STAMPEDE番外編
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店から出た後はもうすぐお昼時という事もあり、近くの店で休憩がてら昼食を摂る事にした。
ロー「恋歌」
注文をして食事を待っている間、箱から指輪を取り出したローは、恋歌の名前を呼んで掌を向けてきた。
その手に自分の左手を乗せた恋歌は、ゆっくりと薬指にはめられていく指輪をじっと見つめる。
『…ありがとうございます』
ロー「ああ」
華奢なデザインではあるが、カーブの片方に連なっているイエローダイヤモンドの輝きが主張を強めている。
『大事に…します』
指輪をはめた後にそのまま手を握ってくれているローの手を握り返して、照れくさそうに笑えばローも嬉しそうにふっと笑みをこぼした。
その後運ばれてきた昼食を食べ終え、食後のデザートを恋歌が食べ、ローはコーヒーを飲みまったりとした時間を過ごしていると、少し町がざわつき始めている事に気づいた。
『なにかあったんでしょうか』
ロー「…嫌な予感しかしねぇから船に戻るか」
恋歌と丸一日この島で過ごせる最後の日を邪魔されてたまるかと、がたん、とローが立ち上がり恋歌もそれに続こうとした直後、遠くから名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
「あ!!恋歌!!」
「やっと見つけた!!」
ばたばたと血相を変えて恋歌を呼んだのは白ひげのクルー。
『どうしました?』
相当焦って探していたらしく、汗だくになりながら息を整える為に深呼吸を繰り返し、近くにあった水を飲み干した。
「恋歌の力が必要なんだ!
助けてくれ!」
『?
どういうことですか?』
「ちょっと説明が難しいから取り敢えず来てくれ!」
ロー「おい」
ぐいっと腕を掴んで恋歌を連れて行こうとするのを、ローが反対の腕を掴んで引き止めた。
「げっ、死の外科医…」
ロー「勝手に連れてくんじゃねぇよ」
「…そうか、エースたちが恋歌を呼ばなかったのは、こいつといるってわかってたからか」
この島に来た理由は白ひげのクルーならば全員が知っている。
一緒にいるのであれば恋歌を連れて行くことは憚られたが、こちらも緊急事態だと引き下がる事はできない。
「悪いがおれたちも家族の一大事だ」
「頼む恋歌
助けてくれ」
『…ローさん、わたし…』
恋歌が家族である白ひげのクルーの頼みごとを断れるはずがないとわかっていた。
それが一大事となれば尚更。
言いにくそうにローに視線を向けてくる恋歌に、大きなため息をついたローは、ぽん、と頭を撫でてやる。
ロー「時間、かけるなよ」
『はい』
ローの言葉に頷いた恋歌は、白ひげのクルーについてきてくれと言われ、ローと一緒にその背中を追いかけた。
ロー「恋歌」
注文をして食事を待っている間、箱から指輪を取り出したローは、恋歌の名前を呼んで掌を向けてきた。
その手に自分の左手を乗せた恋歌は、ゆっくりと薬指にはめられていく指輪をじっと見つめる。
『…ありがとうございます』
ロー「ああ」
華奢なデザインではあるが、カーブの片方に連なっているイエローダイヤモンドの輝きが主張を強めている。
『大事に…します』
指輪をはめた後にそのまま手を握ってくれているローの手を握り返して、照れくさそうに笑えばローも嬉しそうにふっと笑みをこぼした。
その後運ばれてきた昼食を食べ終え、食後のデザートを恋歌が食べ、ローはコーヒーを飲みまったりとした時間を過ごしていると、少し町がざわつき始めている事に気づいた。
『なにかあったんでしょうか』
ロー「…嫌な予感しかしねぇから船に戻るか」
恋歌と丸一日この島で過ごせる最後の日を邪魔されてたまるかと、がたん、とローが立ち上がり恋歌もそれに続こうとした直後、遠くから名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
「あ!!恋歌!!」
「やっと見つけた!!」
ばたばたと血相を変えて恋歌を呼んだのは白ひげのクルー。
『どうしました?』
相当焦って探していたらしく、汗だくになりながら息を整える為に深呼吸を繰り返し、近くにあった水を飲み干した。
「恋歌の力が必要なんだ!
助けてくれ!」
『?
どういうことですか?』
「ちょっと説明が難しいから取り敢えず来てくれ!」
ロー「おい」
ぐいっと腕を掴んで恋歌を連れて行こうとするのを、ローが反対の腕を掴んで引き止めた。
「げっ、死の外科医…」
ロー「勝手に連れてくんじゃねぇよ」
「…そうか、エースたちが恋歌を呼ばなかったのは、こいつといるってわかってたからか」
この島に来た理由は白ひげのクルーならば全員が知っている。
一緒にいるのであれば恋歌を連れて行くことは憚られたが、こちらも緊急事態だと引き下がる事はできない。
「悪いがおれたちも家族の一大事だ」
「頼む恋歌
助けてくれ」
『…ローさん、わたし…』
恋歌が家族である白ひげのクルーの頼みごとを断れるはずがないとわかっていた。
それが一大事となれば尚更。
言いにくそうにローに視線を向けてくる恋歌に、大きなため息をついたローは、ぽん、と頭を撫でてやる。
ロー「時間、かけるなよ」
『はい』
ローの言葉に頷いた恋歌は、白ひげのクルーについてきてくれと言われ、ローと一緒にその背中を追いかけた。