STAMPEDE番外編
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そして数十分後、ゲームの説明をするために製作者と名乗る男が拡声器のついた電伝虫を口元に当てる。
「お待たせしました!
監獄脱出ゲーム!
これよりゲームの説明を始めます」
『(脱出ゲーム…?)』
「ゲーム参加者はランダムに表示される100個のゲームをクリアし、監獄から脱出するというゲームです
100個のゲーム内容は最初に”戦闘”か”知識”のどちらかを選んでいただき、進むにつれて”戦闘”であれば強敵が現れ、”知識”であれば難しい問題が出題されます
途中で変更も可能です
そして、みなさんが気になっているのは、このゲームをクリアしたときのお宝だと思いますが…
それはクリアしてからのお楽しみです!!」
噂だけが独り歩きしていた凄いお宝というものの正体が明かされると思ってごくりと唾を飲み込んでいたが、製作者の男はにぱっと笑ってその正体を明かす事はなかった。
それを楽しみに待っていたのに、明かされなかったことで海賊たちからも島の住民からもブーイングが飛んでいるが、製作者の男は、クリアできてからのお楽しみだとその口を開くことはしない。
ペ「…どう思うよ」
シ「怪しい匂いしかしねぇな」
少し離れた場所でゲームの説明を聞いていたが、詳しいことが何もわからないゲームに怪しい気配しかしないと、腕を組んで難しい顔をしている。
ロー「宝がなにかわからねぇまま参加する意味はねぇな」
これ以上いても無駄だと鬼哭を肩に担いでゆっくりと立ち上がったローは、行くぞと恋歌の腕を引く。
ロー「お前らは好きにしとけ」
「「「アイアイ」」」
ゲームより街で恋歌とぶらぶらしていた方が有意義だと、少し盛り上がり始めたゲームの会場に背を向けて歩き始めた。
この島の人間はゲーム好きが多いのか、昨日より人の少ない市場の方をぶらぶらと歩いているが、人々が向かう先は今歩いてきた方。
ロー「何か欲しいもんとかねぇのか」
3日間この大きくもない島にいる為、ほぼすべて回り終っており、明日にはお互いに出航する日。
最後に何かいらないかと声をかければ、首を横に振られた。
『一緒にいてもらえるだけで十分です
ローさんのいろんなことも知れましたし…一番伝えたかった事も伝えられました
ローさんは何か欲しいものはないですか?』
満足そうに笑う恋歌の言葉に嘘偽りはないとわかり、逆に欲しいものはないかと聞かれてしまった。
ロー「いや…昨日のコインだけで十分だ
恋歌との時間も、言葉もたくさんもらえたしな」
自分に”好き”と伝える為だけに会いに来てくれ、島にいる間ほとんどの時間一緒にいてくれている事で、ローも現状に満足している。
明日別れるときには寂しいとなってしまうだろうが、それはお互い同じで、言ってはいけない事。
ロー「じゃあ、少しだけ付き合ってくれ」
『はい』
お互いに欲しいものはないとわかったが、ローが恋歌の手を引いてどこかに向かう。
「いらっしゃいませ」
恋歌を連れてきたのは所謂ジュエリーショップ。
ロー「ちょっと待ってろ」
ローはピアスをつけているので、新しいものでも見に来たのかと、店に入った瞬間に手を離して、店員と話しはじめたローを横目に、きらきらとしたショーケースの中を覗き込む。
『(わたしも何か買ってみようかな)』
特に何かが欲しいと言うわけではないが、こういうきらきらした可愛いアクセサリーを見ると、不思議と欲しくなってしまうのが乙女心。
ロー「恋歌」
『はい』
初心者でも手を出しやすいものはあるかと、いろいろと見ていると、ローから声をかけられたので、ローの元に向かう。
「お待たせしました!
監獄脱出ゲーム!
これよりゲームの説明を始めます」
『(脱出ゲーム…?)』
「ゲーム参加者はランダムに表示される100個のゲームをクリアし、監獄から脱出するというゲームです
100個のゲーム内容は最初に”戦闘”か”知識”のどちらかを選んでいただき、進むにつれて”戦闘”であれば強敵が現れ、”知識”であれば難しい問題が出題されます
途中で変更も可能です
そして、みなさんが気になっているのは、このゲームをクリアしたときのお宝だと思いますが…
それはクリアしてからのお楽しみです!!」
噂だけが独り歩きしていた凄いお宝というものの正体が明かされると思ってごくりと唾を飲み込んでいたが、製作者の男はにぱっと笑ってその正体を明かす事はなかった。
それを楽しみに待っていたのに、明かされなかったことで海賊たちからも島の住民からもブーイングが飛んでいるが、製作者の男は、クリアできてからのお楽しみだとその口を開くことはしない。
ペ「…どう思うよ」
シ「怪しい匂いしかしねぇな」
少し離れた場所でゲームの説明を聞いていたが、詳しいことが何もわからないゲームに怪しい気配しかしないと、腕を組んで難しい顔をしている。
ロー「宝がなにかわからねぇまま参加する意味はねぇな」
これ以上いても無駄だと鬼哭を肩に担いでゆっくりと立ち上がったローは、行くぞと恋歌の腕を引く。
ロー「お前らは好きにしとけ」
「「「アイアイ」」」
ゲームより街で恋歌とぶらぶらしていた方が有意義だと、少し盛り上がり始めたゲームの会場に背を向けて歩き始めた。
この島の人間はゲーム好きが多いのか、昨日より人の少ない市場の方をぶらぶらと歩いているが、人々が向かう先は今歩いてきた方。
ロー「何か欲しいもんとかねぇのか」
3日間この大きくもない島にいる為、ほぼすべて回り終っており、明日にはお互いに出航する日。
最後に何かいらないかと声をかければ、首を横に振られた。
『一緒にいてもらえるだけで十分です
ローさんのいろんなことも知れましたし…一番伝えたかった事も伝えられました
ローさんは何か欲しいものはないですか?』
満足そうに笑う恋歌の言葉に嘘偽りはないとわかり、逆に欲しいものはないかと聞かれてしまった。
ロー「いや…昨日のコインだけで十分だ
恋歌との時間も、言葉もたくさんもらえたしな」
自分に”好き”と伝える為だけに会いに来てくれ、島にいる間ほとんどの時間一緒にいてくれている事で、ローも現状に満足している。
明日別れるときには寂しいとなってしまうだろうが、それはお互い同じで、言ってはいけない事。
ロー「じゃあ、少しだけ付き合ってくれ」
『はい』
お互いに欲しいものはないとわかったが、ローが恋歌の手を引いてどこかに向かう。
「いらっしゃいませ」
恋歌を連れてきたのは所謂ジュエリーショップ。
ロー「ちょっと待ってろ」
ローはピアスをつけているので、新しいものでも見に来たのかと、店に入った瞬間に手を離して、店員と話しはじめたローを横目に、きらきらとしたショーケースの中を覗き込む。
『(わたしも何か買ってみようかな)』
特に何かが欲しいと言うわけではないが、こういうきらきらした可愛いアクセサリーを見ると、不思議と欲しくなってしまうのが乙女心。
ロー「恋歌」
『はい』
初心者でも手を出しやすいものはあるかと、いろいろと見ていると、ローから声をかけられたので、ローの元に向かう。