今日からマ王!
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そんなメイドたちの噂話など知る由もない恋歌とグレタは中庭につくと目当ての人物を見つけた。
そばには護衛のコンラッドしかいないようで珍しく3人だ。
グ「ユーリ!!」
渋「あれ?グレタ?」
養父の姿を見つけた瞬間に恋歌と繋いでいた手を離して一目散に駆けて行って抱きついた。
渋「お!
この花冠上手に作れてるな!
恋歌さんとお揃いか?」
愛娘を抱きしめ返して頭を撫でようとしたところでグレタの頭に青い花の花冠があることに気づく。
グ「恋歌と2人で作ったの!
これはユーリにあげる」
渋「いいのか?」
グレタは自分の頭から花冠を外してユーリの頭に乗せた。
グ「ユーリにあげるために作ったんだもん」
渋「そっか
ありがとな」
嬉しさが滲み出ただらしのない顔をしているユーリはグレタを力一杯抱きしめる。
へへへ、と照れ臭そうに笑うグレタも幸せそうだ。
村「相変わらず渋谷ってば親バカだねー」
『いいんじゃない?
自分の子どもは可愛いものだし』
村「ま、そりゃそうだ」
『あ、そうだ
はい、どうぞ』
呆れたような視線を目の前で繰り広げられている親子のスキンシップに向けていた村田は頭に違和感を感じた。
村「なに?」
『ユーリとお揃いの花冠』
村「いや、それはわかるけどどうして僕に?」
『作ったはいいけどあげる人いないしね
そしたらグレタがわたしと健ちゃん仲良いんだからあげたら?って言ってくれたし
いらないんなら捨ててくれて構わないよ』
村「…もらっておくよ
ありがとう…」
少しだけ…いつもの笑顔よりほんの少しだけ幸せそうに笑うから、あげてよかったと思う。
『どういたしまして』
頭の花冠に触れる指先はとても優しいものだった。
残っていたエーフェのお菓子を食べて談笑しているとユーリがそろそろ執務に戻る時間だとコンラッドが言う。
渋「ええー…
もうそんな時間かよ…」
コ「帰らないとグウェンのしわが増えますよ?」
渋「だよなぁ…
しょうがないか…」
よっこいせ、とおっさんくさい立ち方をしたユーリはうーんと背伸びをして執務室の方へ足を向ける。
渋「村田はどうするんだ?」
村「僕?
僕はそうだな…
恋歌さんはどうするの?」
『え?わたし?』
まさか自分に回ってくると思っていなかった恋歌は何も考えていなかった。
『うーん…
グレタは何かすることあるの?』
グ「グレタはアニシナのところに行くよ!
毒女アニシナの最新刊を一番に見せてくれるって約束なの!」
『毒女アニシナ?』
村「あー…まぁ…過激目の児童図書かな?
結構人気あるんだよね」
『へぇー』
過激目なのに児童図書とはどういう意味なのかと思ったがタイトルからして児童図書向けのような感じではなかったので気にしないことにした。
グレタも用事があるとなると自分はどうしようかと顎に手を当てて考えていると恋歌の後ろから凄まじい音が聞こえてきた。
そばには護衛のコンラッドしかいないようで珍しく3人だ。
グ「ユーリ!!」
渋「あれ?グレタ?」
養父の姿を見つけた瞬間に恋歌と繋いでいた手を離して一目散に駆けて行って抱きついた。
渋「お!
この花冠上手に作れてるな!
恋歌さんとお揃いか?」
愛娘を抱きしめ返して頭を撫でようとしたところでグレタの頭に青い花の花冠があることに気づく。
グ「恋歌と2人で作ったの!
これはユーリにあげる」
渋「いいのか?」
グレタは自分の頭から花冠を外してユーリの頭に乗せた。
グ「ユーリにあげるために作ったんだもん」
渋「そっか
ありがとな」
嬉しさが滲み出ただらしのない顔をしているユーリはグレタを力一杯抱きしめる。
へへへ、と照れ臭そうに笑うグレタも幸せそうだ。
村「相変わらず渋谷ってば親バカだねー」
『いいんじゃない?
自分の子どもは可愛いものだし』
村「ま、そりゃそうだ」
『あ、そうだ
はい、どうぞ』
呆れたような視線を目の前で繰り広げられている親子のスキンシップに向けていた村田は頭に違和感を感じた。
村「なに?」
『ユーリとお揃いの花冠』
村「いや、それはわかるけどどうして僕に?」
『作ったはいいけどあげる人いないしね
そしたらグレタがわたしと健ちゃん仲良いんだからあげたら?って言ってくれたし
いらないんなら捨ててくれて構わないよ』
村「…もらっておくよ
ありがとう…」
少しだけ…いつもの笑顔よりほんの少しだけ幸せそうに笑うから、あげてよかったと思う。
『どういたしまして』
頭の花冠に触れる指先はとても優しいものだった。
残っていたエーフェのお菓子を食べて談笑しているとユーリがそろそろ執務に戻る時間だとコンラッドが言う。
渋「ええー…
もうそんな時間かよ…」
コ「帰らないとグウェンのしわが増えますよ?」
渋「だよなぁ…
しょうがないか…」
よっこいせ、とおっさんくさい立ち方をしたユーリはうーんと背伸びをして執務室の方へ足を向ける。
渋「村田はどうするんだ?」
村「僕?
僕はそうだな…
恋歌さんはどうするの?」
『え?わたし?』
まさか自分に回ってくると思っていなかった恋歌は何も考えていなかった。
『うーん…
グレタは何かすることあるの?』
グ「グレタはアニシナのところに行くよ!
毒女アニシナの最新刊を一番に見せてくれるって約束なの!」
『毒女アニシナ?』
村「あー…まぁ…過激目の児童図書かな?
結構人気あるんだよね」
『へぇー』
過激目なのに児童図書とはどういう意味なのかと思ったがタイトルからして児童図書向けのような感じではなかったので気にしないことにした。
グレタも用事があるとなると自分はどうしようかと顎に手を当てて考えていると恋歌の後ろから凄まじい音が聞こえてきた。