STAMPEDE番外編
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そして停泊から3日目の朝。
恋歌が目を覚ませば、珍しくローはまだ目を閉じて寝息を立てていた。
結局身体につけた痕を全て消し終わるまで抱かれ続けたため、ローも疲れたのだろうと、頬に手を伸ばせばローの眉間に皺が寄った。
『(起こさない方がいいかな)』
また裸のまま眠ってしまったので、シャワーでも借りようかとそっと身体を起こしてベッドから抜け出そうとすれば、ぱしっと腕を掴まれた。
ロー「……どこに行く」
『シャワーを、お借りしようかと…』
起こしてしまったかと思って顔を見ると、ローの目は片目しか開いておらず、不機嫌そうな顔をしている。
この部屋から出て行こうとしているわけではないとわかったローは、恋歌の手を離しむくりと身体を起こす。
ロー「ん」
『ありがとうございます』
昨日着せていた自分のシャツを拾い、恋歌の肩からかけてやった。
『あ、それ治します』
ローが身体を起こした事で夜につけた噛み痕を治せていない事を思い出し、手を伸ばせばその手を掴まれ拒否された。
ロー「このままでいい」
『でも…』
ロー「いい
シャワー使うならまた着替えは用意しとく」
この話は終わりだと軽く着替えたローは、恋歌の着替えを取りに部屋から出て行ってしまった。
自分の付けた傷が好きな人についているという事がどうしてもひっかかるが、おそらく勝手に治してしまうと怒られる。
今は大人しくシャワーを借りるかと、ベッドから立ち上がった。
シャワーから出ると、いつも通り脱衣所に着替えを用意してくれていた。
シャツワンピースと同じ場所に、恋歌好みの下着まで用意されている事に一瞬固まったが、細かいことは気にしてはいけないと、用意してくれたものに着替えて扉を開ける。
『着替えありがとうございました』
ロー「ああ」
ちゃんと自分が用意した着替えを着て出てきた恋歌を見て、ローもシャワーに行くと立ち上がり、すたすたと脱衣所に消えた。
しばらくしてシャワーの音が聞こえはじめ、戻ってくるまで手持無沙汰な恋歌は、近くにあった難しそうな医学書を手に取った。
『(お医者さんって…ほんとに大変だよね)』
ロー自身は外科医だが、いろんな知識を持っており、実際恋歌が見ている本も、薬草の効能について書かれているもの。
大切なクルーを守るために日々勉強をしてくれているんだと感謝しながらぱらぱらと本を捲っているとがちゃりと扉が開く音がした。
ロー「なんだ、薬草学にでも興味があるのか?」
『いえ…ちょっと見せてもらっていただけです』
ロー「教えられることなら教えてやる
いつでも言え」
『ありがとうございます』
がしがしと簡単に髪の毛を乾かしたローは、ソファにどかっと座り、持っていたタオルを無言で恋歌に渡した。
それを受け取った恋歌は、ローの正面に回り力加減に気を付けながらローの髪を乾かしていく。
ロー「ペンギンたちが戻ってきてたから朝飯がある
どうする?」
『…ご迷惑でなければ、いただきます』
ロー「わかった」
他船のクルーがそんな贅沢をしてもいいのかと思ったが、おそらくローもペンギンたちも全く気にしていない。
それを感じ取っている恋歌は、悪いとは思いつつも朝ごはんのいい匂いが漂ってきたことに気づいた。
恋歌が目を覚ませば、珍しくローはまだ目を閉じて寝息を立てていた。
結局身体につけた痕を全て消し終わるまで抱かれ続けたため、ローも疲れたのだろうと、頬に手を伸ばせばローの眉間に皺が寄った。
『(起こさない方がいいかな)』
また裸のまま眠ってしまったので、シャワーでも借りようかとそっと身体を起こしてベッドから抜け出そうとすれば、ぱしっと腕を掴まれた。
ロー「……どこに行く」
『シャワーを、お借りしようかと…』
起こしてしまったかと思って顔を見ると、ローの目は片目しか開いておらず、不機嫌そうな顔をしている。
この部屋から出て行こうとしているわけではないとわかったローは、恋歌の手を離しむくりと身体を起こす。
ロー「ん」
『ありがとうございます』
昨日着せていた自分のシャツを拾い、恋歌の肩からかけてやった。
『あ、それ治します』
ローが身体を起こした事で夜につけた噛み痕を治せていない事を思い出し、手を伸ばせばその手を掴まれ拒否された。
ロー「このままでいい」
『でも…』
ロー「いい
シャワー使うならまた着替えは用意しとく」
この話は終わりだと軽く着替えたローは、恋歌の着替えを取りに部屋から出て行ってしまった。
自分の付けた傷が好きな人についているという事がどうしてもひっかかるが、おそらく勝手に治してしまうと怒られる。
今は大人しくシャワーを借りるかと、ベッドから立ち上がった。
シャワーから出ると、いつも通り脱衣所に着替えを用意してくれていた。
シャツワンピースと同じ場所に、恋歌好みの下着まで用意されている事に一瞬固まったが、細かいことは気にしてはいけないと、用意してくれたものに着替えて扉を開ける。
『着替えありがとうございました』
ロー「ああ」
ちゃんと自分が用意した着替えを着て出てきた恋歌を見て、ローもシャワーに行くと立ち上がり、すたすたと脱衣所に消えた。
しばらくしてシャワーの音が聞こえはじめ、戻ってくるまで手持無沙汰な恋歌は、近くにあった難しそうな医学書を手に取った。
『(お医者さんって…ほんとに大変だよね)』
ロー自身は外科医だが、いろんな知識を持っており、実際恋歌が見ている本も、薬草の効能について書かれているもの。
大切なクルーを守るために日々勉強をしてくれているんだと感謝しながらぱらぱらと本を捲っているとがちゃりと扉が開く音がした。
ロー「なんだ、薬草学にでも興味があるのか?」
『いえ…ちょっと見せてもらっていただけです』
ロー「教えられることなら教えてやる
いつでも言え」
『ありがとうございます』
がしがしと簡単に髪の毛を乾かしたローは、ソファにどかっと座り、持っていたタオルを無言で恋歌に渡した。
それを受け取った恋歌は、ローの正面に回り力加減に気を付けながらローの髪を乾かしていく。
ロー「ペンギンたちが戻ってきてたから朝飯がある
どうする?」
『…ご迷惑でなければ、いただきます』
ロー「わかった」
他船のクルーがそんな贅沢をしてもいいのかと思ったが、おそらくローもペンギンたちも全く気にしていない。
それを感じ取っている恋歌は、悪いとは思いつつも朝ごはんのいい匂いが漂ってきたことに気づいた。