今日からマ王!
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渋「ていうか服飾専門店なのに指輪とか置いてあるんだな」
村「まぁいいんじゃない?」
服飾専門店という割にはネックレスやブレスレットまである。
しかしそこは異世界。
細かいことは気にしないようにした。
「お嬢様は異国の方かなにかで?」
『ええ、まぁそのようなものです』
「こちらは魔石と言いまして魔力を込めると物を直したりできる優れものでございます
もちろん魔力を込めなければただの石
このように美しい石ですので装飾品としてもたれている方も多いです」
『魔石…
ちょっと違うかな…』
ヴ「違う?
確かに恋歌の雰囲気とは違う気がするが…」
『あ、ううん
これが欲しかったわけじゃないの
ただ他の宝石とは違う力がするなーって思っただけだし
これ、ありがとうございました』
そっと店主の手に魔石のついた指輪を返してまたショーケースの中の宝石を眺めはじめる。
「いらっしゃいませ」
しばらく宝石を眺めていると別のお客が入ってきたようで店主が声をかける。
だが店主がこちらの対応をしているので別の従業員が声をかけに行った。
村「なにかほしいものがあるのかい?」
狭い店内なので他の客の迷惑にならないようにとユーリと村田もこちらに近寄ってきた。
『ううんー
装飾品はいっぱい持ってるしいいんだけど…』
指輪、ネックレス、髪飾り。
大切な人との思い出がつまった装飾品はこちらの世界に来た時もちゃんとついていた。
村「恋歌さんのも結構高価なもの?」
『まぁそこそこだね
一番高かったのはこのネックレス』
見やすいように服の一番上のボタンを外してチェーンを軽く引っ張る。
村「僕もこんな宝石は見たことないな
恋歌さんの世界のものなんだよね」
『確かある島でしか取れない貴重な石だったかな
ブラックスターダイヤっていう宝石なんだ』
「おっ、お嬢様!
そちらをわたくしに見せていただけませんか!?」
村田が顔を近づけてまじまじと見ていると横から慌てたように店主から声がかかる。
『これですか?
大事なものなのであまり外したくないんですけど…』
はじめは断る恋歌だったが頭を下げ続ける店主に折れたのは恋歌だった。
『大事に扱ってくださるなら…』
「ありがとうございます!」
丁寧に白の手袋をして扱う店主に少しならいいかと恋歌は宝石を眺めるのを再開する。
渋「そんなに珍しいものだったのかな?」
村「探究心とかじゃないかな
見たことない宝石が自分の目の前にあれば見てみたいと思うんじゃない?
職業柄とか」
渋「なるほど
異世界の宝石なんか滅多に見れるもんじゃないしな」
ヴ「しかし恋歌
嫌なら渡さなくともよかったんだぞ?
大事なものなのだろう?」
『大事なものだけどあそこまで頼まれたらね
それに丁寧に扱ってくれてるみたいだし』
顕微鏡のようなものでじっくり見ている店主の手つきは確かに丁寧なものだ。
もうネックレスになっているというのにピンセットで角度を変えている。
村「まぁいいんじゃない?」
服飾専門店という割にはネックレスやブレスレットまである。
しかしそこは異世界。
細かいことは気にしないようにした。
「お嬢様は異国の方かなにかで?」
『ええ、まぁそのようなものです』
「こちらは魔石と言いまして魔力を込めると物を直したりできる優れものでございます
もちろん魔力を込めなければただの石
このように美しい石ですので装飾品としてもたれている方も多いです」
『魔石…
ちょっと違うかな…』
ヴ「違う?
確かに恋歌の雰囲気とは違う気がするが…」
『あ、ううん
これが欲しかったわけじゃないの
ただ他の宝石とは違う力がするなーって思っただけだし
これ、ありがとうございました』
そっと店主の手に魔石のついた指輪を返してまたショーケースの中の宝石を眺めはじめる。
「いらっしゃいませ」
しばらく宝石を眺めていると別のお客が入ってきたようで店主が声をかける。
だが店主がこちらの対応をしているので別の従業員が声をかけに行った。
村「なにかほしいものがあるのかい?」
狭い店内なので他の客の迷惑にならないようにとユーリと村田もこちらに近寄ってきた。
『ううんー
装飾品はいっぱい持ってるしいいんだけど…』
指輪、ネックレス、髪飾り。
大切な人との思い出がつまった装飾品はこちらの世界に来た時もちゃんとついていた。
村「恋歌さんのも結構高価なもの?」
『まぁそこそこだね
一番高かったのはこのネックレス』
見やすいように服の一番上のボタンを外してチェーンを軽く引っ張る。
村「僕もこんな宝石は見たことないな
恋歌さんの世界のものなんだよね」
『確かある島でしか取れない貴重な石だったかな
ブラックスターダイヤっていう宝石なんだ』
「おっ、お嬢様!
そちらをわたくしに見せていただけませんか!?」
村田が顔を近づけてまじまじと見ていると横から慌てたように店主から声がかかる。
『これですか?
大事なものなのであまり外したくないんですけど…』
はじめは断る恋歌だったが頭を下げ続ける店主に折れたのは恋歌だった。
『大事に扱ってくださるなら…』
「ありがとうございます!」
丁寧に白の手袋をして扱う店主に少しならいいかと恋歌は宝石を眺めるのを再開する。
渋「そんなに珍しいものだったのかな?」
村「探究心とかじゃないかな
見たことない宝石が自分の目の前にあれば見てみたいと思うんじゃない?
職業柄とか」
渋「なるほど
異世界の宝石なんか滅多に見れるもんじゃないしな」
ヴ「しかし恋歌
嫌なら渡さなくともよかったんだぞ?
大事なものなのだろう?」
『大事なものだけどあそこまで頼まれたらね
それに丁寧に扱ってくれてるみたいだし』
顕微鏡のようなものでじっくり見ている店主の手つきは確かに丁寧なものだ。
もうネックレスになっているというのにピンセットで角度を変えている。