今日からマ王!
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その音に何事かと反応したコンラッドは咄嗟にユーリを背に庇う。
「もっ!申し訳ございません!!」
「こぉら!!貴様なぁにをやっとるか!」
「軍曹殿!これは私一人では重すぎるのですが!」
「この程度で根を上げてどうする!
貴様らは普段どんな訓練をしておるのだ!」
だが、聞こえてきた声にコンラッドは警戒を解いた。
渋「あー、びっくりした
なんだギーゼラとダカスコスじゃん
おーい!」
コンラッドの背中から顔を出して音の発信源である2人に大きく手を振った。
ギ「こ、これは陛下に猊下!
恋歌さんも…
驚かせてしまい申し訳ございません」
鬼軍曹モードからいつもの穏やかなギーゼラに戻り、頭を下げ謝罪する。
渋「いや、2人に怪我がないんならいいんだけどさ
なにしてんの?」
なにがそんなに凄まじい音を出したのかとユーリは2人に近寄ってひょいと覗き込んだ。
ギ「実は今から兵士の訓練があるのですが、その準備の途中なのです
これは今日使う剣術訓練の道具なんですよ」
村「こんなので訓練してるの?」
村田が指差すこんなの、とは鉄のような素材でできた歯のない剣。
木刀の鉄バージョンのようなものだ。
ダ「これは普通の剣より重くできてまして、これで素振りをしているんです」
渋「ああ、筋トレみたいなもんね」
村「うわ、これめちゃくちゃ重たいんだけど…」
どれどれ、と5つほど散らばった剣をひとつ掴んで持ち上げようとするが上がらない。
渋「俺も…
無理無理!なにこれ!こんなの持てるやついんの!?」
ユーリは地面から少し浮かしただけで手を離してしまいまた凄まじい音が響きわたる。
コ「一応これで素振りが100回ほどできれば合格なんですよ」
渋「100回!?
コンラッドできんの?」
コ「まぁ…」
軽くひとつ持ち上げたコンラッドは何回か素振りをしてみせる。
その姿にユーリと村田はぽかーんと口を開けている。
グレタも密かに頑張っていたが持ち上げることができずに断念していた。
コ「目標的には100回ほどなんですが、指南役がもう十分だと感じれば合格ってことにはなってます」
渋「大変なんだな…
だってこれひとつ100キロはあるぜ?」
5つあるということは500キロ。
それをダカスコスは一人で持っていたのだ。
落とすのも無理はない。
『どこまで運ぶんですか?』
ダ「あ、えと、訓練場までなんですが…」
『そうですか
よいしょ』
「「「「!?」」」」
5つの鉄の剣を片手でまとめて持ち上げた恋歌に見ていたものは全員目を疑った。
『訓練場がわからないので案内してもらえますか?』
グ「わぁ!恋歌すごーい!」
純粋にすごいすごいと褒めているのはグレタだけ。
他の者は声も出せないほど驚いている。
グ「力持ちなんだね」
『そうかな?』
500キロを片手で持ち上げるのをただの力持ちという言葉で片付けていいものか。
村「恋歌さん…
君って人は…」
なんて見た目とはかけ離れてるのか、と言いたくなったがやめた。
恋歌を世界最強の女だと知っている。
今さら力持ちなぐらいでは驚くのも疲れるというものだ。
村「ね、いつまで女性に重たいものを持たせるつもり?
はやく訓練場に案内してあげなよ」
ダ「あ!は、はいぃいいい!
こ、こちらです!!」
我に返ったダカスコスはダッシュで訓練場の方へ走っていく。
これでは恋歌も走らないと追いつかない。
『あ、じゃあこれ届けてくるね
健ちゃんはどうする?』
村「面白そうだしついて行くよ」
追いかけようとする恋歌に村田も続き、その後ろをギーゼラがついていく。
ユーリとコンラッド、グレタとはそこで別れた。
面白そうだからついていくという村田をユーリはものすごく羨ましそうに見ていたが…。
「もっ!申し訳ございません!!」
「こぉら!!貴様なぁにをやっとるか!」
「軍曹殿!これは私一人では重すぎるのですが!」
「この程度で根を上げてどうする!
貴様らは普段どんな訓練をしておるのだ!」
だが、聞こえてきた声にコンラッドは警戒を解いた。
渋「あー、びっくりした
なんだギーゼラとダカスコスじゃん
おーい!」
コンラッドの背中から顔を出して音の発信源である2人に大きく手を振った。
ギ「こ、これは陛下に猊下!
恋歌さんも…
驚かせてしまい申し訳ございません」
鬼軍曹モードからいつもの穏やかなギーゼラに戻り、頭を下げ謝罪する。
渋「いや、2人に怪我がないんならいいんだけどさ
なにしてんの?」
なにがそんなに凄まじい音を出したのかとユーリは2人に近寄ってひょいと覗き込んだ。
ギ「実は今から兵士の訓練があるのですが、その準備の途中なのです
これは今日使う剣術訓練の道具なんですよ」
村「こんなので訓練してるの?」
村田が指差すこんなの、とは鉄のような素材でできた歯のない剣。
木刀の鉄バージョンのようなものだ。
ダ「これは普通の剣より重くできてまして、これで素振りをしているんです」
渋「ああ、筋トレみたいなもんね」
村「うわ、これめちゃくちゃ重たいんだけど…」
どれどれ、と5つほど散らばった剣をひとつ掴んで持ち上げようとするが上がらない。
渋「俺も…
無理無理!なにこれ!こんなの持てるやついんの!?」
ユーリは地面から少し浮かしただけで手を離してしまいまた凄まじい音が響きわたる。
コ「一応これで素振りが100回ほどできれば合格なんですよ」
渋「100回!?
コンラッドできんの?」
コ「まぁ…」
軽くひとつ持ち上げたコンラッドは何回か素振りをしてみせる。
その姿にユーリと村田はぽかーんと口を開けている。
グレタも密かに頑張っていたが持ち上げることができずに断念していた。
コ「目標的には100回ほどなんですが、指南役がもう十分だと感じれば合格ってことにはなってます」
渋「大変なんだな…
だってこれひとつ100キロはあるぜ?」
5つあるということは500キロ。
それをダカスコスは一人で持っていたのだ。
落とすのも無理はない。
『どこまで運ぶんですか?』
ダ「あ、えと、訓練場までなんですが…」
『そうですか
よいしょ』
「「「「!?」」」」
5つの鉄の剣を片手でまとめて持ち上げた恋歌に見ていたものは全員目を疑った。
『訓練場がわからないので案内してもらえますか?』
グ「わぁ!恋歌すごーい!」
純粋にすごいすごいと褒めているのはグレタだけ。
他の者は声も出せないほど驚いている。
グ「力持ちなんだね」
『そうかな?』
500キロを片手で持ち上げるのをただの力持ちという言葉で片付けていいものか。
村「恋歌さん…
君って人は…」
なんて見た目とはかけ離れてるのか、と言いたくなったがやめた。
恋歌を世界最強の女だと知っている。
今さら力持ちなぐらいでは驚くのも疲れるというものだ。
村「ね、いつまで女性に重たいものを持たせるつもり?
はやく訓練場に案内してあげなよ」
ダ「あ!は、はいぃいいい!
こ、こちらです!!」
我に返ったダカスコスはダッシュで訓練場の方へ走っていく。
これでは恋歌も走らないと追いつかない。
『あ、じゃあこれ届けてくるね
健ちゃんはどうする?』
村「面白そうだしついて行くよ」
追いかけようとする恋歌に村田も続き、その後ろをギーゼラがついていく。
ユーリとコンラッド、グレタとはそこで別れた。
面白そうだからついていくという村田をユーリはものすごく羨ましそうに見ていたが…。