今日からマ王!
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ここが君の部屋だよ、と案内された部屋は魔王陛下のプライベートルームの隣。
キングサイズのベッドに姿見や豪華なクローゼット、食器棚などが設置されてあり1人部屋にしてはかなり大きい部屋に通された。
『ここは誰かの部屋?』
村「《もともとは僕が血盟城に遊びに来たときにここに泊まってたんだけど最近は遊びに来たら渋谷の部屋に泊まってるからあまり使ってないんだ
だからここを使ってくれて構わないよ
あ、ちゃんとシーツとかも変えてもらったし安心して》」
『でもこんな豪華な部屋じゃなくても…』
村「《いいじゃないか
遠慮なく使いなよ》」
にこにこと笑っている村田に無理やり押し切られこの部屋を使わせてもらうことになった。
『ところで…』
村「《なんだい?》」
『わたしはここの魔王を守らないと元の世界に帰れないんだけど』
村「《そうみたいだね》」
『守るってなにから?
この城の雰囲気は悪くない
城下町から流れてくる空気にも悪質なものはほとんどない
こんな平和な世界でわたしはなにからあの子を守るの?
暗殺なんて本当に企ててるのかも怪しいくらい』
村田は近くにある椅子に腰掛け、ヨザックに紅茶を淹れてくるように頼む。
そして恋歌と向かい合い真剣な表情をして告げる。
村「《それを突き止めるのがおそらく今回君の役目だ》」
『??』
村「《僕たちにもわからないほど念入りに暗殺計画を立てる暗殺者から渋谷を守ること》」
『わたしだって万能ではないわ
そんなことわからないかもしれない』
村「《でも君は眞王に選ばれた
渋谷を守る存在として》」
『それは向こうが勝手に決めたこと
わたしはここの魔王陛下になんの思い入れもないし守る義理もない』
村「《それはわかってるよ
無理やり連れてこられて見ず知らずの人間を守れと言われてはい、わかりましたと言える人間なんてそうはいない》」
『そうでしょうね
わたしは友達でも家族でもない人を守る気はないわ』
村「《帰れなくなってもかい?》」
『それが一番むかつくのよ
帰りたいなら助けろって、そんなの脅迫と一緒
わたしに拒否権なんかない』
村「《まぁでも渋谷はいいやつだよ
僕なんかに保障されても意味ないだろうけどさ
守ってやってほしい》」
ぐっ、と頭を下げた村田を見て淹れかけの紅茶もそのままに慌ててヨザックが駆け寄ってくる。
ヨ「げ、猊下!なにをなさってるんです!
頭をあげてください!」
村「僕が頭を下げたぐらいで恋歌さんの心が変わって渋谷を守ってくれるなら安いもんさ
親友を守りたいと思うのは当然のことだからね」
ヨ「猊下…」
その言葉に強く拳を握り締めるとヨザックも恋歌に頭を下げた。
村田とヨザックが頭を下げ続けているとはぁ、と小さいため息が聞こえた。
それに反応して顔を上げると困った顔をした恋歌がいた。
『言葉が通じなくても頭を下げてもらうと誠意が伝わるから不思議よね』
村「《日本人の特権だろ?》」
『まぁ、そういうことにしておいてあげる
いいでしょう
今回は守ってあげますよ
あなたたちの大切な魔王陛下を』
村「《恩にきるよ》」
キングサイズのベッドに姿見や豪華なクローゼット、食器棚などが設置されてあり1人部屋にしてはかなり大きい部屋に通された。
『ここは誰かの部屋?』
村「《もともとは僕が血盟城に遊びに来たときにここに泊まってたんだけど最近は遊びに来たら渋谷の部屋に泊まってるからあまり使ってないんだ
だからここを使ってくれて構わないよ
あ、ちゃんとシーツとかも変えてもらったし安心して》」
『でもこんな豪華な部屋じゃなくても…』
村「《いいじゃないか
遠慮なく使いなよ》」
にこにこと笑っている村田に無理やり押し切られこの部屋を使わせてもらうことになった。
『ところで…』
村「《なんだい?》」
『わたしはここの魔王を守らないと元の世界に帰れないんだけど』
村「《そうみたいだね》」
『守るってなにから?
この城の雰囲気は悪くない
城下町から流れてくる空気にも悪質なものはほとんどない
こんな平和な世界でわたしはなにからあの子を守るの?
暗殺なんて本当に企ててるのかも怪しいくらい』
村田は近くにある椅子に腰掛け、ヨザックに紅茶を淹れてくるように頼む。
そして恋歌と向かい合い真剣な表情をして告げる。
村「《それを突き止めるのがおそらく今回君の役目だ》」
『??』
村「《僕たちにもわからないほど念入りに暗殺計画を立てる暗殺者から渋谷を守ること》」
『わたしだって万能ではないわ
そんなことわからないかもしれない』
村「《でも君は眞王に選ばれた
渋谷を守る存在として》」
『それは向こうが勝手に決めたこと
わたしはここの魔王陛下になんの思い入れもないし守る義理もない』
村「《それはわかってるよ
無理やり連れてこられて見ず知らずの人間を守れと言われてはい、わかりましたと言える人間なんてそうはいない》」
『そうでしょうね
わたしは友達でも家族でもない人を守る気はないわ』
村「《帰れなくなってもかい?》」
『それが一番むかつくのよ
帰りたいなら助けろって、そんなの脅迫と一緒
わたしに拒否権なんかない』
村「《まぁでも渋谷はいいやつだよ
僕なんかに保障されても意味ないだろうけどさ
守ってやってほしい》」
ぐっ、と頭を下げた村田を見て淹れかけの紅茶もそのままに慌ててヨザックが駆け寄ってくる。
ヨ「げ、猊下!なにをなさってるんです!
頭をあげてください!」
村「僕が頭を下げたぐらいで恋歌さんの心が変わって渋谷を守ってくれるなら安いもんさ
親友を守りたいと思うのは当然のことだからね」
ヨ「猊下…」
その言葉に強く拳を握り締めるとヨザックも恋歌に頭を下げた。
村田とヨザックが頭を下げ続けているとはぁ、と小さいため息が聞こえた。
それに反応して顔を上げると困った顔をした恋歌がいた。
『言葉が通じなくても頭を下げてもらうと誠意が伝わるから不思議よね』
村「《日本人の特権だろ?》」
『まぁ、そういうことにしておいてあげる
いいでしょう
今回は守ってあげますよ
あなたたちの大切な魔王陛下を』
村「《恩にきるよ》」