STAMPEDE番外編
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身体に異常はないとは伝えたが、自分の目で確認しないと気が済まなかったローは、恋歌を抱えて船に戻り、外傷だけでなく内臓や脳もすべて調べ、すべての検査が終わりすべての数値に異常がないとわかって、ほっとしたような顔つきになった。
ロー「睡眠は?」
『少し眠いですが、このぐらいなら大丈夫です
あいたっ』
力を使い過ぎると体力回復の為に眠くなると知っているローは、今回もかなりの力を使ったのを見ていた為、眠くないのかと確認したのだが、へらっと笑うだけだったので持っていたペンで軽く頭を叩いた。
ロー「ほら、寝るぞ」
『…あ、でも服が…』
ぐいっと腕を引いてくるローに、戦ったせいで服が汚れていると躊躇った表情を見せると、じーっと視線を向けられた。
ロー「じゃあそれ脱げ」
恋歌の手を離したローは、クローゼットからパーカーを取り出した。
ロー「これに着替えろ」
ぽいっと投げられたパーカーを受け取って、脱衣所を借りて着替えさせてもらった。
ベッドの縁に座っているローに呼ばれ、足の間に座り髪を解いてやろうと昨日渡したヘアゴムを解く。
ロー「これ…どうなってんだ…」
髪を引っ張らないように解こうとしているが、どうやって編まれているのかわからず、少し時間をかけて丁寧に髪を解いた。
ヘアゴムを恋歌に返してぐっとお腹を抱え込んで、ぽすんとベッドに倒れ込むと、寝やすいように体制を整えてくれる。
ロー「疲れてるならちゃんと寝ろ」
『はい、ありがとうございます』
ぽんぽん、と頭を撫でてくれるローの胸に擦り寄るように頭を寄せ、心地い空間にそっと目を閉じた。
1時間程経った頃、ぱち、と目を開けた恋歌が顔を上げると、ローが静かに寝息を立てていた。
『(心配かけちゃったか…
わたしもまだまだだね)』
正直ゲームであんなに苦戦するとは微塵も思っていなかった。
己の力を過信していたわけではないが、何事もなめてかかってはいけないなといい教訓にはなった。
『(脳への攻撃か…
そんなの防ぐ方法あるのかな)』
次にこういう事があっても対処できるように対策を考えていると、背中に回っていた手がピクリと動き、ローの目がゆっくりと開いた。
ロー「…もう起きてたのか」
『はい
もう全快しました
ありがとうございました』
ロー「そうか」
ぎゅっと強く抱きしめてきたローは、大きくため息をつくと、恋歌の頭の上に顎を乗せた。
ロー「あまり無茶はするな
いくらお前が丈夫だったとしても、ああいうのを見ると…心臓に悪い」
『ごめんなさい…
最後のは…油断してました』
恋歌が強いという事がわかっているからこそ、怪我をしている姿を見たときの衝撃が強かった。
ロー「けど…恋歌があそこまでしてくれたから…仲間も無事だった
礼を言う」
『いえ…みんなに心配をかけているようではわたしもまだまだです』
ロー「はっ、それもそうだな
世界最強ならおれに心配をかけさせるな」
『はい』
最後は冗談に合わせてくれ、しばらく寝転んだままお互いに話をした。
ロー「睡眠は?」
『少し眠いですが、このぐらいなら大丈夫です
あいたっ』
力を使い過ぎると体力回復の為に眠くなると知っているローは、今回もかなりの力を使ったのを見ていた為、眠くないのかと確認したのだが、へらっと笑うだけだったので持っていたペンで軽く頭を叩いた。
ロー「ほら、寝るぞ」
『…あ、でも服が…』
ぐいっと腕を引いてくるローに、戦ったせいで服が汚れていると躊躇った表情を見せると、じーっと視線を向けられた。
ロー「じゃあそれ脱げ」
恋歌の手を離したローは、クローゼットからパーカーを取り出した。
ロー「これに着替えろ」
ぽいっと投げられたパーカーを受け取って、脱衣所を借りて着替えさせてもらった。
ベッドの縁に座っているローに呼ばれ、足の間に座り髪を解いてやろうと昨日渡したヘアゴムを解く。
ロー「これ…どうなってんだ…」
髪を引っ張らないように解こうとしているが、どうやって編まれているのかわからず、少し時間をかけて丁寧に髪を解いた。
ヘアゴムを恋歌に返してぐっとお腹を抱え込んで、ぽすんとベッドに倒れ込むと、寝やすいように体制を整えてくれる。
ロー「疲れてるならちゃんと寝ろ」
『はい、ありがとうございます』
ぽんぽん、と頭を撫でてくれるローの胸に擦り寄るように頭を寄せ、心地い空間にそっと目を閉じた。
1時間程経った頃、ぱち、と目を開けた恋歌が顔を上げると、ローが静かに寝息を立てていた。
『(心配かけちゃったか…
わたしもまだまだだね)』
正直ゲームであんなに苦戦するとは微塵も思っていなかった。
己の力を過信していたわけではないが、何事もなめてかかってはいけないなといい教訓にはなった。
『(脳への攻撃か…
そんなの防ぐ方法あるのかな)』
次にこういう事があっても対処できるように対策を考えていると、背中に回っていた手がピクリと動き、ローの目がゆっくりと開いた。
ロー「…もう起きてたのか」
『はい
もう全快しました
ありがとうございました』
ロー「そうか」
ぎゅっと強く抱きしめてきたローは、大きくため息をつくと、恋歌の頭の上に顎を乗せた。
ロー「あまり無茶はするな
いくらお前が丈夫だったとしても、ああいうのを見ると…心臓に悪い」
『ごめんなさい…
最後のは…油断してました』
恋歌が強いという事がわかっているからこそ、怪我をしている姿を見たときの衝撃が強かった。
ロー「けど…恋歌があそこまでしてくれたから…仲間も無事だった
礼を言う」
『いえ…みんなに心配をかけているようではわたしもまだまだです』
ロー「はっ、それもそうだな
世界最強ならおれに心配をかけさせるな」
『はい』
最後は冗談に合わせてくれ、しばらく寝転んだままお互いに話をした。
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