今日からマ王!
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次の日の朝。
恋歌が来てから3日目の朝。
村「ふぁ…」
陽が昇ってしばらく経った頃、村田の眠そうな欠伸が室内に響いた。
『あ、おはよう』
恋歌はすでに起きていて制服もどきに着替えまで済ませてある。
今はソファに座りながら刀の手入れをしていた。
村「…おはよ」
むにゃむにゃと眠い目を擦りながらも手探りで眼鏡をかけベッドから出ると、村田も恋歌の横に座る。
村「何してるの?」
『んー…いつしたのかわからないんだけど刃こぼれしてるの
ほらここ』
村「あ、ほんとだ」
『この子だけじゃなくて何人かも刃こぼれしててね
刃こぼれなんかしたことなかったからどうしてかなって』
僅かだが刃こぼれしている刀を撫でるように布で拭いている恋歌は不思議そうな顔だ。
村「ねぇ、なんで刀なのに数え方が人なの?
本、じゃない?」
『あー、刀なんだけどみんな話せるのよ
【氷輪丸】』
恋歌が持っていた刀の名を呼ぶと刀が恋歌の手元から消え、一人の男が現れた。
「お呼びでしょうか」
『ほらね』
膝をついてこうべを垂れる男に目をぱちくりさせながらもある一点に目が行く。
村「あれ?怪我してる?」
氷輪丸という名の通り氷を操る刀なので服装は白や水色が主な色。
そこに一点だけ赤が混じっている。
『刃こぼれしてるからね
直してあげないと傷も治らないの』
村「なるほどねー」
恋歌が刃こぼれしている部分を数回なぞると氷輪丸の怪我も癒えた。
刃こぼれもなくなっている。
『簡単に刃こぼれなんかしないはずなんだけど…
原因わかる?』
「おそらく主が新たに入れられた石のせいかと」
『石?
ああ!!忘れてた!!』
氷輪丸に言われ忘れていたことを思い出した恋歌は慌てて立ち上がる。
村「どうしたの?」
『魔石!!
ずっとここに入れっぱなしだったの忘れてた』
村「あ…」
あの盗賊団から取り返した魔石をずっと指輪にしまっていたことを誰もが忘れていた。
おそらく大量の魔石の慣れない魔力にあてられたのだろう。
『ごめんね…
えっと…魔石は出せないから…』
魔石はグウェンダルの元に持っていかなければならないためこの部屋に出すわけにはいかない。
『みんな、しばらくここにいてくれる?』
そう指輪に向かって言えば30本ほどの刀が出てきた。
それぞれが実体化すれば部屋には個性的な者があふれた。
村「こんなにたくさんいたんだね…」
『あんまり全員を使うことってないから滅多に見れない子もいるけどね
申し訳ないけど今日この魔石どうしたらいいか聞いてくるから待っててくれる?』
承知したと言わんばかりに頭を下げた刀たち。
村「朝食に行けばフォンヴォルテール卿もいると思うしそこで聞こうか」
『うん』
恋歌が来てから3日目の朝。
村「ふぁ…」
陽が昇ってしばらく経った頃、村田の眠そうな欠伸が室内に響いた。
『あ、おはよう』
恋歌はすでに起きていて制服もどきに着替えまで済ませてある。
今はソファに座りながら刀の手入れをしていた。
村「…おはよ」
むにゃむにゃと眠い目を擦りながらも手探りで眼鏡をかけベッドから出ると、村田も恋歌の横に座る。
村「何してるの?」
『んー…いつしたのかわからないんだけど刃こぼれしてるの
ほらここ』
村「あ、ほんとだ」
『この子だけじゃなくて何人かも刃こぼれしててね
刃こぼれなんかしたことなかったからどうしてかなって』
僅かだが刃こぼれしている刀を撫でるように布で拭いている恋歌は不思議そうな顔だ。
村「ねぇ、なんで刀なのに数え方が人なの?
本、じゃない?」
『あー、刀なんだけどみんな話せるのよ
【氷輪丸】』
恋歌が持っていた刀の名を呼ぶと刀が恋歌の手元から消え、一人の男が現れた。
「お呼びでしょうか」
『ほらね』
膝をついてこうべを垂れる男に目をぱちくりさせながらもある一点に目が行く。
村「あれ?怪我してる?」
氷輪丸という名の通り氷を操る刀なので服装は白や水色が主な色。
そこに一点だけ赤が混じっている。
『刃こぼれしてるからね
直してあげないと傷も治らないの』
村「なるほどねー」
恋歌が刃こぼれしている部分を数回なぞると氷輪丸の怪我も癒えた。
刃こぼれもなくなっている。
『簡単に刃こぼれなんかしないはずなんだけど…
原因わかる?』
「おそらく主が新たに入れられた石のせいかと」
『石?
ああ!!忘れてた!!』
氷輪丸に言われ忘れていたことを思い出した恋歌は慌てて立ち上がる。
村「どうしたの?」
『魔石!!
ずっとここに入れっぱなしだったの忘れてた』
村「あ…」
あの盗賊団から取り返した魔石をずっと指輪にしまっていたことを誰もが忘れていた。
おそらく大量の魔石の慣れない魔力にあてられたのだろう。
『ごめんね…
えっと…魔石は出せないから…』
魔石はグウェンダルの元に持っていかなければならないためこの部屋に出すわけにはいかない。
『みんな、しばらくここにいてくれる?』
そう指輪に向かって言えば30本ほどの刀が出てきた。
それぞれが実体化すれば部屋には個性的な者があふれた。
村「こんなにたくさんいたんだね…」
『あんまり全員を使うことってないから滅多に見れない子もいるけどね
申し訳ないけど今日この魔石どうしたらいいか聞いてくるから待っててくれる?』
承知したと言わんばかりに頭を下げた刀たち。
村「朝食に行けばフォンヴォルテール卿もいると思うしそこで聞こうか」
『うん』