STAMPEDE番外編
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”21”という数字が表示され、またぐっと指に力を入れロボットの頭を弾いたが、今回ははじけ飛ばず少し仰け反り、すぐに体勢を立て直してきた。
『(強度が急激に上がった…?)』
数字が進むにつれて指の力を強めてはいたが、強度の上がり方が今までと違う事に違和感を覚えた。
『(けどそれならもっと力を入れたらいいだけ)』
この程度なら問題ないともう一度はじけば、今度は今までと同じようにロボットははじけ飛んだ。
”22”という数字に変わり、次のロボットが現れた。
だがそれも今までとは雰囲気が違う。
今までのロボットの2倍程度の大きさになり、身体のいたるところから武器が見えている。
がちゃり、と構えられた銃口と、構えた刀にため息をついて攻撃をされる前にロボットを蹴り飛ばした。
『(やっぱり急に強くなってる
相手に合わせてクリアできないように強さを調節してるのかな…)』
かちん、と音を立てて”23”に変わり、新しいロボットが現れる。
ロー「(…変な顔してんな
あの男…何かしてんのか?)」
恋歌が一瞬難しい表情をしたのを見て、男に視線を向けるが、機械をいじっているだけで何をしているのかまではわからない。
今のところ難なく倒せている為、口を出す事はしないが、何かあれば手助けできるように鬼哭を握る手に力が入る。
そして、順調にロボットを倒していき、舞台上の数字は”97”を示している。
『(ちょっと…疲れてきた…)』
「(な、なんなんだこの女…!!)」
どんなに強いロボットを出現させようとも、ほとんど一発で倒してしまう恋歌に、自棄になって無茶苦茶な強さのロボットを出現させているのに、それでも恋歌が倒れない事に、焦りと苛立ちが滲みだしている。
だが、恋歌もほぼ一発で倒しているとはいえ、一気に倒せない事で”70”番台に乗ってからは大技を連発しており、額に汗が滲み始めている。
「恋歌ー!!
あと少しだ!」
「頑張れ!!」
檻の方から仲間たちの声援が送られ、それに応えるために汗を拭って深呼吸をする。
『次、お願いします』
「くっ…こ、ここからはステージを変える!」
『え?』
恋歌以上に汗をかいている男は、がちゃがちゃと舞台に繋がっている機械をいじりだし、最後に何かのスイッチを押した。
ロー「なっ…」
『み、水…?』
スイッチが押されると、投影されている景色が変わり、海の中のような景色に変わった。
だが変わったのはそれだけではなく、本物の水も溜まりだし、あっという間に恋歌の身長を超える量の水が溜まった。
そして次に目の前に現れたのは、サメの形を模したロボット。
「次はこいつと水中で戦ってもらう!!
息もどこまで続くかな!」
ロー「てめぇ…!」
ぎゃはは、とまたしても下品な声で笑う男にローが掴みかかるが、抵抗をする気はないようで両手を挙げる。
「おれを殺せば全員このゲームから逃げられなくなる
檻の中にいる奴らも、あの女も、一生あのままだ!」
ロー「ちっ…」
どんな仕組みなのかわからないが、その言葉が嘘なのかも、本当なのかも確かめようがない。
「そいつから10分間逃げねぇとお前の攻撃は届かねぇ
それまで生きていられるかな?」
ぐわっと開けたサメの口の中は精密に再現されており、鉄でできた牙がギラリと光る。
『(この程度…問題ない、けど…10分間逃げる必要があるのか…)』
水全部を凍らせてしまう事も、逆に蒸発させてしまう事もできるが、逃げ続ける為には水は残さなければならないはずと、目を閉じて頭の中で強くイメージをする。
『(強度が急激に上がった…?)』
数字が進むにつれて指の力を強めてはいたが、強度の上がり方が今までと違う事に違和感を覚えた。
『(けどそれならもっと力を入れたらいいだけ)』
この程度なら問題ないともう一度はじけば、今度は今までと同じようにロボットははじけ飛んだ。
”22”という数字に変わり、次のロボットが現れた。
だがそれも今までとは雰囲気が違う。
今までのロボットの2倍程度の大きさになり、身体のいたるところから武器が見えている。
がちゃり、と構えられた銃口と、構えた刀にため息をついて攻撃をされる前にロボットを蹴り飛ばした。
『(やっぱり急に強くなってる
相手に合わせてクリアできないように強さを調節してるのかな…)』
かちん、と音を立てて”23”に変わり、新しいロボットが現れる。
ロー「(…変な顔してんな
あの男…何かしてんのか?)」
恋歌が一瞬難しい表情をしたのを見て、男に視線を向けるが、機械をいじっているだけで何をしているのかまではわからない。
今のところ難なく倒せている為、口を出す事はしないが、何かあれば手助けできるように鬼哭を握る手に力が入る。
そして、順調にロボットを倒していき、舞台上の数字は”97”を示している。
『(ちょっと…疲れてきた…)』
「(な、なんなんだこの女…!!)」
どんなに強いロボットを出現させようとも、ほとんど一発で倒してしまう恋歌に、自棄になって無茶苦茶な強さのロボットを出現させているのに、それでも恋歌が倒れない事に、焦りと苛立ちが滲みだしている。
だが、恋歌もほぼ一発で倒しているとはいえ、一気に倒せない事で”70”番台に乗ってからは大技を連発しており、額に汗が滲み始めている。
「恋歌ー!!
あと少しだ!」
「頑張れ!!」
檻の方から仲間たちの声援が送られ、それに応えるために汗を拭って深呼吸をする。
『次、お願いします』
「くっ…こ、ここからはステージを変える!」
『え?』
恋歌以上に汗をかいている男は、がちゃがちゃと舞台に繋がっている機械をいじりだし、最後に何かのスイッチを押した。
ロー「なっ…」
『み、水…?』
スイッチが押されると、投影されている景色が変わり、海の中のような景色に変わった。
だが変わったのはそれだけではなく、本物の水も溜まりだし、あっという間に恋歌の身長を超える量の水が溜まった。
そして次に目の前に現れたのは、サメの形を模したロボット。
「次はこいつと水中で戦ってもらう!!
息もどこまで続くかな!」
ロー「てめぇ…!」
ぎゃはは、とまたしても下品な声で笑う男にローが掴みかかるが、抵抗をする気はないようで両手を挙げる。
「おれを殺せば全員このゲームから逃げられなくなる
檻の中にいる奴らも、あの女も、一生あのままだ!」
ロー「ちっ…」
どんな仕組みなのかわからないが、その言葉が嘘なのかも、本当なのかも確かめようがない。
「そいつから10分間逃げねぇとお前の攻撃は届かねぇ
それまで生きていられるかな?」
ぐわっと開けたサメの口の中は精密に再現されており、鉄でできた牙がギラリと光る。
『(この程度…問題ない、けど…10分間逃げる必要があるのか…)』
水全部を凍らせてしまう事も、逆に蒸発させてしまう事もできるが、逃げ続ける為には水は残さなければならないはずと、目を閉じて頭の中で強くイメージをする。