今日からマ王!
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「「「…」」」
『な、なんか恥ずかしいんだけど…///』
ツ「似合ってるから堂々としてたらいいのよ」
ツェリに借りたドレスを着て出てきた恋歌を見て男衆3人は固まってしまっている。
恋歌が着ているのは黒のフィッシュテールドレスで、胸元はフラワーレースになっており少し透けている素材が使われている。
髪も簡単にまとめてもらったようでアップスタイルになっており、後ろにいるメイドたちはいい仕事をしたという達成感溢れる顔をしている。
コ「よくお似合いですよ」
『あ、ありがとうございます』
一番初めに我に返ったコンラッドが、にこりと笑って恋歌を褒めると、見えないようにいまだ呆けているユーリと村田の背中を少し突いた。
ユ「え…あ、うん!ほんとによく似合ってるよ!
な?村田!」
村「う、うん
そうだね!」
コンラッドの意思に気づいたユーリと村田は女性を褒める事に慣れていないのか、あたふたしながら恋歌を当たり障りのない言葉で褒めている。
『ありがと』
ツ「さぁ!グレタも待ってるみたいだし行きましょう!!」
『わ!』
腕をからませてきたツェリに引っ張られたため、慣れないヒールの高い靴を履いている恋歌は転びかけたが、咄嗟に近くにいたコンラッドが手を掴んで支えてくれた。
コ「大丈夫ですか?」
『はい、ありがとうございます』
コ「母上、あまり恋歌さんを振り回してはお可哀想ですよ」
ツ「そうね、そのままコンラッドにエスコートをお願いするわ
あたくしは陛下と猊下にお願いしようかしら!」
「「わ!」」
両手に花というか、花の両手に双黒を腕にからませ食堂の方に歩いていってしまった。
コ「ゆっくりでいいので俺たちも行きましょう
掴まってください」
『す、すいません…』
手を差し出したコンラッドに遠慮がちに掴まりながら食堂までの道のりをいつもよりゆっくり歩いていく。
『あ、あの…ユーリの傍に護衛がいないのはダメだと思うので行ってください
わたしはゆっくりでも歩けますし、いざとなれば飛べますから』
コ「貴女があっさり陛下と猊下を見送られた時点で今は大丈夫であると判断しました
双黒の姫をエスコートする栄誉を頂きたいだけです」
『は、はい…』
たしかに今はこの城で危険な事はない。
それは恋歌はわかっているが、最近来たばかりの恋歌をここまで信じられるのはなぜだろうと思う。
これも歴戦の戦士の勘というものなのだろうか。
歩きやすいように歩幅を合わせ、いざとなればすぐに動けるようにしてくれているというのがわかる。
『ここはいいお城ですね
誰もユーリに悪意を持っている人はいないですし、雰囲気もいい
これでユーリの命を狙おうだなんて浅はかな人もいるんですね』
コ「陛下は本当にいい魔王です
まぁ確かに陛下が即位してからいろんなことがありましたからね
それを認めたくない奴らもいるんですよ
先日の盗賊団騒ぎもそういった輩でしたしね」
『平和が一番なんですけどね
それがみんなにわかるようになればいいです』
コ「そうですね
陛下のそういう夢を叶えるために俺たちがいるんです
今回は恋歌さんに助けてもらう事になっちゃいましたけど」
『まぁそれは…眞王と私の世界の神様がやったことなんで…
それに守ってほしいと言われた相手がユーリなので、守り甲斐がありますし』
魔王である前に普通の少年であるユーリは無茶をする。
それはこの間の盗賊騒ぎで十分わかった。
コ「ええ、そうですね」
護衛二人でにこにこと会話をしながらゆっくりと守るべき主たちの待つ食堂へ歩みを進めた。
『な、なんか恥ずかしいんだけど…///』
ツ「似合ってるから堂々としてたらいいのよ」
ツェリに借りたドレスを着て出てきた恋歌を見て男衆3人は固まってしまっている。
恋歌が着ているのは黒のフィッシュテールドレスで、胸元はフラワーレースになっており少し透けている素材が使われている。
髪も簡単にまとめてもらったようでアップスタイルになっており、後ろにいるメイドたちはいい仕事をしたという達成感溢れる顔をしている。
コ「よくお似合いですよ」
『あ、ありがとうございます』
一番初めに我に返ったコンラッドが、にこりと笑って恋歌を褒めると、見えないようにいまだ呆けているユーリと村田の背中を少し突いた。
ユ「え…あ、うん!ほんとによく似合ってるよ!
な?村田!」
村「う、うん
そうだね!」
コンラッドの意思に気づいたユーリと村田は女性を褒める事に慣れていないのか、あたふたしながら恋歌を当たり障りのない言葉で褒めている。
『ありがと』
ツ「さぁ!グレタも待ってるみたいだし行きましょう!!」
『わ!』
腕をからませてきたツェリに引っ張られたため、慣れないヒールの高い靴を履いている恋歌は転びかけたが、咄嗟に近くにいたコンラッドが手を掴んで支えてくれた。
コ「大丈夫ですか?」
『はい、ありがとうございます』
コ「母上、あまり恋歌さんを振り回してはお可哀想ですよ」
ツ「そうね、そのままコンラッドにエスコートをお願いするわ
あたくしは陛下と猊下にお願いしようかしら!」
「「わ!」」
両手に花というか、花の両手に双黒を腕にからませ食堂の方に歩いていってしまった。
コ「ゆっくりでいいので俺たちも行きましょう
掴まってください」
『す、すいません…』
手を差し出したコンラッドに遠慮がちに掴まりながら食堂までの道のりをいつもよりゆっくり歩いていく。
『あ、あの…ユーリの傍に護衛がいないのはダメだと思うので行ってください
わたしはゆっくりでも歩けますし、いざとなれば飛べますから』
コ「貴女があっさり陛下と猊下を見送られた時点で今は大丈夫であると判断しました
双黒の姫をエスコートする栄誉を頂きたいだけです」
『は、はい…』
たしかに今はこの城で危険な事はない。
それは恋歌はわかっているが、最近来たばかりの恋歌をここまで信じられるのはなぜだろうと思う。
これも歴戦の戦士の勘というものなのだろうか。
歩きやすいように歩幅を合わせ、いざとなればすぐに動けるようにしてくれているというのがわかる。
『ここはいいお城ですね
誰もユーリに悪意を持っている人はいないですし、雰囲気もいい
これでユーリの命を狙おうだなんて浅はかな人もいるんですね』
コ「陛下は本当にいい魔王です
まぁ確かに陛下が即位してからいろんなことがありましたからね
それを認めたくない奴らもいるんですよ
先日の盗賊団騒ぎもそういった輩でしたしね」
『平和が一番なんですけどね
それがみんなにわかるようになればいいです』
コ「そうですね
陛下のそういう夢を叶えるために俺たちがいるんです
今回は恋歌さんに助けてもらう事になっちゃいましたけど」
『まぁそれは…眞王と私の世界の神様がやったことなんで…
それに守ってほしいと言われた相手がユーリなので、守り甲斐がありますし』
魔王である前に普通の少年であるユーリは無茶をする。
それはこの間の盗賊騒ぎで十分わかった。
コ「ええ、そうですね」
護衛二人でにこにこと会話をしながらゆっくりと守るべき主たちの待つ食堂へ歩みを進めた。