今日からマ王!
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世界を捨ててその対価に力を得て別の世界で生きていく。
途方も無い、想像すら難しい話だが恋歌は嘘をついているようには見えない。
渋「なんで…どうして恋歌さんは元の世界を捨てたの?」
『捨てた、っていうのにはちょっと語弊があるかもね
正しくは捨てざるをえなかった』
村「捨てざるを?」
『そう、強制的に元の世界から離されてもう帰れないと言われたの
次は500年後、わたしの寿命では到底無理だった』
渋「恋歌さん…」
辛そうな顔をするユーリに気にしないでと微笑む。
『でもこの力のおかげで大切な人たちができたし…
この世界に来てあなたたちとも出会えた
それは他の人にはできないことがわたしにはできるから
だから別に恨んでなんかないし後悔もしていないの』
渋「そっか…強いんだね」
『そんなことはないわ
強くしてもらったのは肉体だけ
心まではできなかったから』
怒りに任せて力を使ったこともあるし、薬に取り込まれたこともある。
渋「今…恋歌さんは幸せなの?」
『うん
守れと言われたあなたがいい人でよかった
来たのがこの世界でよかったって、他の人は味わえない幸せなんだって心から思えるよ
まぁ勝手に連れてきた眞王にはちょっと腹たつけど…』
渋「あはは…」
ユーリも初めは無理矢理連れてこられたので気持ちがわからないでもない。
でも自分は帰れた。
元の世界に。
今だって自由に行き来している。
だけど恋歌は違う。
家族も友達もなにもかも失った。
それでも今が幸せだと言う恋歌に嘘偽りはないだろう。
『さて、本題に戻ろうか
わたしの話はまた今度ね』
渋「え、まだなにかあるの?」
『まぁ話そうと思えばいくらでも』
どれだけ大変な人生なんだよ…と言おうと思ったが今回は恋歌の話を聞くより村田の話が先だ。
渋「村田、続きを頼む」
村「はいはい
えー、恋歌さんに毒が効かないって話までしたんだったね
それで君の料理に変な感じがしたことも話したね」
渋「おう」
村「実はそれの原因がわからないんだ
その力は魔力でも法石とも違う力なんだって
恋歌さんと眞王の意見が一致したから間違い無いと思う」
渋「じゃあ俺を狙ってるのは魔族でも人間でもないってことか?」
村「いや、どちらとも言えない状況なんだ
魔族かもしれないし、人間かもしれない」
途方も無い、想像すら難しい話だが恋歌は嘘をついているようには見えない。
渋「なんで…どうして恋歌さんは元の世界を捨てたの?」
『捨てた、っていうのにはちょっと語弊があるかもね
正しくは捨てざるをえなかった』
村「捨てざるを?」
『そう、強制的に元の世界から離されてもう帰れないと言われたの
次は500年後、わたしの寿命では到底無理だった』
渋「恋歌さん…」
辛そうな顔をするユーリに気にしないでと微笑む。
『でもこの力のおかげで大切な人たちができたし…
この世界に来てあなたたちとも出会えた
それは他の人にはできないことがわたしにはできるから
だから別に恨んでなんかないし後悔もしていないの』
渋「そっか…強いんだね」
『そんなことはないわ
強くしてもらったのは肉体だけ
心まではできなかったから』
怒りに任せて力を使ったこともあるし、薬に取り込まれたこともある。
渋「今…恋歌さんは幸せなの?」
『うん
守れと言われたあなたがいい人でよかった
来たのがこの世界でよかったって、他の人は味わえない幸せなんだって心から思えるよ
まぁ勝手に連れてきた眞王にはちょっと腹たつけど…』
渋「あはは…」
ユーリも初めは無理矢理連れてこられたので気持ちがわからないでもない。
でも自分は帰れた。
元の世界に。
今だって自由に行き来している。
だけど恋歌は違う。
家族も友達もなにもかも失った。
それでも今が幸せだと言う恋歌に嘘偽りはないだろう。
『さて、本題に戻ろうか
わたしの話はまた今度ね』
渋「え、まだなにかあるの?」
『まぁ話そうと思えばいくらでも』
どれだけ大変な人生なんだよ…と言おうと思ったが今回は恋歌の話を聞くより村田の話が先だ。
渋「村田、続きを頼む」
村「はいはい
えー、恋歌さんに毒が効かないって話までしたんだったね
それで君の料理に変な感じがしたことも話したね」
渋「おう」
村「実はそれの原因がわからないんだ
その力は魔力でも法石とも違う力なんだって
恋歌さんと眞王の意見が一致したから間違い無いと思う」
渋「じゃあ俺を狙ってるのは魔族でも人間でもないってことか?」
村「いや、どちらとも言えない状況なんだ
魔族かもしれないし、人間かもしれない」