今日からマ王!
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『血盟城まではもつと思う…だから大丈夫だよ』
声も小さくなり、頭がふらふらしてきている恋歌を危なっかしく思ったのか、村田が頭を自分の方に引き寄せて肩に乗せた。
村「意識があればいいってことだろ?
だったらちょっとぐらい楽な姿勢でいなよ」
『うん…ありがとう…』
渋「……村田、お前…」
その村田の様子を見てユーリは何か言いたげに口を開いたが、結局何も言わずに口を閉じた。
ヴ「高度が下がってきたぞ」
血盟城の門がもうすぐそばにあり高度も10メートル程まで下がった。
グ「……帰ってきたか」
門の前で待っていてくれたらしいグウェンダルは一瞬未知の生物に乗っていることに眉間のしわを増やしたが王と大賢者、末弟、そして来たばかりの双黒が無事なことに安堵した。
肉雫?が血盟城に到着するとユーリとヴォルフラムはすぐに降りた。
ツ「ヴォルフラム!!」
ヴ「は、母上!?」
ヴォルフラムは降り立った瞬間に前魔王であるツェリに抱きしめられた。
ツ「心配したのよ!?
グウェンダルから盗賊団を捕まえようとしてるって聞いて…
でも無事でよかったわ!」
ヴ「ご心配をおかけしました
みんな無事です」
感動の再会(?)をはたしている親子をグウェンダルは一瞥し、まだ降りてこない村田と恋歌を見上げる。
グ「どうした」
村「いやー、恋歌さんが眠気の限界にきちゃっててさ
おろせないんだよね」
少し高さのある肉雫?の背中からはふらふらの恋歌は降りれそうにないようだ。
村田の腕力では恋歌を抱えて飛び降りるという選択肢もない。
コ「猊下
俺が下で受け止めますよ」
ユーリの無事を確認しに来ていたコンラッドが下で両手を広げている。
コンラッドなら恋歌を軽く受け止められるだろう。
村「……なんかウェラー卿はいやだ」
コ「はい?」
村「しーぶーやー
助けてー」
爽やかな笑みを浮かべているコンラッドに心底嫌そうな顔をして親友に助けを求める。
渋「はいはい」
なんとなく村田がコンラッドを拒否した理由がわかるユーリは何も言うことなく村田から恋歌を受け取った。
『ごめんね?』
渋「いや、気にしないでいいよ
それより大丈夫?」
恋歌をユーリに支えてもらって村田も地面に降りたところで肉雫?は消えた。
『うん…
あとはあの結界をこっちに持ってこないと…』
ユーリの手から離れて結界のある森の方を向くと目を閉じる。
あまり力の入らない右手を胸の高さまであげて、ぱちんと指を鳴らす。
村「おお」
ずしん、と重いものが落ちる音を立てて恋歌の目の前に箱が現れた。
それに目を丸くするグウェンダルと周りの兵士たち。
村「すぐに捕獲できる?
200人ほどいるんだけど」
グ「問題ない」
村田の言葉に力強く頷いたグウェンダルは捕獲の用意を兵士にさせる。
村「恋歌さん、もういいみたいだよ
お疲れ様」
それを見てもう大丈夫だとわかった村田は俯いて立っている恋歌の肩を後ろからぽん、と叩いた。
それが合図のようにふらりと倒れる体。
それをわかっていたかのように村田は恋歌を軽く受け止めた。
村「…本当にお疲れ様」
恋歌が意識を失ったのと同時に結界が消え、中の男たちがぽかんとした表情で座り込んでいた。
グ「捕らえろ!!」
グウェンダルの言葉に兵士たちは縄を持って走って捕らえに行く。
完全に包囲された血盟城内では逃げ場もないだろう。
全員捕まるのも時間の問題。
声も小さくなり、頭がふらふらしてきている恋歌を危なっかしく思ったのか、村田が頭を自分の方に引き寄せて肩に乗せた。
村「意識があればいいってことだろ?
だったらちょっとぐらい楽な姿勢でいなよ」
『うん…ありがとう…』
渋「……村田、お前…」
その村田の様子を見てユーリは何か言いたげに口を開いたが、結局何も言わずに口を閉じた。
ヴ「高度が下がってきたぞ」
血盟城の門がもうすぐそばにあり高度も10メートル程まで下がった。
グ「……帰ってきたか」
門の前で待っていてくれたらしいグウェンダルは一瞬未知の生物に乗っていることに眉間のしわを増やしたが王と大賢者、末弟、そして来たばかりの双黒が無事なことに安堵した。
肉雫?が血盟城に到着するとユーリとヴォルフラムはすぐに降りた。
ツ「ヴォルフラム!!」
ヴ「は、母上!?」
ヴォルフラムは降り立った瞬間に前魔王であるツェリに抱きしめられた。
ツ「心配したのよ!?
グウェンダルから盗賊団を捕まえようとしてるって聞いて…
でも無事でよかったわ!」
ヴ「ご心配をおかけしました
みんな無事です」
感動の再会(?)をはたしている親子をグウェンダルは一瞥し、まだ降りてこない村田と恋歌を見上げる。
グ「どうした」
村「いやー、恋歌さんが眠気の限界にきちゃっててさ
おろせないんだよね」
少し高さのある肉雫?の背中からはふらふらの恋歌は降りれそうにないようだ。
村田の腕力では恋歌を抱えて飛び降りるという選択肢もない。
コ「猊下
俺が下で受け止めますよ」
ユーリの無事を確認しに来ていたコンラッドが下で両手を広げている。
コンラッドなら恋歌を軽く受け止められるだろう。
村「……なんかウェラー卿はいやだ」
コ「はい?」
村「しーぶーやー
助けてー」
爽やかな笑みを浮かべているコンラッドに心底嫌そうな顔をして親友に助けを求める。
渋「はいはい」
なんとなく村田がコンラッドを拒否した理由がわかるユーリは何も言うことなく村田から恋歌を受け取った。
『ごめんね?』
渋「いや、気にしないでいいよ
それより大丈夫?」
恋歌をユーリに支えてもらって村田も地面に降りたところで肉雫?は消えた。
『うん…
あとはあの結界をこっちに持ってこないと…』
ユーリの手から離れて結界のある森の方を向くと目を閉じる。
あまり力の入らない右手を胸の高さまであげて、ぱちんと指を鳴らす。
村「おお」
ずしん、と重いものが落ちる音を立てて恋歌の目の前に箱が現れた。
それに目を丸くするグウェンダルと周りの兵士たち。
村「すぐに捕獲できる?
200人ほどいるんだけど」
グ「問題ない」
村田の言葉に力強く頷いたグウェンダルは捕獲の用意を兵士にさせる。
村「恋歌さん、もういいみたいだよ
お疲れ様」
それを見てもう大丈夫だとわかった村田は俯いて立っている恋歌の肩を後ろからぽん、と叩いた。
それが合図のようにふらりと倒れる体。
それをわかっていたかのように村田は恋歌を軽く受け止めた。
村「…本当にお疲れ様」
恋歌が意識を失ったのと同時に結界が消え、中の男たちがぽかんとした表情で座り込んでいた。
グ「捕らえろ!!」
グウェンダルの言葉に兵士たちは縄を持って走って捕らえに行く。
完全に包囲された血盟城内では逃げ場もないだろう。
全員捕まるのも時間の問題。