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しばらく黙って見ていた村田だったが、どんどんとその顔は険しくなって後ろには黒いオーラが出始めている。
ギ「あ、あのー…猊下?」
村「なんだい?」
ギ「いえ…
(もしかして昨日のツェリ様が言っていた方って…)」
ギーゼラが村田の黒いオーラに気づいて声をかけたが、聞いたこともないような低い声に触らぬ神に祟りなしと質問するのをやめた。
原因はわかっている。
目の前の訓練が剣術から弓矢の稽古になってからだ。
『えと…弓矢は背筋を伸ばして…的をちゃんと見て、力一杯引いてください
あ、そうそう!そんな感じです!』
「はい!」
「つ、次は俺お願いします!」
村「……弓矢の稽古ってあんなに密着してやるものなのかい?」
ギ「一応姿勢を正す時には…」
村「じゃああんなに鼻の下も伸ばすものなの?」
ギ「えーと、それは…」
そう、村田が不機嫌なのは目の前の訓練で恋歌と兵士の距離が近いからだ。
兵士たちより背の小さい恋歌は見下ろされている視線がどんなものか見えていない。
この国では…いや、この国でなくても絶世の美女と評されてもおかしくないほどの美しさをもつ(村田談)恋歌に近寄られて嫌がるわけがない。
兵士たちは恋歌にメロメロのようで村田の様子に気づいていない。
ギ「もう弓矢の稽古も終わりですのでしばらくは辛抱してください!」
村「…別に僕には口を出す権利なんかないんだから気にしなくていいよ」
ギ「あ、ははは…」
むすっ、としているのを気にしなくていいと言われても気になってしまうもの。
弓矢の稽古が終わるまでギーゼラは冷や汗が止まらなかった。
『最後はなんですか?』
ギ「あ、えと…最後は体術稽古です
剣がなくても戦えなくてはいけませんからね」
『なるほど』
弓矢の稽古も終わり、最後は体術稽古と聞いた村田は眼鏡をきらっ、と光らせて立ち上がった。
村「今日はせっかく恋歌さんがいるんだしさ
全員恋歌さんに相手してもらいなよ」
ギ「猊下!?全員だなんて…
100人はいるんですよ!?」
村「恋歌さんなら100人くらいの相手なら大丈夫だよね?」
確信を持った言い方をする村田に恋歌は小さく頷いた。
それにぽかん、としたギーゼラは村田がしようとしていることがわからない。
村「君たちちょっと」
「「「は!」」」
兵士たちにちょいちょい、と手招きして集まるように伝える村田は円を組んで小声で話し始める。
村「いいかい?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
『?なんでしょう』
ギ「さぁ?」
ごにょごにょと内緒話をしている声は恋歌とギーゼラには聞こえない。
円になってから数十秒後、兵士たちは雄叫びを上げて今までの訓練の中で一番やる気を出している。
『??』
村「さ、恋歌さん
最後まで訓練頑張って」
なぜ急にやる気を出したのかわけのわからない恋歌は村田に背中を押されながら兵士たちの前に出される。
先ほどまで円になっていたため恋歌は一気に100人の兵士と向き合う形になった。
村「あ、そうだ」
村田はしゃがんで恋歌の服を太ももの上に置き、自分の学ランを脱いで恋歌の腰に袖を巻きつけてくくりつけられる。
村「パンツ見えるかもだしね
その予防」
『あ、ありがと///』
確かにこれなら後ろから見える心配はないだろう。
村「じゃあ頑張ってねー」
ひらひらと手を振ってその場を離れた村田はなぜか兵士たちに向かって目で合図した。
ギ「あ、あのー…猊下?」
村「なんだい?」
ギ「いえ…
(もしかして昨日のツェリ様が言っていた方って…)」
ギーゼラが村田の黒いオーラに気づいて声をかけたが、聞いたこともないような低い声に触らぬ神に祟りなしと質問するのをやめた。
原因はわかっている。
目の前の訓練が剣術から弓矢の稽古になってからだ。
『えと…弓矢は背筋を伸ばして…的をちゃんと見て、力一杯引いてください
あ、そうそう!そんな感じです!』
「はい!」
「つ、次は俺お願いします!」
村「……弓矢の稽古ってあんなに密着してやるものなのかい?」
ギ「一応姿勢を正す時には…」
村「じゃああんなに鼻の下も伸ばすものなの?」
ギ「えーと、それは…」
そう、村田が不機嫌なのは目の前の訓練で恋歌と兵士の距離が近いからだ。
兵士たちより背の小さい恋歌は見下ろされている視線がどんなものか見えていない。
この国では…いや、この国でなくても絶世の美女と評されてもおかしくないほどの美しさをもつ(村田談)恋歌に近寄られて嫌がるわけがない。
兵士たちは恋歌にメロメロのようで村田の様子に気づいていない。
ギ「もう弓矢の稽古も終わりですのでしばらくは辛抱してください!」
村「…別に僕には口を出す権利なんかないんだから気にしなくていいよ」
ギ「あ、ははは…」
むすっ、としているのを気にしなくていいと言われても気になってしまうもの。
弓矢の稽古が終わるまでギーゼラは冷や汗が止まらなかった。
『最後はなんですか?』
ギ「あ、えと…最後は体術稽古です
剣がなくても戦えなくてはいけませんからね」
『なるほど』
弓矢の稽古も終わり、最後は体術稽古と聞いた村田は眼鏡をきらっ、と光らせて立ち上がった。
村「今日はせっかく恋歌さんがいるんだしさ
全員恋歌さんに相手してもらいなよ」
ギ「猊下!?全員だなんて…
100人はいるんですよ!?」
村「恋歌さんなら100人くらいの相手なら大丈夫だよね?」
確信を持った言い方をする村田に恋歌は小さく頷いた。
それにぽかん、としたギーゼラは村田がしようとしていることがわからない。
村「君たちちょっと」
「「「は!」」」
兵士たちにちょいちょい、と手招きして集まるように伝える村田は円を組んで小声で話し始める。
村「いいかい?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
『?なんでしょう』
ギ「さぁ?」
ごにょごにょと内緒話をしている声は恋歌とギーゼラには聞こえない。
円になってから数十秒後、兵士たちは雄叫びを上げて今までの訓練の中で一番やる気を出している。
『??』
村「さ、恋歌さん
最後まで訓練頑張って」
なぜ急にやる気を出したのかわけのわからない恋歌は村田に背中を押されながら兵士たちの前に出される。
先ほどまで円になっていたため恋歌は一気に100人の兵士と向き合う形になった。
村「あ、そうだ」
村田はしゃがんで恋歌の服を太ももの上に置き、自分の学ランを脱いで恋歌の腰に袖を巻きつけてくくりつけられる。
村「パンツ見えるかもだしね
その予防」
『あ、ありがと///』
確かにこれなら後ろから見える心配はないだろう。
村「じゃあ頑張ってねー」
ひらひらと手を振ってその場を離れた村田はなぜか兵士たちに向かって目で合図した。