今日からマ王!
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そして朝食後、ウルリーケの元へ村田と相乗りして向かうことになった。
村「恋歌さんは馬には乗れないのかい?」
『うーん、何かあった時に自分で動いた方が速いし置いていくのもどうかと思うしね
邪魔なら降りるけど』
村「あ、いや
邪魔とかじゃないんだけどどうしてかなって思っただけなんだ」
それに村田的には少し密着して後ろから服の裾を遠慮がちにもたれているこのシチュエーションも悪くないと思ってしまう。
村「着いたよ
はい、どうぞ」
『ありがと』
降りるために手を差し出せばそれをちゃんと疑うことなく握ってくれる。
村「どういたしまして」
それが村田の今の小さな幸せ。
事前に猊下の帰還を知らせてあったため警備を通り抜けて直接ウルリーケのいる信託の間へ。
ウ「お帰りなさいませ、猊下
そして、恋歌様」
村「ただいま
早速なんだけど話は聞いてるよね?」
ウ「はい
大量の魔石の保管場所ですね
しかし今回猊下たちをお呼びしたのはわたくしではありません」
村「…君じゃないってことは」
「俺だ」
やっぱり、と呟きながら声のした方に顔を向けると村田の顔ほどの大きさの眞王が箱の横から姿を現した。
眞「よく来たな…恋歌…」
『……』
ちょこちょことゆっくり歩いて近づいてくる眞王に一瞬視線を向けたが恋歌はふい、と視線を逸らす。
眞「この俺を無視するとはいい度胸だ」
『…別に、私は眞魔国の民ではないのであなたを敬う必要はないはずです』
村「…ずいぶんな嫌われようだねぇ」
こんな態度の恋歌を初めて見た村田はご愁傷様とでも言いたげな目でちんまりとした眞魔国の創立者を見つめた。
ウ「恋歌様、眞王陛下はユーリ陛下をお守りするためにあなた様を呼ばれたのです」
『知ってますよ
だから気にくわない』
ウ「だから…と、申しますと?」
『自分の国の大事な王を守って欲しいという想いは理解できます
しかし、異世界の…しかもわたしでなければならない理由はないはず
勝手にこの世界に呼んで、その守って欲しいユーリを殺そうとしている人物も方法も探し出せだなんて投げやりもいいところですよね』
眞「い、いやそれはだな…」
助けてくれという願いを込めて村田を見たが面白そうににやける顔を隠すのに精一杯のようであてになりそうもない。
『この国ではあなたは大事な人かもしれませんがわたしにはどうでもよいこと
ああそうだ
わたしの刀、誰の力を真似て作ったものかご存知ですか?』
眞「いや…」
『死神ですよ』
眞「死神?」
死神という存在がいない眞魔国。
知らない単語が出てきたので大賢者に尋ねる。
村「死神ってのは魂を刈り取る存在のことだね
伝説とかでは身の丈もある大きな鎌を振り回してたりするんだけど…
まぁつまりその鎌とか恋歌さんの刀で斬られちゃうと天国に逝っちゃうってことだ」
死神の意味を聞いて眞王はさー、っと顔色が悪くなる。
『わたしがあなたに手を出さないのは帰るためだけです』
眞王の力がないと帰れないのは知っている。
だから幽霊のような神のような存在でも攻撃しない。
村「恋歌さんは馬には乗れないのかい?」
『うーん、何かあった時に自分で動いた方が速いし置いていくのもどうかと思うしね
邪魔なら降りるけど』
村「あ、いや
邪魔とかじゃないんだけどどうしてかなって思っただけなんだ」
それに村田的には少し密着して後ろから服の裾を遠慮がちにもたれているこのシチュエーションも悪くないと思ってしまう。
村「着いたよ
はい、どうぞ」
『ありがと』
降りるために手を差し出せばそれをちゃんと疑うことなく握ってくれる。
村「どういたしまして」
それが村田の今の小さな幸せ。
事前に猊下の帰還を知らせてあったため警備を通り抜けて直接ウルリーケのいる信託の間へ。
ウ「お帰りなさいませ、猊下
そして、恋歌様」
村「ただいま
早速なんだけど話は聞いてるよね?」
ウ「はい
大量の魔石の保管場所ですね
しかし今回猊下たちをお呼びしたのはわたくしではありません」
村「…君じゃないってことは」
「俺だ」
やっぱり、と呟きながら声のした方に顔を向けると村田の顔ほどの大きさの眞王が箱の横から姿を現した。
眞「よく来たな…恋歌…」
『……』
ちょこちょことゆっくり歩いて近づいてくる眞王に一瞬視線を向けたが恋歌はふい、と視線を逸らす。
眞「この俺を無視するとはいい度胸だ」
『…別に、私は眞魔国の民ではないのであなたを敬う必要はないはずです』
村「…ずいぶんな嫌われようだねぇ」
こんな態度の恋歌を初めて見た村田はご愁傷様とでも言いたげな目でちんまりとした眞魔国の創立者を見つめた。
ウ「恋歌様、眞王陛下はユーリ陛下をお守りするためにあなた様を呼ばれたのです」
『知ってますよ
だから気にくわない』
ウ「だから…と、申しますと?」
『自分の国の大事な王を守って欲しいという想いは理解できます
しかし、異世界の…しかもわたしでなければならない理由はないはず
勝手にこの世界に呼んで、その守って欲しいユーリを殺そうとしている人物も方法も探し出せだなんて投げやりもいいところですよね』
眞「い、いやそれはだな…」
助けてくれという願いを込めて村田を見たが面白そうににやける顔を隠すのに精一杯のようであてになりそうもない。
『この国ではあなたは大事な人かもしれませんがわたしにはどうでもよいこと
ああそうだ
わたしの刀、誰の力を真似て作ったものかご存知ですか?』
眞「いや…」
『死神ですよ』
眞「死神?」
死神という存在がいない眞魔国。
知らない単語が出てきたので大賢者に尋ねる。
村「死神ってのは魂を刈り取る存在のことだね
伝説とかでは身の丈もある大きな鎌を振り回してたりするんだけど…
まぁつまりその鎌とか恋歌さんの刀で斬られちゃうと天国に逝っちゃうってことだ」
死神の意味を聞いて眞王はさー、っと顔色が悪くなる。
『わたしがあなたに手を出さないのは帰るためだけです』
眞王の力がないと帰れないのは知っている。
だから幽霊のような神のような存在でも攻撃しない。