今日からマ王!
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村田の爆弾発言に固まって一番に我を取り戻したのは意外にもユーリだった。
渋「いやいやいや!!
村田お前何言ってんの!?」
村「渋谷、しー…」
渋「え?」
大声で叫んだがそれに答えを返されることなく静かにしろと言われる。
ちょんちょんと指を指された方を見ればすでに愛娘が夢の中。
慌てて口を塞ぎ布団をかけてやる。
村「じゃっ、僕は行くねー
おやすみー
さ、行こうか」
『え、う、うん』
渋「は!?おい!」
恋歌の背中を強引に押して部屋を出て行く村田を引きとめようとするもグレタの手がユーリのパジャマの裾をつかんでいて動けない。
愛娘のこの仕草は可愛い。
可愛いが!今はでれでれしていられない!
あー、でも起こすのは…
と、ぐるぐると葛藤している間にコンラッドが村田へおやすみなさいと言う言葉が聞こえてきた。
渋「コンラッド!!
なんで止めないんだよ!」
控え目に怒鳴るユーリの肩を押して布団に押し込むコンラッドはいつもの通り爽やかな笑顔を浮かべている。
コ「陛下落ち着いてください
俺は直接見たわけではないのと陛下のお話のみと噂でしか知らないのですが恋歌さんはとてもお強いと」
渋「陛下言うな名付け親!
あ、うんそうそう
めっちゃ強かったんだよ!」
男として強いものに憧れるのかその時のことを身振り手振りでコンラッドに語っていたユーリはまだコンラッドの記憶に新しい。
コ「失礼、ユーリ
だったら何の心配もいらないんじゃないかな?
俺としては猊下の方が心配ですけどね」
くすくすと笑いながら言うコンラッドは村田のどこを心配しているのだと突っ込みたくなる。
渋「つまり村田が恋歌さんに変なことでもしようものなら…
あー…うん、心配ないか…」
コ「はい
だから安心して寝ていいと思うよ?」
渋「…そうするよ」
コンラッドの言いたいことを理解したユーリは親友と明日の朝無事に会えますようにと祈りながら眠りについた。
村「さーて、僕たちも寝よう寝よう」
魔王の私室の隣の部屋、つまり今は恋歌が借りている部屋では微妙な空気が流れていた。
先にベッドに滑り込んで先ほどのユーリのように自分の横をぽんぽんと叩く村田。
『あ、えっと…
わ、わたしソファで寝るからベッド使っていいよ?』
村「なにをバカなことを言ってるんだい?
僕がそんなひどい事をする男に見える?」
『で、でも…』
村「…恋歌さん
僕は君が嫌がることはしない
これは単なる僕のわがままだ
どうしても嫌だっていうなら僕がソファで寝るからさ」
いつか帰ってしまう恋歌の心の中に少しでも残っていたいと思うから。
でも恋歌も恋歌の恋人もこんな状況はいいと思っていないことも知っている、わかっている。
ただ…
『わ、わかった…』
君が優しいことも知っている。
そこにつけ込む自分は最低だなと思ってはいるが本気で嫌ならはっきり言う人だともわかっている。
村「僕向こう向いて寝るから」
眼鏡を外して恋歌とは反対方向に体を向けて眠る。
そっと恋歌も村田の横に入り、背中合わせの体制。
村「ねぇ…」
『ん?』
村「…背中くっつけたら怒る?」
『…いいよ』
もぞもぞと動いて恋歌の背中に少しだけひっついた村田は無意識に安堵のため息をつく。
村「ありがとう」
優しい温もりをくれて。
この世界に来てくれて。
出会ってくれて。
信じてくれて。
好きに…ならせてくれて。
渋「いやいやいや!!
村田お前何言ってんの!?」
村「渋谷、しー…」
渋「え?」
大声で叫んだがそれに答えを返されることなく静かにしろと言われる。
ちょんちょんと指を指された方を見ればすでに愛娘が夢の中。
慌てて口を塞ぎ布団をかけてやる。
村「じゃっ、僕は行くねー
おやすみー
さ、行こうか」
『え、う、うん』
渋「は!?おい!」
恋歌の背中を強引に押して部屋を出て行く村田を引きとめようとするもグレタの手がユーリのパジャマの裾をつかんでいて動けない。
愛娘のこの仕草は可愛い。
可愛いが!今はでれでれしていられない!
あー、でも起こすのは…
と、ぐるぐると葛藤している間にコンラッドが村田へおやすみなさいと言う言葉が聞こえてきた。
渋「コンラッド!!
なんで止めないんだよ!」
控え目に怒鳴るユーリの肩を押して布団に押し込むコンラッドはいつもの通り爽やかな笑顔を浮かべている。
コ「陛下落ち着いてください
俺は直接見たわけではないのと陛下のお話のみと噂でしか知らないのですが恋歌さんはとてもお強いと」
渋「陛下言うな名付け親!
あ、うんそうそう
めっちゃ強かったんだよ!」
男として強いものに憧れるのかその時のことを身振り手振りでコンラッドに語っていたユーリはまだコンラッドの記憶に新しい。
コ「失礼、ユーリ
だったら何の心配もいらないんじゃないかな?
俺としては猊下の方が心配ですけどね」
くすくすと笑いながら言うコンラッドは村田のどこを心配しているのだと突っ込みたくなる。
渋「つまり村田が恋歌さんに変なことでもしようものなら…
あー…うん、心配ないか…」
コ「はい
だから安心して寝ていいと思うよ?」
渋「…そうするよ」
コンラッドの言いたいことを理解したユーリは親友と明日の朝無事に会えますようにと祈りながら眠りについた。
村「さーて、僕たちも寝よう寝よう」
魔王の私室の隣の部屋、つまり今は恋歌が借りている部屋では微妙な空気が流れていた。
先にベッドに滑り込んで先ほどのユーリのように自分の横をぽんぽんと叩く村田。
『あ、えっと…
わ、わたしソファで寝るからベッド使っていいよ?』
村「なにをバカなことを言ってるんだい?
僕がそんなひどい事をする男に見える?」
『で、でも…』
村「…恋歌さん
僕は君が嫌がることはしない
これは単なる僕のわがままだ
どうしても嫌だっていうなら僕がソファで寝るからさ」
いつか帰ってしまう恋歌の心の中に少しでも残っていたいと思うから。
でも恋歌も恋歌の恋人もこんな状況はいいと思っていないことも知っている、わかっている。
ただ…
『わ、わかった…』
君が優しいことも知っている。
そこにつけ込む自分は最低だなと思ってはいるが本気で嫌ならはっきり言う人だともわかっている。
村「僕向こう向いて寝るから」
眼鏡を外して恋歌とは反対方向に体を向けて眠る。
そっと恋歌も村田の横に入り、背中合わせの体制。
村「ねぇ…」
『ん?』
村「…背中くっつけたら怒る?」
『…いいよ』
もぞもぞと動いて恋歌の背中に少しだけひっついた村田は無意識に安堵のため息をつく。
村「ありがとう」
優しい温もりをくれて。
この世界に来てくれて。
出会ってくれて。
信じてくれて。
好きに…ならせてくれて。