今日からマ王!
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街に行くためには魔王と大賢者の証である双黒を隠さなければならない。
もちろん現在双黒である恋歌も。
ユーリと村田がお忍びスタイルに変身している間に泊めてもらった部屋に帰り、恋歌は自分で髪の色と瞳の色を金と桜色に変えた。
『(この色が落ち着くね)』
鏡でおかしいところはないかチェックしていると部屋の扉がノックされた。
ヴ「いいか?」
返事を返すと扉から顔を出したのはヴォルフラムだった。
腕には箱を抱えている。
ヴ「…雰囲気が随分と変わるものだな」
『そう?
わたしのいた世界ではこの色だったから一番落ち着くからこの色にしたんだけど…
変かな?』
ヴ「いや…
双黒のお前も美しかったがその色のお前も美しいぞ」
『ありがとう』
まさか天使のような美貌を持つヴォルフラムから美しいと言われるとは思っていなかった恋歌は少し照れたようにお礼を言った。
ヴ「そうだ
恋歌に服を持ってきた」
『これじゃだめなの?』
ヴ「黒の服は高貴な者しか身につけてはならないからな
お忍びで行くならその服ではだめだ」
『へぇー…』
だから魔王と大賢者と自分しか黒の服を着ていなかったのかと納得した。
ヴ「これに着替えるといい」
持ってきた箱の蓋を開けて恋歌に中身を渡す。
『わぁ…可愛い』
広げてみると白いシンプルなワンピースだった。
裾のところに控えめだがレースがあしらわれており、背中には大きなリボンがついている。
ヴ「この世界にきた時に似たようなのを着ていただろう
だから気にいると思った」
『嬉しい!
ありがとう』
嬉しそうに笑う恋歌に別に…と顔を背けてしまったヴォルフラムだったが嫌な気分はしなかった。
ヴ「やはり僕の見立ては正しかったな!」
『似合う?』
ヴ「ああ」
満足そうにしているヴォルフラムは恋歌に短めの靴下とキャメルのショートブーツを履かせる。
ヴ「よし、これでいいだろう」
『なんでも持ってるのね』
ヴ「…母上がこういうのをお好きなんだ」
『あなたの母上?
たしかユーリの前の魔王だって聞いたけど』
ヴ「ああ…
母上はお美しいんだが…その…ちょっと、いや、かなり強引なところがあって時々こういうのを置いていかれるんだ」
『あー…美人に迫られたり頼まれたりすると断れないわよねぇ』
周りにスタイル抜群の美女しかいない恋歌はヴォルフラムの気持ちがよくわかった。
もちろん現在双黒である恋歌も。
ユーリと村田がお忍びスタイルに変身している間に泊めてもらった部屋に帰り、恋歌は自分で髪の色と瞳の色を金と桜色に変えた。
『(この色が落ち着くね)』
鏡でおかしいところはないかチェックしていると部屋の扉がノックされた。
ヴ「いいか?」
返事を返すと扉から顔を出したのはヴォルフラムだった。
腕には箱を抱えている。
ヴ「…雰囲気が随分と変わるものだな」
『そう?
わたしのいた世界ではこの色だったから一番落ち着くからこの色にしたんだけど…
変かな?』
ヴ「いや…
双黒のお前も美しかったがその色のお前も美しいぞ」
『ありがとう』
まさか天使のような美貌を持つヴォルフラムから美しいと言われるとは思っていなかった恋歌は少し照れたようにお礼を言った。
ヴ「そうだ
恋歌に服を持ってきた」
『これじゃだめなの?』
ヴ「黒の服は高貴な者しか身につけてはならないからな
お忍びで行くならその服ではだめだ」
『へぇー…』
だから魔王と大賢者と自分しか黒の服を着ていなかったのかと納得した。
ヴ「これに着替えるといい」
持ってきた箱の蓋を開けて恋歌に中身を渡す。
『わぁ…可愛い』
広げてみると白いシンプルなワンピースだった。
裾のところに控えめだがレースがあしらわれており、背中には大きなリボンがついている。
ヴ「この世界にきた時に似たようなのを着ていただろう
だから気にいると思った」
『嬉しい!
ありがとう』
嬉しそうに笑う恋歌に別に…と顔を背けてしまったヴォルフラムだったが嫌な気分はしなかった。
ヴ「やはり僕の見立ては正しかったな!」
『似合う?』
ヴ「ああ」
満足そうにしているヴォルフラムは恋歌に短めの靴下とキャメルのショートブーツを履かせる。
ヴ「よし、これでいいだろう」
『なんでも持ってるのね』
ヴ「…母上がこういうのをお好きなんだ」
『あなたの母上?
たしかユーリの前の魔王だって聞いたけど』
ヴ「ああ…
母上はお美しいんだが…その…ちょっと、いや、かなり強引なところがあって時々こういうのを置いていかれるんだ」
『あー…美人に迫られたり頼まれたりすると断れないわよねぇ』
周りにスタイル抜群の美女しかいない恋歌はヴォルフラムの気持ちがよくわかった。