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『さてと、取り返しに行こうかな』
申し訳ない顔をし続ける店主をしばらく宥めてから4人は店を出た。
もう男たちは影も形もない。
『できればみんなはお城に帰っておいて欲しいんだけど…』
ヴ「何を言う!
僕はついていくぞ!」
渋「一人で行かせるわけないじゃんか!」
村「僕もついていくよー」
『だよね』
できれば1人の方が動き易いし短時間で帰ってこれるが3人はついてくると言う。
恋歌はそれがわかっていたため自分の言うことを聞くことを条件についてきても良いと答えた。
渋「でもさ、あの2人どこに行ったかわからないんだろ?
どうやって探すんだ?」
『あのネックレスはなくした時用にちゃんとどこにあるかわかるようにしてあるの
この指輪も髪飾りも全部どこにあってもわかるよ』
へぇー、と感心した様子の3人を引き連れて恋歌はどんどんと街を進んでいく。
『向こうも徒歩だね
歩くスピードがこっちとあまりかわらない』
村「今どのあたりかわかる?」
『場所はわからないけど距離は2キロぐらいかな
走れば追いつけるから走るけどいい?』
こくりと頷いたのを確認してから恋歌を先頭に走り出す。
だが人通りの多い通りを走っているためなかなか前に進めない。
村「こっちから通れないかな?」
小さな脇道を見つけそこを通り抜けることにする。
距離はだんだんと縮まってきている。
『向こうはどこかで止まってるみたい
もう動いてない』
渋「家にでもついたのかな」
村「そうかもね
それかあのネックレスを売る相手の場所か」
渋「しゃれにならないこと言うなよ…」
『3人とも止まって』
一番前を走っていた恋歌が止まり、3人も立ち止まる。
『あと10メートルくらいだからあの家かな』
渋「って普通の民家じゃん」
恋歌が指差したのは普通の民家。
特に怪しい雰囲気もなく人通りも多い道が前にある。
『気配はあの家より少し下
地下だね』
村「ってことはあの家の人は関係ないのかも
勝手に家の地下を利用されてるだけとか」
『その可能性もあるかも
家の中には2人
地下には…10人はいる』
ヴ「やはり兄上に援軍を頼んだ方が良いのではないか?」
『人数が多ければいいってものでもないわ』
きょろきょろと辺りを見渡しながらある一点で視線を止める。
『それに入り口ならわかりそうだしね』
ヴ「それはどういう…」
「まーさか気づかれるとは思ってませんでしたよ」
ばっ、と屋根の上から降りてきたのはいつものオレンジ髪。
渋「ヨザック!」
ヨ「はーい、坊ちゃん
みなさんお揃いでなにされてるんですか?」
渋「それはこっちのセリフだよ
なんであんな屋根の上から出て来るんだ?」
ヨ「俺は命令でね
この辺りで近々怪しい取引がされるって噂があったもんで」
村「それで?君が突き止めた奴らのアジトはあの家の地下かい?」
ヨ「ええ、そうです
だからここで張ってたんですけどそこに坊ちゃんたちがあらわれたってわけです
ん?ていうかなんであの家の地下が奴らのアジトって知ってるんです?」
極秘の任務なのに、と呟くヨザック。
渋「実はさ…」
かくかくしかじか…とユーリが説明をしてヨザックはこの4人がここにいる理由を理解した。
ヨ「つまり坊ちゃんたちもあそこに用があるわけですね」
渋「そうなんだ
恋歌さんのネックレスを返してもらわないと」
ヨ「今すぐにでも取り返したいのはわかりますがせめて日が暮れるまで待ってください
できればあいつらだけじゃなくて取引相手もとっ捕まえたいんで」
『…仕方ないか
ヨザックさんはお一人ですか?』
申し訳ない顔をし続ける店主をしばらく宥めてから4人は店を出た。
もう男たちは影も形もない。
『できればみんなはお城に帰っておいて欲しいんだけど…』
ヴ「何を言う!
僕はついていくぞ!」
渋「一人で行かせるわけないじゃんか!」
村「僕もついていくよー」
『だよね』
できれば1人の方が動き易いし短時間で帰ってこれるが3人はついてくると言う。
恋歌はそれがわかっていたため自分の言うことを聞くことを条件についてきても良いと答えた。
渋「でもさ、あの2人どこに行ったかわからないんだろ?
どうやって探すんだ?」
『あのネックレスはなくした時用にちゃんとどこにあるかわかるようにしてあるの
この指輪も髪飾りも全部どこにあってもわかるよ』
へぇー、と感心した様子の3人を引き連れて恋歌はどんどんと街を進んでいく。
『向こうも徒歩だね
歩くスピードがこっちとあまりかわらない』
村「今どのあたりかわかる?」
『場所はわからないけど距離は2キロぐらいかな
走れば追いつけるから走るけどいい?』
こくりと頷いたのを確認してから恋歌を先頭に走り出す。
だが人通りの多い通りを走っているためなかなか前に進めない。
村「こっちから通れないかな?」
小さな脇道を見つけそこを通り抜けることにする。
距離はだんだんと縮まってきている。
『向こうはどこかで止まってるみたい
もう動いてない』
渋「家にでもついたのかな」
村「そうかもね
それかあのネックレスを売る相手の場所か」
渋「しゃれにならないこと言うなよ…」
『3人とも止まって』
一番前を走っていた恋歌が止まり、3人も立ち止まる。
『あと10メートルくらいだからあの家かな』
渋「って普通の民家じゃん」
恋歌が指差したのは普通の民家。
特に怪しい雰囲気もなく人通りも多い道が前にある。
『気配はあの家より少し下
地下だね』
村「ってことはあの家の人は関係ないのかも
勝手に家の地下を利用されてるだけとか」
『その可能性もあるかも
家の中には2人
地下には…10人はいる』
ヴ「やはり兄上に援軍を頼んだ方が良いのではないか?」
『人数が多ければいいってものでもないわ』
きょろきょろと辺りを見渡しながらある一点で視線を止める。
『それに入り口ならわかりそうだしね』
ヴ「それはどういう…」
「まーさか気づかれるとは思ってませんでしたよ」
ばっ、と屋根の上から降りてきたのはいつものオレンジ髪。
渋「ヨザック!」
ヨ「はーい、坊ちゃん
みなさんお揃いでなにされてるんですか?」
渋「それはこっちのセリフだよ
なんであんな屋根の上から出て来るんだ?」
ヨ「俺は命令でね
この辺りで近々怪しい取引がされるって噂があったもんで」
村「それで?君が突き止めた奴らのアジトはあの家の地下かい?」
ヨ「ええ、そうです
だからここで張ってたんですけどそこに坊ちゃんたちがあらわれたってわけです
ん?ていうかなんであの家の地下が奴らのアジトって知ってるんです?」
極秘の任務なのに、と呟くヨザック。
渋「実はさ…」
かくかくしかじか…とユーリが説明をしてヨザックはこの4人がここにいる理由を理解した。
ヨ「つまり坊ちゃんたちもあそこに用があるわけですね」
渋「そうなんだ
恋歌さんのネックレスを返してもらわないと」
ヨ「今すぐにでも取り返したいのはわかりますがせめて日が暮れるまで待ってください
できればあいつらだけじゃなくて取引相手もとっ捕まえたいんで」
『…仕方ないか
ヨザックさんはお一人ですか?』