STAMPEDE番外編
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ロー「この中で気に入りそうなものはあるか?」
ローに指をさされた先にはいくつかの指輪が箱に乗せられており、店員がにこにことした表情で恋歌の解答を待っている。
『わ、わたしですか?』
ロー「ああ、気に入りそうなもんが無けりゃ別のでもいい」
『え、えっと…』
なぜそんなことを聞かれているのかわからない恋歌だが、じっと並べられている指輪を見つめ、うーん、と真剣な表情で悩んでいる。
華奢なデザインのものが多く、すべてセンスがいいものではあるが、ある一つの指輪が目に留まり、ふとローの目を見つめた。
ロー「?
決まったか?」
『…わたしが、好きなのでいいんですよね?』
ロー「ああ」
『じゃあ…これ、が、好きです』
これ、と指をさされたものは、プラチナのVカットリングに小さなイエローダイヤモンドがついた指輪。
ロー「…わかった
おい、頼む」
「かしこまりました」
少し意外そうな顔をしたローだったが、店員に声をかけると恋歌に左手を貸してほしいと手を差し出してきた。
店員の手の上に手を乗せ、サイズを測られた後、恋歌が選んだ、恋歌のサイズに合う指輪を出してローに渡した。
ロー「手出せ」
『え?』
とんとんと進む話についていけない恋歌が、ぽかんとしているとローに手を握られ、左手の薬指に恋歌の選んだ指輪がはめられた。
ロー「どうだ?」
『どう、って…
あ、あの、ローさんのを探しに来たんじゃ…』
なぜ自分の指にはめているのかと戸惑ったように聞けば、はぁ、と小さくため息をつかれた。
ロー「おれがお前にやりたいと思った
それが理由じゃだめか?」
『だめじゃ…ないですけど…』
ロー「昨日恋歌から”これ”もらったしな
お返しだ」
これ、と自分の左手を見せてくるローに、何か渡しただろうかと、じっと手を見つめると、薬指のTの刺青より下の指の付け根に、赤い痕が点々とついていることに気づいた。
『ま、さか…これ…///』
それが昨日つけた自分の噛み痕だと気づき、徐々に顔が赤くなっていく。
ロー「そのうち消えちまうだろうが、またつけてくれりゃいい」
『う…///』
あまり傷をつけたくないが、にやりと笑うローに無理だという事が出来ず、恥ずかしさで俯いてしまった。
ロー「で、これでいいのか?
もっとお前らしいのとかあるぞ?」
ピンクゴールドの桜色の石がついた指輪や、桜をモチーフにした指輪もある。
自分のだとわかっても、それを選ばなくていいのかと問うと、少し照れくさそうに笑った。
『はい…これが、いいです』
ロー「そうか」
恋歌に似合わないという事ではないが、自分が好きなデザインの指輪をダメ元で選んでおいたものを、まさか選んでくるとは思わなかった。
『これを見たときに…ローさんみたいだなって思ったんです』
ロー「?」
『ハートっぽい形で…石の色が、ローさんの目と同じ色で…直感でこれがいいって…』
ロー「…そういうのは、こういうところで言うな」
生温かい目で店員がローと恋歌のやり取りを見ており、どんなに恋歌が可愛い事を言おうと、手を出す事も出来ない状態なので、ローは大きなため息をついて恋歌の指から指輪を抜き取った。
ロー「これをもらう」
「はい、ありがとうございます」
店員はこういう事に慣れているのか、てきぱきと準備を始め、綺麗な箱に入れてローに袋を渡し何かを耳打ちした後、店から見送ってくれた。
ローに指をさされた先にはいくつかの指輪が箱に乗せられており、店員がにこにことした表情で恋歌の解答を待っている。
『わ、わたしですか?』
ロー「ああ、気に入りそうなもんが無けりゃ別のでもいい」
『え、えっと…』
なぜそんなことを聞かれているのかわからない恋歌だが、じっと並べられている指輪を見つめ、うーん、と真剣な表情で悩んでいる。
華奢なデザインのものが多く、すべてセンスがいいものではあるが、ある一つの指輪が目に留まり、ふとローの目を見つめた。
ロー「?
決まったか?」
『…わたしが、好きなのでいいんですよね?』
ロー「ああ」
『じゃあ…これ、が、好きです』
これ、と指をさされたものは、プラチナのVカットリングに小さなイエローダイヤモンドがついた指輪。
ロー「…わかった
おい、頼む」
「かしこまりました」
少し意外そうな顔をしたローだったが、店員に声をかけると恋歌に左手を貸してほしいと手を差し出してきた。
店員の手の上に手を乗せ、サイズを測られた後、恋歌が選んだ、恋歌のサイズに合う指輪を出してローに渡した。
ロー「手出せ」
『え?』
とんとんと進む話についていけない恋歌が、ぽかんとしているとローに手を握られ、左手の薬指に恋歌の選んだ指輪がはめられた。
ロー「どうだ?」
『どう、って…
あ、あの、ローさんのを探しに来たんじゃ…』
なぜ自分の指にはめているのかと戸惑ったように聞けば、はぁ、と小さくため息をつかれた。
ロー「おれがお前にやりたいと思った
それが理由じゃだめか?」
『だめじゃ…ないですけど…』
ロー「昨日恋歌から”これ”もらったしな
お返しだ」
これ、と自分の左手を見せてくるローに、何か渡しただろうかと、じっと手を見つめると、薬指のTの刺青より下の指の付け根に、赤い痕が点々とついていることに気づいた。
『ま、さか…これ…///』
それが昨日つけた自分の噛み痕だと気づき、徐々に顔が赤くなっていく。
ロー「そのうち消えちまうだろうが、またつけてくれりゃいい」
『う…///』
あまり傷をつけたくないが、にやりと笑うローに無理だという事が出来ず、恥ずかしさで俯いてしまった。
ロー「で、これでいいのか?
もっとお前らしいのとかあるぞ?」
ピンクゴールドの桜色の石がついた指輪や、桜をモチーフにした指輪もある。
自分のだとわかっても、それを選ばなくていいのかと問うと、少し照れくさそうに笑った。
『はい…これが、いいです』
ロー「そうか」
恋歌に似合わないという事ではないが、自分が好きなデザインの指輪をダメ元で選んでおいたものを、まさか選んでくるとは思わなかった。
『これを見たときに…ローさんみたいだなって思ったんです』
ロー「?」
『ハートっぽい形で…石の色が、ローさんの目と同じ色で…直感でこれがいいって…』
ロー「…そういうのは、こういうところで言うな」
生温かい目で店員がローと恋歌のやり取りを見ており、どんなに恋歌が可愛い事を言おうと、手を出す事も出来ない状態なので、ローは大きなため息をついて恋歌の指から指輪を抜き取った。
ロー「これをもらう」
「はい、ありがとうございます」
店員はこういう事に慣れているのか、てきぱきと準備を始め、綺麗な箱に入れてローに袋を渡し何かを耳打ちした後、店から見送ってくれた。