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ダカスコスを追いかけて訓練場についた恋歌、村田、ギーゼラ。
案内をする筈なのに先に行くとは何事かとダカスコスはギーゼラにお叱りを受けている。
だが、訓練場にいた訓練兵たちは鬼軍曹モードのギーゼラが怖いから言い出せないが気になることがある。
『これ振ってたら筋肉つくの?』
村「…普通の人はね」
(なぜこんな場所に双黒の方が2人も!?)
訓練兵の心の叫びは誰にも聞かれることはなかったがひとつだった。
しかし気になるのはそれだけではない。
(…あれって何本も片手で持てるもんだったか?)
明らかに自分たちより細い女が訓練用の剣をいくつも片手で持っているということだ。
ぴんっ、と背筋を伸ばしたダカスコスにお礼を言われながら指示された場所にその剣を置いている様子からいつの間にか剣は軽くなったのだろうかと錯覚しそうになる。
だが、どこからどう見ても使い古された鉄の剣。
ギ「ありがとうございます
重かったでしょう?」
『いえ、これぐらいなら』
(そのこれぐらいに俺たちがどれだけ苦労していることか!)
『兵士さんたちの訓練はギーゼラさんが?』
ギ「ええ
けれどあまり技術的なことは教えられないので怠けないように見ているだけなんですけどね」
『軍医さんですもんね』
ギーゼラは癒し手の一族で治療が主な役目。
訓練と言っても言われた内容を鬼軍曹モードで怠けないように見ているだけなのだ。
ギ「貴様らなにをぐずぐすやっとるか!
さっさと準備せんか!」
「「「はい!軍曹殿!」」」
ギーゼラの怒号で整列する兵士たち。
『見ててもいいですか?』
ギ「え、あ、はい
大丈夫ですけど…」
見てて面白いものでもないだろうにと思うが恋歌がいいのならと承諾した。
隣にいる村田もじゃあ僕もー、と言うからにはいるつもりなのだろうし。
二人して離れた場所の地べたに座ったのでギーゼラは訓練を開始した。
訓練は先ほどの鉄の剣の素振りをするところから始まり、いつもの剣の素振り、剣の打ち合いなど主に剣術の稽古が主だ。
村「ねぇ、どうして訓練してるのを見てるんだい?」
『ここの人たちはどうやって訓練してるのかなーって思って』
村「ここの、ってことは向こうの世界でも訓練あったってこと?」
『船長を守るためにね
さてと、これ持っててくれる?』
村「え…」
急に立ち上がった恋歌はブレザーとリボンを外して村田に預けた。
シャツの一番上のボタンを外して腕捲りをした恋歌は刀を一本取り出して左手に握った。
反射的に預けられた服を受け取ってしまった村田だが不思議そうな顔をしている。
『護衛する健ちゃんもここにいることだしちょっとギーゼラさんのお手伝いをね』
村「はぁ…」
恋歌のすることがわかった村田は苦笑いして恋歌を送り出した。
ギーゼラと少し話したあと恋歌も訓練に加えてもらい兵士たちは恋歌に剣術を習っている。
『わたしあまり純粋な剣術は得意ではないので動き方とかだけなんですけど…』
そう前置きをしてからこういうときはこう動けばよいと指導をしている。
双黒の恋歌に教わっているせいか兵士たちはかちこちに固まっているみたいだ。
村「ま、異世界最強のお姫様に剣術教わるなんてなかなかできないからいい機会かもね」
眞魔国の兵士が強くなればユーリを守ることに繋がる。
案外教えるのがうまい恋歌に感心しながら村田はしばらく頬杖をついてその様子を眺めていた。
案内をする筈なのに先に行くとは何事かとダカスコスはギーゼラにお叱りを受けている。
だが、訓練場にいた訓練兵たちは鬼軍曹モードのギーゼラが怖いから言い出せないが気になることがある。
『これ振ってたら筋肉つくの?』
村「…普通の人はね」
(なぜこんな場所に双黒の方が2人も!?)
訓練兵の心の叫びは誰にも聞かれることはなかったがひとつだった。
しかし気になるのはそれだけではない。
(…あれって何本も片手で持てるもんだったか?)
明らかに自分たちより細い女が訓練用の剣をいくつも片手で持っているということだ。
ぴんっ、と背筋を伸ばしたダカスコスにお礼を言われながら指示された場所にその剣を置いている様子からいつの間にか剣は軽くなったのだろうかと錯覚しそうになる。
だが、どこからどう見ても使い古された鉄の剣。
ギ「ありがとうございます
重かったでしょう?」
『いえ、これぐらいなら』
(そのこれぐらいに俺たちがどれだけ苦労していることか!)
『兵士さんたちの訓練はギーゼラさんが?』
ギ「ええ
けれどあまり技術的なことは教えられないので怠けないように見ているだけなんですけどね」
『軍医さんですもんね』
ギーゼラは癒し手の一族で治療が主な役目。
訓練と言っても言われた内容を鬼軍曹モードで怠けないように見ているだけなのだ。
ギ「貴様らなにをぐずぐすやっとるか!
さっさと準備せんか!」
「「「はい!軍曹殿!」」」
ギーゼラの怒号で整列する兵士たち。
『見ててもいいですか?』
ギ「え、あ、はい
大丈夫ですけど…」
見てて面白いものでもないだろうにと思うが恋歌がいいのならと承諾した。
隣にいる村田もじゃあ僕もー、と言うからにはいるつもりなのだろうし。
二人して離れた場所の地べたに座ったのでギーゼラは訓練を開始した。
訓練は先ほどの鉄の剣の素振りをするところから始まり、いつもの剣の素振り、剣の打ち合いなど主に剣術の稽古が主だ。
村「ねぇ、どうして訓練してるのを見てるんだい?」
『ここの人たちはどうやって訓練してるのかなーって思って』
村「ここの、ってことは向こうの世界でも訓練あったってこと?」
『船長を守るためにね
さてと、これ持っててくれる?』
村「え…」
急に立ち上がった恋歌はブレザーとリボンを外して村田に預けた。
シャツの一番上のボタンを外して腕捲りをした恋歌は刀を一本取り出して左手に握った。
反射的に預けられた服を受け取ってしまった村田だが不思議そうな顔をしている。
『護衛する健ちゃんもここにいることだしちょっとギーゼラさんのお手伝いをね』
村「はぁ…」
恋歌のすることがわかった村田は苦笑いして恋歌を送り出した。
ギーゼラと少し話したあと恋歌も訓練に加えてもらい兵士たちは恋歌に剣術を習っている。
『わたしあまり純粋な剣術は得意ではないので動き方とかだけなんですけど…』
そう前置きをしてからこういうときはこう動けばよいと指導をしている。
双黒の恋歌に教わっているせいか兵士たちはかちこちに固まっているみたいだ。
村「ま、異世界最強のお姫様に剣術教わるなんてなかなかできないからいい機会かもね」
眞魔国の兵士が強くなればユーリを守ることに繋がる。
案外教えるのがうまい恋歌に感心しながら村田はしばらく頬杖をついてその様子を眺めていた。