今日からマ王!
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渋「村田お前!!」
今度はユーリが立ち上がり、村田に掴みかかろうとするがコンラッドに止められる。
渋「離せよコンラッド!」
コ「まずは猊下のお話を全て聞いてください」
渋「わかった…」
おとなしく座ったユーリに続けてくれと言われ言葉を続ける。
村「じゃあ続けるよ
彼女が毒味をしてくれるきっかけになったのは恋歌さんが初めてこちらに来た日の夕食
君が食べるのを止めたのは覚えてる?」
渋「あ、ああ
確かそれからヴォルフラムとの決闘になったんだったよな」
村「あの時…恋歌さんによると君の料理から変な感じがしたらしいんだ」
コ「そんな!
俺はあの日もちゃんと…」
村「わかってるよ
君を疑ってるわけじゃない
でもウェラー卿、恋歌さんはそんな嘘をつくような人じゃない」
コ「はい…」
村「つまり彼女が選ばれた理由はここにあると僕は思う
料理を作っている者も毒味役も食べる本人すら気づかないような暗殺
それを気づけたのは恋歌さんただひとり
もっともその料理だけじゃ渋谷を暗殺するまではできなかったみたいだけど」
暗殺できなかったとしても昏睡状態にでもなられたらと思うとぞっとする。
大事な魔王が自分たちの知らないところで命を狙われていたとは。
渋「でもそんな…毒味なんて…
もし本当に毒が入ってたらどうするつもりだったんだよ」
村「その辺は大丈夫」
渋「なにが大丈夫なんだよ!
殺されそうになってるってんなら本当に毒が入ってる可能性だってあったわけだろ!?
お前は恋歌さんが死んでもいいってのか!?」
村「渋谷落ち着きなよ
僕の話を最後まで聞いてくれ」
渋「これ以上なにを…」
村「いいかい、渋谷
恋歌さんはね毒が効かない体質なんだ」
渋「え?毒が…効かない?」
言い聞かせるように言われた言葉を恋歌に向けて問う。
『本当だよ
わたしにはどんな薬も効かない
それがたとえ毒だろうと怪我を治す薬だろうとね』
渋「毒が効かないのはわかった
でも…怪我を治す薬もって…」
『ユーリ、力を得るためにはそれ相応の対価がいるのよ』
渋「対価って…
じゃあもしかして恋歌さんがあんなに強いのも!」
『そうだね
あれも対価を払ったって言えば払ったかな』
村「…その話は僕も聞いたことないな」
『あれ?そうだった?
わたしが異世界から前の世界に行ったことは話したよね?』
村「うん」
『だからそれが対価』
村「まさか…」
渋「ん?それってどれ?」
察しの良い村田と意味がわかっていないユーリ。
自嘲気味に笑みを浮かべた恋歌はわかっていないユーリに言った。
『前の世界、つまりもともとわたしが住んでいた本来の世界を捨てることを対価としてあの力を得たってこと』
今度はユーリが立ち上がり、村田に掴みかかろうとするがコンラッドに止められる。
渋「離せよコンラッド!」
コ「まずは猊下のお話を全て聞いてください」
渋「わかった…」
おとなしく座ったユーリに続けてくれと言われ言葉を続ける。
村「じゃあ続けるよ
彼女が毒味をしてくれるきっかけになったのは恋歌さんが初めてこちらに来た日の夕食
君が食べるのを止めたのは覚えてる?」
渋「あ、ああ
確かそれからヴォルフラムとの決闘になったんだったよな」
村「あの時…恋歌さんによると君の料理から変な感じがしたらしいんだ」
コ「そんな!
俺はあの日もちゃんと…」
村「わかってるよ
君を疑ってるわけじゃない
でもウェラー卿、恋歌さんはそんな嘘をつくような人じゃない」
コ「はい…」
村「つまり彼女が選ばれた理由はここにあると僕は思う
料理を作っている者も毒味役も食べる本人すら気づかないような暗殺
それを気づけたのは恋歌さんただひとり
もっともその料理だけじゃ渋谷を暗殺するまではできなかったみたいだけど」
暗殺できなかったとしても昏睡状態にでもなられたらと思うとぞっとする。
大事な魔王が自分たちの知らないところで命を狙われていたとは。
渋「でもそんな…毒味なんて…
もし本当に毒が入ってたらどうするつもりだったんだよ」
村「その辺は大丈夫」
渋「なにが大丈夫なんだよ!
殺されそうになってるってんなら本当に毒が入ってる可能性だってあったわけだろ!?
お前は恋歌さんが死んでもいいってのか!?」
村「渋谷落ち着きなよ
僕の話を最後まで聞いてくれ」
渋「これ以上なにを…」
村「いいかい、渋谷
恋歌さんはね毒が効かない体質なんだ」
渋「え?毒が…効かない?」
言い聞かせるように言われた言葉を恋歌に向けて問う。
『本当だよ
わたしにはどんな薬も効かない
それがたとえ毒だろうと怪我を治す薬だろうとね』
渋「毒が効かないのはわかった
でも…怪我を治す薬もって…」
『ユーリ、力を得るためにはそれ相応の対価がいるのよ』
渋「対価って…
じゃあもしかして恋歌さんがあんなに強いのも!」
『そうだね
あれも対価を払ったって言えば払ったかな』
村「…その話は僕も聞いたことないな」
『あれ?そうだった?
わたしが異世界から前の世界に行ったことは話したよね?』
村「うん」
『だからそれが対価』
村「まさか…」
渋「ん?それってどれ?」
察しの良い村田と意味がわかっていないユーリ。
自嘲気味に笑みを浮かべた恋歌はわかっていないユーリに言った。
『前の世界、つまりもともとわたしが住んでいた本来の世界を捨てることを対価としてあの力を得たってこと』