STAMPEDE番外編
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『(よかった…みんな…出れた)』
ふぅ、と息をはいた恋歌は、少し疲れたとぺたんと地面に腰を下ろす。
ロー「恋歌!!」
『ロー、さん』
血相を変えて座り込んでいる恋歌の元に走ってきたローは、さきほどの怪我を見て触れる事をためらうように、手をうろうろとさせている。
ロー「怪我…は?」
『この機械壊したら消えました
ちょっと疲れただけ…!』
ロー「そうか…!」
いつものように笑う恋歌を、痛いぐらい抱きしめてくるローの背中に手を回し、心配をかけてしまったなと背中を軽く擦る。
医者であるが故に傷が見えなくとも致死量の出血であるということはわかっていた。
また、大事な人がいなくなってしまうのかと、この手で恋歌が生きていると確かめるまで、身体中の血の気が引いていた。
『わたしはそんな簡単に死にませんよ』
ロー「…それなら無駄な心配かけんじゃねぇよ」
『ごめんなさい』
ぐりぐりと頭を肩に擦り付けてくるローの好きにさせていると、男をぼこぼこにしてすっきりした顔の海賊たちがわらわらと集まってきた。
エ「いやもう冷や冷やした…」
サボ「ああ…あの怪我…もう一度見る事になるとは思わなかった」
二「…もう、治ってるん、ですよね?」
『うん、もう何ともないよ』
二「よかった…!
ちょっとあんた離れなさいよ!!」
ロー「ああ!?
こいつはおれの女だ!!」
二「恋歌はわたしの母親よ!!」
ニーナが恋歌に抱き着こうとしたが、先にローが抱き着いていた為、引き剥がそうとしているが、ローは離れる事はせず恋歌を抱き締める力を強めるだけ。
大きな声で言い争いをしている姿をいつもの事だと白ひげ海賊団は笑い、サボもエースもローを引き剥がそうと服を引っ張り始めた。
それを幸せそうに笑いながら見ている恋歌に、もう二度とあんな怪我を負わせないと決めたはずなのに、幻とはいえもう一度あの時の怪我を負わせてしまった事に自然と拳に力が入る。
「幸せそうだな…」
「ああ…ほんとに、よかった…」
またあの恋歌の笑顔を、末っ子たちの笑顔を失う所だった。
この事を白ひげに報告し、ほぼ全員の頭に拳骨が落とされるのは、もう少し先の話。
ふぅ、と息をはいた恋歌は、少し疲れたとぺたんと地面に腰を下ろす。
ロー「恋歌!!」
『ロー、さん』
血相を変えて座り込んでいる恋歌の元に走ってきたローは、さきほどの怪我を見て触れる事をためらうように、手をうろうろとさせている。
ロー「怪我…は?」
『この機械壊したら消えました
ちょっと疲れただけ…!』
ロー「そうか…!」
いつものように笑う恋歌を、痛いぐらい抱きしめてくるローの背中に手を回し、心配をかけてしまったなと背中を軽く擦る。
医者であるが故に傷が見えなくとも致死量の出血であるということはわかっていた。
また、大事な人がいなくなってしまうのかと、この手で恋歌が生きていると確かめるまで、身体中の血の気が引いていた。
『わたしはそんな簡単に死にませんよ』
ロー「…それなら無駄な心配かけんじゃねぇよ」
『ごめんなさい』
ぐりぐりと頭を肩に擦り付けてくるローの好きにさせていると、男をぼこぼこにしてすっきりした顔の海賊たちがわらわらと集まってきた。
エ「いやもう冷や冷やした…」
サボ「ああ…あの怪我…もう一度見る事になるとは思わなかった」
二「…もう、治ってるん、ですよね?」
『うん、もう何ともないよ』
二「よかった…!
ちょっとあんた離れなさいよ!!」
ロー「ああ!?
こいつはおれの女だ!!」
二「恋歌はわたしの母親よ!!」
ニーナが恋歌に抱き着こうとしたが、先にローが抱き着いていた為、引き剥がそうとしているが、ローは離れる事はせず恋歌を抱き締める力を強めるだけ。
大きな声で言い争いをしている姿をいつもの事だと白ひげ海賊団は笑い、サボもエースもローを引き剥がそうと服を引っ張り始めた。
それを幸せそうに笑いながら見ている恋歌に、もう二度とあんな怪我を負わせないと決めたはずなのに、幻とはいえもう一度あの時の怪我を負わせてしまった事に自然と拳に力が入る。
「幸せそうだな…」
「ああ…ほんとに、よかった…」
またあの恋歌の笑顔を、末っ子たちの笑顔を失う所だった。
この事を白ひげに報告し、ほぼ全員の頭に拳骨が落とされるのは、もう少し先の話。