STAMPEDE番外編
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ロー「…お前らなぁ」
恋歌とローが射撃場を後にしてしばらく歩いていると、少しいらっとした表情でローが後ろを振り向いた。
ロー「なんでついてきてんだよ!!」
ペ「え?2人のデートを楽しませようと思って」
後ろを振り返ればシャチ、ペンギン、ベポの3人が着かず離れずの距離でついてきている。
シ「あ、なぁなぁ恋歌、あれやろうぜ!」
ベ「おれあっちのがいい!」
ロー「おい…」
繋いでいる方とは逆の手を引いていろんなゲームに誘うため、2人でゆっくりと回る事ができない。
それでも強く3人についてくるなと言わないのは、誘われている恋歌が楽しそうにしているから。
『あの…ローさんも行きませんか?』
ロー「…はぁ、行く」
どんなにいろんな誘いを受けようと、恋歌はローの手を離す事はしない。
それだけでも良しとするかと、恋歌に手を引かれてゆっくりと歩みを進める。
ベ「え、っと…これなに?」
シ「このボール投げて的に当たった数が多いほどもらえる景品の質が上がるってやつだな」
シャチがぽんぽんと手に持っているのはゴムボール。
少し離れた場所に9つのプレートがあり、10球のうち何球的に当てられるかを競うゲーム。
先ほどの射撃は点数を競うだけのゲームだったが、今回のゲームは何か景品がもらえるらしい。
ロー「何か欲しいもんあるか」
『え、っと…』
景品をぐるっと見渡すとコルクに刺さったピンにぶら下がっているものが目に入った。
『あれが、いいです』
ロー「…わかった」
恋歌が指をさしたのは、金で縁取りされた桜のヘアゴム。
9つ当てないと選べない商品の為、少し気合いを入れてゴムボールを受け取った。
ロー「ほら」
『ありがとうございます』
1球も外すことなく、最初の9球ですべての的に当ててしまった。
ぽん、と恋歌の手にヘアゴムを置いてやると、嬉しそうに笑った顔に、きゅん、と心臓が鳴った気がした。
『射撃もすごかったですけど…投げるのも得意なんですね』
ロー「…これぐらいお前もできるだろ」
『わたしあまりそういうのは得意じゃないんです…
銃も握った事ありませんでしたし、何かを投げる事もないですしね』
貰ったばかりのヘアゴムをポニーテールをしている髪につけると、ローの位置からは髪色とは違う金色に縁どられた桜が良く見える。
ロー「恋歌は桜が良く似合うな」
『…桜のお姫様ですからね』
ロー「そうだったな」
似合うと言われて嬉しそうに笑う恋歌は、ローの言葉に冗談で返すと、ローも可笑しそうにふっと笑ってくれた。
シ「てか待って、今日の恋歌可愛すぎないか?」
ペ「それはおれも思ってた」
2人の世界に入ってしまっている為、それを邪魔しないようにこそこそと話す。
ペ「おれ昨日酒の飲み過ぎで寝ちまって、目が覚めたらキャプテンも恋歌もいなかったんだよな」
シ「おれもだ…
まぁあそこは上が宿屋になってたし、2人で部屋とって寝たんだろうけど…」
ちらっと2人の様子を見れば以前とは違う雰囲気がしている事に気づく。
これはもしや、と思ったシャチとペンギンは目を合わせて頷き合った。
恋歌とローが射撃場を後にしてしばらく歩いていると、少しいらっとした表情でローが後ろを振り向いた。
ロー「なんでついてきてんだよ!!」
ペ「え?2人のデートを楽しませようと思って」
後ろを振り返ればシャチ、ペンギン、ベポの3人が着かず離れずの距離でついてきている。
シ「あ、なぁなぁ恋歌、あれやろうぜ!」
ベ「おれあっちのがいい!」
ロー「おい…」
繋いでいる方とは逆の手を引いていろんなゲームに誘うため、2人でゆっくりと回る事ができない。
それでも強く3人についてくるなと言わないのは、誘われている恋歌が楽しそうにしているから。
『あの…ローさんも行きませんか?』
ロー「…はぁ、行く」
どんなにいろんな誘いを受けようと、恋歌はローの手を離す事はしない。
それだけでも良しとするかと、恋歌に手を引かれてゆっくりと歩みを進める。
ベ「え、っと…これなに?」
シ「このボール投げて的に当たった数が多いほどもらえる景品の質が上がるってやつだな」
シャチがぽんぽんと手に持っているのはゴムボール。
少し離れた場所に9つのプレートがあり、10球のうち何球的に当てられるかを競うゲーム。
先ほどの射撃は点数を競うだけのゲームだったが、今回のゲームは何か景品がもらえるらしい。
ロー「何か欲しいもんあるか」
『え、っと…』
景品をぐるっと見渡すとコルクに刺さったピンにぶら下がっているものが目に入った。
『あれが、いいです』
ロー「…わかった」
恋歌が指をさしたのは、金で縁取りされた桜のヘアゴム。
9つ当てないと選べない商品の為、少し気合いを入れてゴムボールを受け取った。
ロー「ほら」
『ありがとうございます』
1球も外すことなく、最初の9球ですべての的に当ててしまった。
ぽん、と恋歌の手にヘアゴムを置いてやると、嬉しそうに笑った顔に、きゅん、と心臓が鳴った気がした。
『射撃もすごかったですけど…投げるのも得意なんですね』
ロー「…これぐらいお前もできるだろ」
『わたしあまりそういうのは得意じゃないんです…
銃も握った事ありませんでしたし、何かを投げる事もないですしね』
貰ったばかりのヘアゴムをポニーテールをしている髪につけると、ローの位置からは髪色とは違う金色に縁どられた桜が良く見える。
ロー「恋歌は桜が良く似合うな」
『…桜のお姫様ですからね』
ロー「そうだったな」
似合うと言われて嬉しそうに笑う恋歌は、ローの言葉に冗談で返すと、ローも可笑しそうにふっと笑ってくれた。
シ「てか待って、今日の恋歌可愛すぎないか?」
ペ「それはおれも思ってた」
2人の世界に入ってしまっている為、それを邪魔しないようにこそこそと話す。
ペ「おれ昨日酒の飲み過ぎで寝ちまって、目が覚めたらキャプテンも恋歌もいなかったんだよな」
シ「おれもだ…
まぁあそこは上が宿屋になってたし、2人で部屋とって寝たんだろうけど…」
ちらっと2人の様子を見れば以前とは違う雰囲気がしている事に気づく。
これはもしや、と思ったシャチとペンギンは目を合わせて頷き合った。