STAMPEDE番外編
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二「それで、恋歌はそいつとどうなりたいんですか?」
『それを…相談したかったの』
二「…どういうことですか?」
急に表情が暗くなった恋歌に、なにかまずいことでも聞いてしまったかと思ったが、恋歌はぎゅっと手に力を入れてふぅ、と息をはいた。
『ローさんは…いずれお父さんの敵になる人…
わたしが、自分の気持ちを優先させたら…もし、この先戦うってなったら…わたしは、どうしたらいいかわからなくなる』
二「恋歌…」
『でも…諦められない自分もいて…
ローさんにも嘘をつきたくなくて…』
二「…わたしは、あなたに幸せになってほしい」
硬く握られている手の上に自分の手を重ね、徐々に俯いてしまっていた恋歌に目線を合わせるように膝をついて笑いかける。
二「好きな人の事を好きと言って何が悪いんですか
戦いになったらその時はその時です
恋歌が自分の気持ちに素直になって、この船のみんなと揉めてしまうようなら、わたしは何があってもあなたの味方です
白ひげのみんなとも、エースとも…サボとだって、戦います」
『ニーナ…』
力強い言葉をくれるニーナに励まされ、安心したように笑えば、ニーナも笑い返してくれた。
二「でも…」
すっ、と立ち上がったニーナは綺麗な笑顔で微笑んできた。
二「どんな男なのか見定めます」
『え?』
ニーナに相談してから、ニーナの行動は早かった。
白ひげには話してもいいと恋歌に許可を貰ったため、すべて話をし、航海士に航路を変更させた。
サボとエースにもばれてしまい、騒いだせいでほぼ一瞬で船中に噂が広がり、あの恋歌に意中の相手がいると知り、クルーたち、主に隊長たちとナースがいろいろと協力してくれるようになった。
二「あんたたちが騒ぐから…」
「「ご、ごめん…」」
食堂で隊長たちやナースが集まっており、噂を広げてしまった張本人であるエースとサボは、ニーナに怒られて小さくなっている。
マ「まぁおれたちも出来る事は手伝ってやるからよい
あんま責めてやんな」
レ「そうよー
でも進路変更も許可してくれたんでしょ?」
サッチ「ああ、航海士が慌ててたけどな」
レ「じゃあ船長も応援してくれてるみたいだし、張り切っていきましょう!」
二「目的地への到着はいつぐらいになるのか聞いてこないと」
サボ「航海士は1週間もあれば着くって言ってたな」
エ「てかさー、おれまだ納得いってないんだけど」
マ「いい加減母親離れしろい
恋歌の幸せを邪魔してやんな」
二「そうよ
まぁどんなやつか見極めてだけどね」
『……』
わいわいと話をしている隊長たちとレイラは、恋歌をそっちのけにして話を進めている。
結果的に恋歌が悩んでいたことは杞憂に終わり、好きな相手には好きと伝えろと、全員が背中を押してくれている。
『(悩みすぎ…か…)』
いろいろと考えてくれている家族に、恥ずかしいながらも感謝して口を出す事はしなかった。
『それを…相談したかったの』
二「…どういうことですか?」
急に表情が暗くなった恋歌に、なにかまずいことでも聞いてしまったかと思ったが、恋歌はぎゅっと手に力を入れてふぅ、と息をはいた。
『ローさんは…いずれお父さんの敵になる人…
わたしが、自分の気持ちを優先させたら…もし、この先戦うってなったら…わたしは、どうしたらいいかわからなくなる』
二「恋歌…」
『でも…諦められない自分もいて…
ローさんにも嘘をつきたくなくて…』
二「…わたしは、あなたに幸せになってほしい」
硬く握られている手の上に自分の手を重ね、徐々に俯いてしまっていた恋歌に目線を合わせるように膝をついて笑いかける。
二「好きな人の事を好きと言って何が悪いんですか
戦いになったらその時はその時です
恋歌が自分の気持ちに素直になって、この船のみんなと揉めてしまうようなら、わたしは何があってもあなたの味方です
白ひげのみんなとも、エースとも…サボとだって、戦います」
『ニーナ…』
力強い言葉をくれるニーナに励まされ、安心したように笑えば、ニーナも笑い返してくれた。
二「でも…」
すっ、と立ち上がったニーナは綺麗な笑顔で微笑んできた。
二「どんな男なのか見定めます」
『え?』
ニーナに相談してから、ニーナの行動は早かった。
白ひげには話してもいいと恋歌に許可を貰ったため、すべて話をし、航海士に航路を変更させた。
サボとエースにもばれてしまい、騒いだせいでほぼ一瞬で船中に噂が広がり、あの恋歌に意中の相手がいると知り、クルーたち、主に隊長たちとナースがいろいろと協力してくれるようになった。
二「あんたたちが騒ぐから…」
「「ご、ごめん…」」
食堂で隊長たちやナースが集まっており、噂を広げてしまった張本人であるエースとサボは、ニーナに怒られて小さくなっている。
マ「まぁおれたちも出来る事は手伝ってやるからよい
あんま責めてやんな」
レ「そうよー
でも進路変更も許可してくれたんでしょ?」
サッチ「ああ、航海士が慌ててたけどな」
レ「じゃあ船長も応援してくれてるみたいだし、張り切っていきましょう!」
二「目的地への到着はいつぐらいになるのか聞いてこないと」
サボ「航海士は1週間もあれば着くって言ってたな」
エ「てかさー、おれまだ納得いってないんだけど」
マ「いい加減母親離れしろい
恋歌の幸せを邪魔してやんな」
二「そうよ
まぁどんなやつか見極めてだけどね」
『……』
わいわいと話をしている隊長たちとレイラは、恋歌をそっちのけにして話を進めている。
結果的に恋歌が悩んでいたことは杞憂に終わり、好きな相手には好きと伝えろと、全員が背中を押してくれている。
『(悩みすぎ…か…)』
いろいろと考えてくれている家族に、恥ずかしいながらも感謝して口を出す事はしなかった。