今日からマ王!
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一方部屋を出た村田はひとつため息をつくと、隣の部屋へ向かう。
親友の魔王陛下の元へと。
こんこんとノックしてはーい、と中から返事があったのを確認してから扉を開ける。
恋歌の部屋は返事を待たずに開けたのにと自分の行動をおかしく思い少し自嘲気味に笑った。
渋「あれ?村田いつこっちに来たんだ?
昨日は眞王廟に帰っただろ?」
意外な客人に朝のロードワークから帰ってきたばかりでジャージ姿のユーリは首を傾げた。
村「うん、ちょっとね
今日はフォンビーレフェルト卿は一緒じゃないのかい?」
いつも婚約者だからとユーリの部屋に押しかける金髪美少年は見当たらない。
渋「あー、ヴォルフはなんかグウェンダルに呼び出されたんだ」
村「こんな朝早く?」
渋「うん
だから俺がロードワーク行って帰ってきたらいなかったぜ?」
村「ふーん…」
渋「で?お前はなんか用事?」
ジャージ姿からいつもの学ランに着替えるために服を脱ぎ始めたユーリを横目に村田は近くのソファに腰掛けた。
村「うん
渋谷さぁ…」
渋「んー?」
いつもははっきりと話す親友が言いにくそうに言葉を区切ったのを見て深刻な話なのかと顔を向ける。
渋「なに、大事な話?」
村「まぁそこそこ?」
渋「ちょっと待って」
親友の大事な話なら着替えの片手間に聞くのは失礼だと思ったユーリは手早く着替え、村田の横に座る。
渋「んで?なに?」
村「渋谷さぁ…
僕が恋歌さんのこと好きなの気付いてるよね?」
渋「……ああ」
まさかこんなに早く打ち明けてくれるとは思っていなかったユーリは一瞬目を見開いたが、村田の真剣な様子にちゃんと肯定する。
村「今までいろんな恋愛をしてきた
この4,000年の間に…」
渋「うん」
村「でも村田健として誰かを好きになったのははじめてなんだ」
渋「うん」
村「恋歌さんに大事な人がいるのも知ってる」
渋「うん」
村「僕を選んでくれないのもわかってる」
渋「…うん」
村「でも僕は自分の気持ちに嘘はつきたくない」
渋「うん」
村「それで昨日、恋歌さんを部屋に運んだ時キスしようとした」
渋「うん
は?」
村「無防備に寝ててさ、今ならバレないかなーって」
渋「む、村田…まさかお前…」
キス、という単語に少し顔を赤くしながらも親友の行動が気になる。
まさか本当に寝てる間に…
村「いやだなぁー
キスなんてしてないよ
唇にはだけど」
渋「ほっ…
ん?じゃ、じゃあどこにしたんだよ!!」
口にはしてないと言われほっとしたが口じゃなければどこにでもキスしていいというわけではない。
親友の魔王陛下の元へと。
こんこんとノックしてはーい、と中から返事があったのを確認してから扉を開ける。
恋歌の部屋は返事を待たずに開けたのにと自分の行動をおかしく思い少し自嘲気味に笑った。
渋「あれ?村田いつこっちに来たんだ?
昨日は眞王廟に帰っただろ?」
意外な客人に朝のロードワークから帰ってきたばかりでジャージ姿のユーリは首を傾げた。
村「うん、ちょっとね
今日はフォンビーレフェルト卿は一緒じゃないのかい?」
いつも婚約者だからとユーリの部屋に押しかける金髪美少年は見当たらない。
渋「あー、ヴォルフはなんかグウェンダルに呼び出されたんだ」
村「こんな朝早く?」
渋「うん
だから俺がロードワーク行って帰ってきたらいなかったぜ?」
村「ふーん…」
渋「で?お前はなんか用事?」
ジャージ姿からいつもの学ランに着替えるために服を脱ぎ始めたユーリを横目に村田は近くのソファに腰掛けた。
村「うん
渋谷さぁ…」
渋「んー?」
いつもははっきりと話す親友が言いにくそうに言葉を区切ったのを見て深刻な話なのかと顔を向ける。
渋「なに、大事な話?」
村「まぁそこそこ?」
渋「ちょっと待って」
親友の大事な話なら着替えの片手間に聞くのは失礼だと思ったユーリは手早く着替え、村田の横に座る。
渋「んで?なに?」
村「渋谷さぁ…
僕が恋歌さんのこと好きなの気付いてるよね?」
渋「……ああ」
まさかこんなに早く打ち明けてくれるとは思っていなかったユーリは一瞬目を見開いたが、村田の真剣な様子にちゃんと肯定する。
村「今までいろんな恋愛をしてきた
この4,000年の間に…」
渋「うん」
村「でも村田健として誰かを好きになったのははじめてなんだ」
渋「うん」
村「恋歌さんに大事な人がいるのも知ってる」
渋「うん」
村「僕を選んでくれないのもわかってる」
渋「…うん」
村「でも僕は自分の気持ちに嘘はつきたくない」
渋「うん」
村「それで昨日、恋歌さんを部屋に運んだ時キスしようとした」
渋「うん
は?」
村「無防備に寝ててさ、今ならバレないかなーって」
渋「む、村田…まさかお前…」
キス、という単語に少し顔を赤くしながらも親友の行動が気になる。
まさか本当に寝てる間に…
村「いやだなぁー
キスなんてしてないよ
唇にはだけど」
渋「ほっ…
ん?じゃ、じゃあどこにしたんだよ!!」
口にはしてないと言われほっとしたが口じゃなければどこにでもキスしていいというわけではない。