今日からマ王!
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《なぁ、頼むって!
こんなこと頼めるのお前くらいしかいないんだ!》
《あのなぁ…
そんな頭下げられても無理なもんは無理だっての
異世界に人1人飛ばすのにどれだけの力がいると思ってるんだ?
お前も知っての通りおれはあと500年はその力を使えない》
《知っているさ
だけどこっちには世界を渡る力を持ったやつがいる
あいつらが来るタイミングで水に触れていれば俺も手助けをしてこちらの世界に連れてくることができるだろう》
《…ああ、あのお前が選んだ王のことか
ったく…あいつが怒っても俺は知らないからな…》
《……説明だけはしてくれ》
《……そちらの世界が滅ぼされないように祈っといてやる》
今日も快調に新世界の海を走るモビーディック号。
その甲板で数人が集まってトランプをしている。
エ「お、揃った揃ったー
俺あと一枚であがり!」
サボ「今日は運がいいな」
ニ「変なことでも起きるんじゃない?」
エ「俺に負けるのが悔しいだけだろ!?」
兄弟仲良くババ抜き中。
もちろん恋歌も参加しているが、今回は運が悪いのかいつも最初に上がるはずがカードが数枚手札に残っている。
サボ「母さんが不調でエースが絶好調」
ニ「…不吉ね」
エ「おい…お前らなぁ…」
散々な言われようのエースが、横にいるサボのカードを1枚引いた。
エ「へへーん!!
ほら、これで俺はあがりだ!」
揃ったカードを真ん中に叩きつけるように投げると得意気にふふん、と鼻を鳴らす。
その拍子にふわりと舞い上がるトランプ。
そのまま風に乗り、船の外へと飛ばされてしまう。
エ「あ、やべ!」
そのまま海に浸かってしまった。
慌てて追いかけたエースだったが、能力者であるエースは海には飛び込めない。
エ「……」
『私取ってくるよ』
エ「わりぃ…」
手すりをひょいと飛び越え海の上に着地してトランプに手を伸ばした。
『あれ?足が…』
拾ったトランプを持ってモビーに帰ろうとしたが飛べない。
足が海に呑まれていっているのだ。
『(抜けない!
どうして!?)』
エ「恋歌!?
どうした!?」
異変に気付いたエースが大声を出すと、サボとニーナも手すり近くに駆け寄ってきた。
『足が海から抜けないの!』
ニ「……だめだ
わたしもあそこの海だけ操れない!」
サボ「母さん!」
ずぶずぶと沈んでいく恋歌にサボが船から飛び降りて手を伸ばす。
『(わたしも力が使えない!
どうして!?)』
サボが伸ばした手を掴もうと手を伸ばすがあと一瞬間に合わず恋歌は海に沈んだ。
こんなこと頼めるのお前くらいしかいないんだ!》
《あのなぁ…
そんな頭下げられても無理なもんは無理だっての
異世界に人1人飛ばすのにどれだけの力がいると思ってるんだ?
お前も知っての通りおれはあと500年はその力を使えない》
《知っているさ
だけどこっちには世界を渡る力を持ったやつがいる
あいつらが来るタイミングで水に触れていれば俺も手助けをしてこちらの世界に連れてくることができるだろう》
《…ああ、あのお前が選んだ王のことか
ったく…あいつが怒っても俺は知らないからな…》
《……説明だけはしてくれ》
《……そちらの世界が滅ぼされないように祈っといてやる》
今日も快調に新世界の海を走るモビーディック号。
その甲板で数人が集まってトランプをしている。
エ「お、揃った揃ったー
俺あと一枚であがり!」
サボ「今日は運がいいな」
ニ「変なことでも起きるんじゃない?」
エ「俺に負けるのが悔しいだけだろ!?」
兄弟仲良くババ抜き中。
もちろん恋歌も参加しているが、今回は運が悪いのかいつも最初に上がるはずがカードが数枚手札に残っている。
サボ「母さんが不調でエースが絶好調」
ニ「…不吉ね」
エ「おい…お前らなぁ…」
散々な言われようのエースが、横にいるサボのカードを1枚引いた。
エ「へへーん!!
ほら、これで俺はあがりだ!」
揃ったカードを真ん中に叩きつけるように投げると得意気にふふん、と鼻を鳴らす。
その拍子にふわりと舞い上がるトランプ。
そのまま風に乗り、船の外へと飛ばされてしまう。
エ「あ、やべ!」
そのまま海に浸かってしまった。
慌てて追いかけたエースだったが、能力者であるエースは海には飛び込めない。
エ「……」
『私取ってくるよ』
エ「わりぃ…」
手すりをひょいと飛び越え海の上に着地してトランプに手を伸ばした。
『あれ?足が…』
拾ったトランプを持ってモビーに帰ろうとしたが飛べない。
足が海に呑まれていっているのだ。
『(抜けない!
どうして!?)』
エ「恋歌!?
どうした!?」
異変に気付いたエースが大声を出すと、サボとニーナも手すり近くに駆け寄ってきた。
『足が海から抜けないの!』
ニ「……だめだ
わたしもあそこの海だけ操れない!」
サボ「母さん!」
ずぶずぶと沈んでいく恋歌にサボが船から飛び降りて手を伸ばす。
『(わたしも力が使えない!
どうして!?)』
サボが伸ばした手を掴もうと手を伸ばすがあと一瞬間に合わず恋歌は海に沈んだ。