
もし嫌であれば私が何処へなりとも連れて行きます
守ってみせます
ですから、無理はなさらないでください」
思ったよりすんなりと行くことに同意した恋歌に若干驚いた三蔵ではあったが、案の定コノハナサクヤヒメが恋歌に歩み寄り手を握りしめ無理をするなと優しく声をかける。
『ううん…ありがとう
無理はしてない
ただ…あなたが言ったようにこの人たちはいい人…だと、思う…から、
だから…大丈夫…
それに…ずっと側にいてくれたみたいだし…
休まないと』
「恋歌様…」
目が覚めた時に1番最初に近くにいてくれた信頼する友人が大丈夫だと言ってくれた4人。
恋歌も信じたいと思った。
『それに…もし何かあれば守ってくれるでしょう?』
「…必ず」
ふわっと笑った恋歌に男は大きく頷いて、片膝をつく。
「では、何かあればすぐにお呼びください
あいつらなら私を呼び出す手助けをしてくれるでしょう」
『うん
ありがとう』
コノハナサクヤヒメが恋歌に頭を下げると、瞬きひとつで姿が消えた。
悟空「え!?
あいつどこ行っちゃったの!?」
『休むために・・・いつも待機してもらっている空間に帰ってもらいました』
悟空「なんだそっかー…」
「「「『…………』」」」
悟空のしょんぼりした声を最後に長い沈黙が流れる。
三蔵「………つっ立ってても仕方ねぇ
とりあえず俺は寝る」
痺れを切らして1番に動いた三蔵は眠気がピークなのか、すたすたと家の中に入って行く。
三蔵「なるほどな」
悟浄「んじゃさっきのちゅーはなに?」
桜の花びらになる前に、千本桜は恋歌の手の甲にキスをしたのを思い出す。
あれは必要なことだったのかと。
「それは恋歌様からの力の譲渡だ
恋歌様の桜の紋様に口付けをすれば力が与えられる」
八戒「つまり恋歌さんの力を使って戦っているということですね」
「そういうことになるな
俺と恋歌様がしている契約は主従の誓約
恋歌様以外には従わないという契約だ
先程のは俺が力を出す為に必要なこと
恋歌様から力を分けて頂くことで本来の姿に戻り、戦うことができる」
三蔵「だったらお前の本来の姿は桜ということか」
「そういうことになるな
だが、お前の言っていた刀でもある
桜になるのは力が発動した時、通常実体化をしていない場合は桜の姿だ」
頭の回転が早い三蔵と八戒は大体の内容を理解したようだが、悟浄と悟空は首を傾げている。
悟浄「ま、まぁ恋歌ちゃんは不思議な力が使えて、こいつは不思議な桜ってことだ!」
悟空「そ、そうだな!」
八戒「……二人とも絶対わかってないでしょう…」
わかったふりをする2人に八戒は苦笑いしかでないが、三蔵は馬鹿は放っておけと冷たく言い放す。
三蔵「大体のことはわかった
あともう一つ、コノハナサクヤヒメという名は女神の名だったはずだが?」
「本来であれば女神だ
だが俺は恋歌様を守るために男でいることを決めた
女の姿ではできんこともあるからな」
三蔵「・・・そういうことか
恋歌」
『はい』
三蔵「明日三仏神の元に行くのは嫌か?」
唐突に新しいたばこに火をつけて紫煙を吐き出しながら、明日の話を持ち出す。
寵妃の話も気になる上に今回は恋歌の保護が命だった。
例え覚えていないにしても、コノハナサクヤヒメが恋歌を神の元に連れて行くのを良しとはしないだろう。
最初は男の異常な程の過保護さがあったにせよ無理矢理にでも連れて行くつもりだった。
今でも保護せよと命を受けたからにはどう足掻こうと連れて行くつもりではある。
だが、少しぐらい考える時間をやってもいいのではないかと。
毎日見る黄金の眼とはまた違う輝きを放つ大きな黄金の眼。
相変わらず少しの怯えを含んだ眼で三蔵をの眼をはっきりと見つめ返す。
『いえ…
それが三蔵さんのお仕事であるのであれば…』
「恋歌様…
もし嫌であれば私が何処へなりとも連れて行きます
守ってみせます
ですから、無理はなさらないでください」
思ったよりすんなりと行くことに同意した恋歌に若干驚いた三蔵ではあったが、案の定コノハナサクヤヒメが恋歌に歩み寄り手を握りしめ無理をするなと優しく声をかける。
『ううん…ありがとう
無理はしてない
ただ…あなたが言ったようにこの人たちはいい人…だと、思う…から、
だから…大丈夫…
それに…ずっと側にいてくれたみたいだし…
休まないと』
「恋歌様…」
目が覚めた時に1番最初に近くにいてくれた信頼する友人が大丈夫だと言ってくれた4人。
恋歌も信じたいと思った。
『それに…もし何かあれば守ってくれるでしょう?』
「…必ず」
ふわっと笑った恋歌に男は大きく頷いて、片膝をつく。
「では、何かあればすぐにお呼びください
あいつらなら私を呼び出す手助けをしてくれるでしょう」
『うん
ありがとう』
コノハナサクヤヒメが恋歌に頭を下げると、瞬きひとつで姿が消えた。
悟空「え!?
あいつどこ行っちゃったの!?」
『休むために・・・いつも待機してもらっている空間に帰ってもらいました』
悟空「なんだそっかー…」
「「「『…………』」」」
悟空のしょんぼりした声を最後に長い沈黙が流れる。
三蔵「………つっ立ってても仕方ねぇ
とりあえず俺は寝る」
痺れを切らして1番に動いた三蔵は眠気がピークなのか、すたすたと家の中に入って行く。