STAMPEDE番外編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ロー「恋歌!そいつは幻だ!!
幻なんかに負けてんじゃねぇ!!」
『(幻…これが…?)』
ローの言葉は耳に入ってくるが、痛みも、血が流れていく感覚も、息苦しさも何もかも幻とは思えない。
『(でも…)』
檻の中の者たちも焦ったように出ようと攻撃をし続けているが、檻はびくともしない。
エ「おい!トラファルガー!!
その機械壊せ!」
サボ「死なせるよりマシだ!
早くしろ!!」
ロー「…っ、おれに命令するな!」
恋歌の傷はおそらく頂上戦争の時に負った傷。
あのままではいくら幻といえど危険だと感じ、ゲームの機械を壊すしかないとローが刀を抜いた。
ロー「!!
恋歌!?」
機械に刀を突き立てようとした瞬間、恋歌の方から光が溢れだした。
ぶつぶつと何かを言っているのが見えるが、何を言っているのかまでは聞き取れない。
『【時間停止】』
きぃぃぃいん、と耳を塞ぎたくなるほどの音が響き、むくりと恋歌が起き上がった。
「…は?」
『脳への攻撃って怖いですね…
ほんとに痛いですし…』
口から流れる血を袖で拭い、お腹を押さえている恋歌の怪我は治っていないが、見た目には平気そうに見える為、男があり得ないと震えている。
ロー「恋歌…怪我、は…」
『これ、幻…なんですよね?』
ロー「あ、ああ」
薄く恋歌の身体を囲うように光が回っているが、滴り落ちる血はまだ止まっていない。
『ローさんが、幻と言うのなら…幻なんだって信じます』
ロー「……は?」
『負けるなと言うなら…絶対に負けません』
いつものように笑う恋歌に、ぽかんとした顔で刀を下ろしたローは、手出しする事を止めた。
『もうこれで最後のゲームなら、ここを破壊しても問題ないですね』
「や、やめろ!!
これはおれの最高傑作で…!」
ロー「黙ってろ」
ローに殴られてよろついていた男は、身体を引きずって機械に手を伸ばそうとするが、その手を鬼哭で地面にたたきつけられた。
男はそこから動くことが出来ず、自慢のゲームが木っ端みじんに破壊されるのを、地面に這いつくばりながら見届ける事しかできなかった。
「そん、な…おれの…おれの…最高傑作が…」
ぶるぶると震える男は悔しそうな顔をして地面に拳を叩きつける。
だが、自分の周りに人の気配がしたのを感じ顔を上げると、檻に捕らえられていた者たちが、ものすごい形相で男を見下ろしていた。
「覚悟は…いいな」
「ぎゃ、ぎゃあああああああ!!?」
幻なんかに負けてんじゃねぇ!!」
『(幻…これが…?)』
ローの言葉は耳に入ってくるが、痛みも、血が流れていく感覚も、息苦しさも何もかも幻とは思えない。
『(でも…)』
檻の中の者たちも焦ったように出ようと攻撃をし続けているが、檻はびくともしない。
エ「おい!トラファルガー!!
その機械壊せ!」
サボ「死なせるよりマシだ!
早くしろ!!」
ロー「…っ、おれに命令するな!」
恋歌の傷はおそらく頂上戦争の時に負った傷。
あのままではいくら幻といえど危険だと感じ、ゲームの機械を壊すしかないとローが刀を抜いた。
ロー「!!
恋歌!?」
機械に刀を突き立てようとした瞬間、恋歌の方から光が溢れだした。
ぶつぶつと何かを言っているのが見えるが、何を言っているのかまでは聞き取れない。
『【時間停止】』
きぃぃぃいん、と耳を塞ぎたくなるほどの音が響き、むくりと恋歌が起き上がった。
「…は?」
『脳への攻撃って怖いですね…
ほんとに痛いですし…』
口から流れる血を袖で拭い、お腹を押さえている恋歌の怪我は治っていないが、見た目には平気そうに見える為、男があり得ないと震えている。
ロー「恋歌…怪我、は…」
『これ、幻…なんですよね?』
ロー「あ、ああ」
薄く恋歌の身体を囲うように光が回っているが、滴り落ちる血はまだ止まっていない。
『ローさんが、幻と言うのなら…幻なんだって信じます』
ロー「……は?」
『負けるなと言うなら…絶対に負けません』
いつものように笑う恋歌に、ぽかんとした顔で刀を下ろしたローは、手出しする事を止めた。
『もうこれで最後のゲームなら、ここを破壊しても問題ないですね』
「や、やめろ!!
これはおれの最高傑作で…!」
ロー「黙ってろ」
ローに殴られてよろついていた男は、身体を引きずって機械に手を伸ばそうとするが、その手を鬼哭で地面にたたきつけられた。
男はそこから動くことが出来ず、自慢のゲームが木っ端みじんに破壊されるのを、地面に這いつくばりながら見届ける事しかできなかった。
「そん、な…おれの…おれの…最高傑作が…」
ぶるぶると震える男は悔しそうな顔をして地面に拳を叩きつける。
だが、自分の周りに人の気配がしたのを感じ顔を上げると、檻に捕らえられていた者たちが、ものすごい形相で男を見下ろしていた。
「覚悟は…いいな」
「ぎゃ、ぎゃあああああああ!!?」