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まぁ恋歌に捕まった時点で余り逃げようと考える者はおらず、あまり時間はかからずに全員確保できた。
グ「よくやった」
滅多にもらえないグウェンダルからのほめ言葉にユーリはへへへ、と照れ臭そうに頭をかく。
渋「でも俺は何にもしてないよ
ほとんど恋歌さんだ
ていうか全部かな
俺なんか足手まといにしかならなかったし」
ツ「そうそう!
あたくし、その恋歌様を拝見しに帰ってきたのよ!
なんでも陛下や猊下と同じ双黒の美しい姫君だとか!」
思い出したように恋歌を探すツェリはお目当ての双黒の姫君がいないことに首を傾げる。
ツ「あら?ここにはおられないのかしら?」
ヴ「いいえ、母上
恋歌なら大賢者の側に」
ツ「猊下の?」
ヴォルフラムに指を指されて村田の方を見ると村田が金髪の女性を自分によりかからせて楽な姿勢をとらせているところだった。
ツ「げーか」
村「あ、ツェリ様」
ひょこん、と村田を覗きに来たツェリに村田は口に人差し指をあててしー、と静かにするようにジェスチャーする。
ツ「あら、お眠りになられたのね」
村田に寄りかかってすやすやと眠っている恋歌に気付いたツェリは声を潜めて目線を合わせるようにしゃがみこんだ。
その一瞬後に恋歌の髪が金髪から黒に戻る。
おそらく恋歌が眠ってしまったため自分で変えた髪も瞳も色が戻ってしまったのだろう。
ツ「まぁ!なんて美しい黒髪!」
村「しー!」
ツ「あ、あらあたくしったら」
恋歌の黒髪に感動したツェリが思わず声を上げてしまったが村田に再度注意される。
グ「どこか怪我でも?」
村「いや、ただ疲れただけなんじゃないかな
まぁ話をしたいのは山々だろうけど明日にしてあげてよ」
グ「…仕方あるまい
部屋に連れて行け」
「はっ!」
すやすやと眠る恋歌の顔を見て、可愛いもの好きのグウェンダルが断れるわけもなく近くの兵士にそう命令を出す。
村「いや、恋歌さんひとりくらい僕でも担いでいけるよ
よいしょ」
渋「お、おい村田
大丈夫なのかよ」
恋歌を横抱きにして立ち上がった村田に落としはしないかとはらはらしているユーリ。
村「ま、走ったりはできないけど運ぶくらいならね」
渋「そ、そうか?
ならいいんだけど…
ついていこうか?」
細身の恋歌なら自分の部屋の隣ぐらいまでなら大丈夫だろうと親友を信じることにしたユーリだが、一応念のためについていこうかと提案する。
村「大丈夫大丈夫
じゃあ僕は行くね」
最後にユーリににこりといつもの笑顔を向けると恋歌を抱えていつもよりゆっくりと血盟城の中に入っていった。
渋「はぁ…」
コ「どうしました?」
渋「いや…親友の意外な一面を見たっていうか、欲を見たというか…」
コ「?
親友とは猊下のことですよね?」
渋「うん
やっぱあいつも男なんだよなー」
察しの良いコンラッドは村田の雰囲気、ユーリの言葉、先ほどの態度から考えてあるひとつの答えを導き出した。
だが、それをユーリに聞かなかったのは確信が持てなかったからなのか、村田のことを思ってか。
グ「よくやった」
滅多にもらえないグウェンダルからのほめ言葉にユーリはへへへ、と照れ臭そうに頭をかく。
渋「でも俺は何にもしてないよ
ほとんど恋歌さんだ
ていうか全部かな
俺なんか足手まといにしかならなかったし」
ツ「そうそう!
あたくし、その恋歌様を拝見しに帰ってきたのよ!
なんでも陛下や猊下と同じ双黒の美しい姫君だとか!」
思い出したように恋歌を探すツェリはお目当ての双黒の姫君がいないことに首を傾げる。
ツ「あら?ここにはおられないのかしら?」
ヴ「いいえ、母上
恋歌なら大賢者の側に」
ツ「猊下の?」
ヴォルフラムに指を指されて村田の方を見ると村田が金髪の女性を自分によりかからせて楽な姿勢をとらせているところだった。
ツ「げーか」
村「あ、ツェリ様」
ひょこん、と村田を覗きに来たツェリに村田は口に人差し指をあててしー、と静かにするようにジェスチャーする。
ツ「あら、お眠りになられたのね」
村田に寄りかかってすやすやと眠っている恋歌に気付いたツェリは声を潜めて目線を合わせるようにしゃがみこんだ。
その一瞬後に恋歌の髪が金髪から黒に戻る。
おそらく恋歌が眠ってしまったため自分で変えた髪も瞳も色が戻ってしまったのだろう。
ツ「まぁ!なんて美しい黒髪!」
村「しー!」
ツ「あ、あらあたくしったら」
恋歌の黒髪に感動したツェリが思わず声を上げてしまったが村田に再度注意される。
グ「どこか怪我でも?」
村「いや、ただ疲れただけなんじゃないかな
まぁ話をしたいのは山々だろうけど明日にしてあげてよ」
グ「…仕方あるまい
部屋に連れて行け」
「はっ!」
すやすやと眠る恋歌の顔を見て、可愛いもの好きのグウェンダルが断れるわけもなく近くの兵士にそう命令を出す。
村「いや、恋歌さんひとりくらい僕でも担いでいけるよ
よいしょ」
渋「お、おい村田
大丈夫なのかよ」
恋歌を横抱きにして立ち上がった村田に落としはしないかとはらはらしているユーリ。
村「ま、走ったりはできないけど運ぶくらいならね」
渋「そ、そうか?
ならいいんだけど…
ついていこうか?」
細身の恋歌なら自分の部屋の隣ぐらいまでなら大丈夫だろうと親友を信じることにしたユーリだが、一応念のためについていこうかと提案する。
村「大丈夫大丈夫
じゃあ僕は行くね」
最後にユーリににこりといつもの笑顔を向けると恋歌を抱えていつもよりゆっくりと血盟城の中に入っていった。
渋「はぁ…」
コ「どうしました?」
渋「いや…親友の意外な一面を見たっていうか、欲を見たというか…」
コ「?
親友とは猊下のことですよね?」
渋「うん
やっぱあいつも男なんだよなー」
察しの良いコンラッドは村田の雰囲気、ユーリの言葉、先ほどの態度から考えてあるひとつの答えを導き出した。
だが、それをユーリに聞かなかったのは確信が持てなかったからなのか、村田のことを思ってか。