STAMPEDE番外編
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だんだんと炎の威力は弱まり、何が起こっているのかと目を凝らせば、恋歌に炎が集まっている事に気づいた。
だが、炎は集まっているだけではなく、恋歌の口の中に吸い込まれていっている。
「ほんと…なんなんだお前!!」
「「「……」」」
エ「…おれ知ってた」
サボ「…おれも」
『…あんまり美味しくないですね』
ガスがなくなるまで炎を食べきった恋歌は、あまり好みの味ではなかったため、少し嫌そうな顔をしている。
檻の中にいるエースとサボは、恋歌が炎を食べられることは知っていた為、特に驚いた様子はないが、初めて見た者たちはこれまでの異様な光景にどんどん言葉を失ってきている。
『でも…体力は回復できましたし、ちょうど服も乾いてよかったです
次、お願いします』
「(こ、このままだと本当にクリアされちまう…
まだ試運転しかしてないが…これもクリアされたら最後は…)」
ロー「おい、さっさとしろ」
がたがたと震えだした男はローに睨まれ、震える手でスイッチを押すと”99”という数字に変わる。
先ほどまで炎を吹き出していた銃口から紫色の靄が流れだし、あっという間に舞台の中が紫色に染まる。
「一応…一呼吸でも吸えば体内からどろどろに溶ける毒だが…
お前には効く気がしないな」
『そうですね
わたしに毒は効きません』
恋歌にとっては視界が少し悪くなっただけ。
ここまでくれば男も恋歌にどんな攻撃も通じる事はないだろうとわかり、あっさりと毒を流すのを止めた。
そしてカウンターは”100”となり、これが最後のゲーム。
ロー「(これが…最後)」
「ほんとは生け捕りにしたかったが…
このままあんたをクリアさせて、せっかく捕まえた奴らを手放すぐらいなら…
あんたを犠牲にする」
にた、と笑った男の顔は不気味なほど歪んでおり、その笑みを見た者は背筋がぞっとした。
「これで!!終わりだ!!
化け物女!!」
叩きつけるようにスイッチを押した直後、ずきっと頭痛がし、こぽ、と何かがせり上がってきたことに気づいた。
『え…?』
ロー「は?
お、おい!!恋歌!!」
「「「恋歌!?」」」
口からあふれ出る血が、腹部からあふれ出る血が、衣服が吸いきれなくなった血液を地面に落としていく。
『これ…』
どさ、と仰向けに倒れた恋歌は、ひゅーひゅーと変な音が聞こえる自分の呼吸音と、自分の血がどんどんと流れ体温が奪われていく感覚に、久しぶりに”死”を感じた。
ロー「何をした!!」
明らかに致命傷の恋歌を見て、焦ったように男の胸倉をつかむが、下品な笑い声をあげているだけ。
ロー「答えろ!!」
「この最終ゲームは今までで受けた一番酷い傷を記憶から引っ張りだし、それを再現させる
脳が怪我をしていると錯覚し、傷は幻だが痛みは本物
まさかあんな傷を負って助かった事があるとは思ってなかったが、これであの女は終わりだ!!」
ロー「このゲームをクリアするにはどうしたらいい!!」
「さぁな!!
あの女が死ねば解放されるさ!」
ロー「ちっ…」
クリア条件を教えるつもりはないのだとわかり、笑い続ける男を殴り飛ばし舞台の壁を殴った。
だが、炎は集まっているだけではなく、恋歌の口の中に吸い込まれていっている。
「ほんと…なんなんだお前!!」
「「「……」」」
エ「…おれ知ってた」
サボ「…おれも」
『…あんまり美味しくないですね』
ガスがなくなるまで炎を食べきった恋歌は、あまり好みの味ではなかったため、少し嫌そうな顔をしている。
檻の中にいるエースとサボは、恋歌が炎を食べられることは知っていた為、特に驚いた様子はないが、初めて見た者たちはこれまでの異様な光景にどんどん言葉を失ってきている。
『でも…体力は回復できましたし、ちょうど服も乾いてよかったです
次、お願いします』
「(こ、このままだと本当にクリアされちまう…
まだ試運転しかしてないが…これもクリアされたら最後は…)」
ロー「おい、さっさとしろ」
がたがたと震えだした男はローに睨まれ、震える手でスイッチを押すと”99”という数字に変わる。
先ほどまで炎を吹き出していた銃口から紫色の靄が流れだし、あっという間に舞台の中が紫色に染まる。
「一応…一呼吸でも吸えば体内からどろどろに溶ける毒だが…
お前には効く気がしないな」
『そうですね
わたしに毒は効きません』
恋歌にとっては視界が少し悪くなっただけ。
ここまでくれば男も恋歌にどんな攻撃も通じる事はないだろうとわかり、あっさりと毒を流すのを止めた。
そしてカウンターは”100”となり、これが最後のゲーム。
ロー「(これが…最後)」
「ほんとは生け捕りにしたかったが…
このままあんたをクリアさせて、せっかく捕まえた奴らを手放すぐらいなら…
あんたを犠牲にする」
にた、と笑った男の顔は不気味なほど歪んでおり、その笑みを見た者は背筋がぞっとした。
「これで!!終わりだ!!
化け物女!!」
叩きつけるようにスイッチを押した直後、ずきっと頭痛がし、こぽ、と何かがせり上がってきたことに気づいた。
『え…?』
ロー「は?
お、おい!!恋歌!!」
「「「恋歌!?」」」
口からあふれ出る血が、腹部からあふれ出る血が、衣服が吸いきれなくなった血液を地面に落としていく。
『これ…』
どさ、と仰向けに倒れた恋歌は、ひゅーひゅーと変な音が聞こえる自分の呼吸音と、自分の血がどんどんと流れ体温が奪われていく感覚に、久しぶりに”死”を感じた。
ロー「何をした!!」
明らかに致命傷の恋歌を見て、焦ったように男の胸倉をつかむが、下品な笑い声をあげているだけ。
ロー「答えろ!!」
「この最終ゲームは今までで受けた一番酷い傷を記憶から引っ張りだし、それを再現させる
脳が怪我をしていると錯覚し、傷は幻だが痛みは本物
まさかあんな傷を負って助かった事があるとは思ってなかったが、これであの女は終わりだ!!」
ロー「このゲームをクリアするにはどうしたらいい!!」
「さぁな!!
あの女が死ねば解放されるさ!」
ロー「ちっ…」
クリア条件を教えるつもりはないのだとわかり、笑い続ける男を殴り飛ばし舞台の壁を殴った。