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200人近い男を相手にしたというのに息切れひとつせず、たった1人で片付けた恋歌は騒ぎ出した声を遮るように四獣塞門の最後の門を閉めた。
渋「あ、あの恋歌さん?
そろそろおろしていただけると嬉しいんですが…///」
『あ、忘れてた』
漸く自分がお姫様抱っこされていると気付いたユーリは顔を若干赤らめている。
渋「助けてくれてありがとう」
『ううん、こっちこそありがとう』
ユーリの手からネックレスが返ってきて恋歌はほっとしたように息をついた。
『さてと、みんなもありがとう
もういいよ』
恋歌のその言葉の後に森を囲んでいた氷は消え、鎧の武者も、桜も消えた。
村「いやー、惚れ惚れするぐらい圧倒的だったねー」
ヨ「これなら俺わざと捕まった意味ないっすね」
ヨザックは恋歌は強いとわかってはいたがまさかここまでとは思ってはいなかった。
相手も自分たちもほぼ無傷。
最後の男だけはしつこさと恋歌のネックレスを奪った男だっただけに顔の原型を留めてはいなかったが…。
村「盗賊団の方はなんとかなったけどあとはあの石をどうするかだね」
荷車に置かれた大量の魔石と法石。
法石の影響で気分の悪そうなヴォルフラムは騒ぎが収まったため緊張が解けたのかへばっている。
ヨ「魔石は血盟城でもいいとして…
問題は法石ですね」
魔力の高い魔族が多く集まる血盟城には法石は置いておけない。
村「かといって壊すことも…
あ…」
『ん?』
放置しておけばまた誰かに悪用されるかもしれない。
法石を扱えるのは人間だけではないのだから。
だから粉々に壊してしまうのが一番いいのだがこの量は骨が折れる上に道具もない。
そう考えた村田だったが、恋歌の方を見てにっこり微笑んだ。
村「恋歌さん
あれ、全部粉々に砕いてくれない?」
『え、こっち全部?』
法石が積まれた荷車を指差す恋歌を見て村田は頷く。
『いいけど…
【大槌小槌】』
右手に手のひらサイズの槌を出すが、その小ささに若干周りが驚く。
渋「そ、それは時間かかるんじゃ…」
どう見てもひとつずつぐらいしか壊せなさそうな大きさ。
『あ、大丈夫
一発で終わるし』
くるくると槌を回して法石の前に立つ。
『【大槌小槌 満 満 満】』
村「……」
満、を言う毎に大きくなっていく槌。
あっという間に荷車を5つは一回で潰せそうな大きさになった。
『ほんとにいいんだね?』
村「え、あ、うん」
最終確認で村田に顔を向けると唖然としていたようで気のない返事が返ってきた。
まぁいいか、と恋歌は槌は法石に振り下ろした。
渋「あ、あの恋歌さん?
そろそろおろしていただけると嬉しいんですが…///」
『あ、忘れてた』
漸く自分がお姫様抱っこされていると気付いたユーリは顔を若干赤らめている。
渋「助けてくれてありがとう」
『ううん、こっちこそありがとう』
ユーリの手からネックレスが返ってきて恋歌はほっとしたように息をついた。
『さてと、みんなもありがとう
もういいよ』
恋歌のその言葉の後に森を囲んでいた氷は消え、鎧の武者も、桜も消えた。
村「いやー、惚れ惚れするぐらい圧倒的だったねー」
ヨ「これなら俺わざと捕まった意味ないっすね」
ヨザックは恋歌は強いとわかってはいたがまさかここまでとは思ってはいなかった。
相手も自分たちもほぼ無傷。
最後の男だけはしつこさと恋歌のネックレスを奪った男だっただけに顔の原型を留めてはいなかったが…。
村「盗賊団の方はなんとかなったけどあとはあの石をどうするかだね」
荷車に置かれた大量の魔石と法石。
法石の影響で気分の悪そうなヴォルフラムは騒ぎが収まったため緊張が解けたのかへばっている。
ヨ「魔石は血盟城でもいいとして…
問題は法石ですね」
魔力の高い魔族が多く集まる血盟城には法石は置いておけない。
村「かといって壊すことも…
あ…」
『ん?』
放置しておけばまた誰かに悪用されるかもしれない。
法石を扱えるのは人間だけではないのだから。
だから粉々に壊してしまうのが一番いいのだがこの量は骨が折れる上に道具もない。
そう考えた村田だったが、恋歌の方を見てにっこり微笑んだ。
村「恋歌さん
あれ、全部粉々に砕いてくれない?」
『え、こっち全部?』
法石が積まれた荷車を指差す恋歌を見て村田は頷く。
『いいけど…
【大槌小槌】』
右手に手のひらサイズの槌を出すが、その小ささに若干周りが驚く。
渋「そ、それは時間かかるんじゃ…」
どう見てもひとつずつぐらいしか壊せなさそうな大きさ。
『あ、大丈夫
一発で終わるし』
くるくると槌を回して法石の前に立つ。
『【大槌小槌 満 満 満】』
村「……」
満、を言う毎に大きくなっていく槌。
あっという間に荷車を5つは一回で潰せそうな大きさになった。
『ほんとにいいんだね?』
村「え、あ、うん」
最終確認で村田に顔を向けると唖然としていたようで気のない返事が返ってきた。
まぁいいか、と恋歌は槌は法石に振り下ろした。