今日からマ王!
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渋「さっきから黙って聞いてりゃ勝手なことばかり!
それは恋歌さんのものだ!
お前たちがもらう意味がわからない!
返せ!!」
我慢の限界に達したユーリが男に飛びかかるが軽く躱される。
「おい、行くぞ」
「おう」
『ちょっ…』
もうこの店に用はないと言わんばかりに出て行こうとする男にまたしてもユーリが飛びかかる。
今度はネックレスを持っている腕にしがみついている。
「ちっ
邪魔なんだよ!!」
渋「うわっ」
大きく腕を振り払われユーリは飛ばされたがそれをヴォルフラムがうまくかばった。
ヴ「貴様!ユーリになにをする!」
『……ヴォルフラム、いいよ』
ヴ「恋歌!?
何を言っているんだ!」
渋「そうだよ!
大事なもんなんだろ!?」
剣を抜こうとするヴォルフラムを制した恋歌は男を引きとめようとする2人に首を振る。
「ははっ!
一番賢いのはそこの女だったようだな
じゃあこれはありがたくもらっていくぜ」
後手に手を振りながら店から出て行った2人の背中を見送った後ユーリとヴォルフラムからまくしたてるように迫られる。
ヴ「恋歌!
なぜ止めた!」
渋「このままじゃあいつらあのネックレス売っちゃうんだよ!?」
『うん、わかってるよ
本当なら1分1秒…いえ、指一本でもあんな人たちにあれに触ってほしくはないけど…』
ヴ「ではなぜ…」
村「渋谷、フォンビーレフェルト卿
一先ず落ち着くんだ
今のは恋歌さんが正しいよ」
渋「村田?」
くいっ、と眼鏡を上げてため息をつく村田に不思議そうな視線を向けるユーリ。
いったい今のなにが正しかったのか。
村「いいかい?
今ここで君たちが暴れてみなよ
結果的にあのネックレスは必ずこちらに戻ってくる
だけどこの店はどうなる?」
渋「あ…」
ユーリが怒って魔王化したとしても、ヴォルフラムが剣術を使っても狭い店は壊れる。
村「わかったみたいだね
それにここは宝石がたくさん置いてある
もし高価な宝石を壊したりしたら弁償できるかい?」
渋「うっ…」
宝石を大量に壊したりしたらグウェンダルの眉間のシワがさらに増えることは間違いないだろう。
ギュンターも倒れてしまうかもしれない。
「申し訳ありません…お嬢様…
わたしがいらぬことをしたばかりに…」
自分の好奇心や探究心で恋歌からネックレスを借りたことを責任に感じている店主は暗い顔で恋歌に必死に頭を下げている。
『いいんですよ
気にしないでください』
「しかしあれはお嬢様にとってすごく大事なものなのでは…」
『はい、大事ですよ
だから取り返してきますね』
「え、」
にっこり笑って許してくれた恋歌。
だが言っていることは聞き間違いかと思う。
「と、取り返す?
あの男たちからですか?」
『もちろん』
それは恋歌さんのものだ!
お前たちがもらう意味がわからない!
返せ!!」
我慢の限界に達したユーリが男に飛びかかるが軽く躱される。
「おい、行くぞ」
「おう」
『ちょっ…』
もうこの店に用はないと言わんばかりに出て行こうとする男にまたしてもユーリが飛びかかる。
今度はネックレスを持っている腕にしがみついている。
「ちっ
邪魔なんだよ!!」
渋「うわっ」
大きく腕を振り払われユーリは飛ばされたがそれをヴォルフラムがうまくかばった。
ヴ「貴様!ユーリになにをする!」
『……ヴォルフラム、いいよ』
ヴ「恋歌!?
何を言っているんだ!」
渋「そうだよ!
大事なもんなんだろ!?」
剣を抜こうとするヴォルフラムを制した恋歌は男を引きとめようとする2人に首を振る。
「ははっ!
一番賢いのはそこの女だったようだな
じゃあこれはありがたくもらっていくぜ」
後手に手を振りながら店から出て行った2人の背中を見送った後ユーリとヴォルフラムからまくしたてるように迫られる。
ヴ「恋歌!
なぜ止めた!」
渋「このままじゃあいつらあのネックレス売っちゃうんだよ!?」
『うん、わかってるよ
本当なら1分1秒…いえ、指一本でもあんな人たちにあれに触ってほしくはないけど…』
ヴ「ではなぜ…」
村「渋谷、フォンビーレフェルト卿
一先ず落ち着くんだ
今のは恋歌さんが正しいよ」
渋「村田?」
くいっ、と眼鏡を上げてため息をつく村田に不思議そうな視線を向けるユーリ。
いったい今のなにが正しかったのか。
村「いいかい?
今ここで君たちが暴れてみなよ
結果的にあのネックレスは必ずこちらに戻ってくる
だけどこの店はどうなる?」
渋「あ…」
ユーリが怒って魔王化したとしても、ヴォルフラムが剣術を使っても狭い店は壊れる。
村「わかったみたいだね
それにここは宝石がたくさん置いてある
もし高価な宝石を壊したりしたら弁償できるかい?」
渋「うっ…」
宝石を大量に壊したりしたらグウェンダルの眉間のシワがさらに増えることは間違いないだろう。
ギュンターも倒れてしまうかもしれない。
「申し訳ありません…お嬢様…
わたしがいらぬことをしたばかりに…」
自分の好奇心や探究心で恋歌からネックレスを借りたことを責任に感じている店主は暗い顔で恋歌に必死に頭を下げている。
『いいんですよ
気にしないでください』
「しかしあれはお嬢様にとってすごく大事なものなのでは…」
『はい、大事ですよ
だから取り返してきますね』
「え、」
にっこり笑って許してくれた恋歌。
だが言っていることは聞き間違いかと思う。
「と、取り返す?
あの男たちからですか?」
『もちろん』