STAMPEDE番外編
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海賊万博からしばらく経ち、今回の依頼を受けるときにセンゴクとガープに頼んだ通り、恋歌の懸賞金が上がる事はなかった。
また懸賞金が上がればマルコに怒られることはわかっていた為、それだけは避けようと依頼を受けたときに頼んでいたのだった。
だが、恋歌は海賊万博から戻ってきてから何かに悩んでいる様子で、それに周りは気づいていたが、どう聞いていいのかわからず、誰も聞けずにいた。
『(よし)』
いつまでも悩んでいてもしょうがないと、目的の人物の元に向かった。
『あの…ちょっとだけいい?』
二「え?わたし、ですか?」
『うん』
恋歌が話しかけに行ったのはニーナ。
エース、サボ、ニーナの3人でどうやって悩み事を聞き出そうかと会議をしていたところだったため、本人に話しかけられて驚いたように3人が固まった。
目線だけで3人は会話し、エースとサボはニーナにすべてを託すことにした。
『ごめんね、みんなで話してたのに』
二「いえ!気にしないでください
それで…どうしたんですか?」
『相談、というか…聞いてほしいことがあって』
恋歌の自室に呼ばれたニーナは、何を話されるのだろうかと、どきどきしている。
なんでも1人でできる恋歌は、基本的に相談するという事をしない。
それが誇らしく、自慢ではあるが、いざ話を聞くとなると自分でちゃんとした返事が出来るのかと少し不安になってきた。
『わ、たしね…その…』
向かい合いながら座っており、手をもじもじとさせている恋歌は、どう切り出せばいいのかわからず、なぜか徐々に顔が赤くなっていく。
二「恋歌、無理に話さなくていいですよ
話したい時に話してください」
『ありがとう…
でもね、もう…さんざん悩んで…ニーナに話を聞いてほしいって思ったの』
二「わかりました」
話せるまでいつまでも待つ、と言ってくれるニーナに、心が少し軽くなった恋歌は、大きく息を吸ってそれをすべて吐き出した。
『わたし…好きな、人が…できて…』
二「…え?」
『それで…悩んでることがあって…』
まさか恋愛相談だとは思わず、恋歌の言葉にニーナが固まったが、少し顔を赤くしている恋歌を見て、これは本気だと理解した。
だが、大事な人をたぶらかしたのはどこのどいつだと、嫉妬の炎が心に宿った。
二「それはどこのどいつですか?
一般人?海賊?…まさか、海兵ですか?」
『え、あ…海賊で…』
二「わたしも知ってる海賊ですか?
名前と所属海賊団、懸賞金、噂も全部調べます
わかる範囲で全て教えてください」
『ちょ、ちょっと待って!
なにか怒ってる…?』
ぐいぐいと顔を近づけながら真顔で質問攻めをしてくるニーナに、なにか失言してしまったかと思ったが、恋歌に言われてニーナははっとしたように離れた。
二「す、すいません
取り乱しました…
えー…相手はどこの海賊ですか?」
『ハートの海賊団、だね』
二「ああ…ルフィの同盟先の…
たしか船長の名前は死の外科医 トラファルガー・ローでしたね」
『う、ん…』
ローの名前を出した瞬間、少し反応した恋歌に、ニーナは相手が誰かを察した。
二「なるほど…
ルフィに会いに行ったときや、先日の海賊万博で会っていたというわけですね」
『そう、だね』
ふむ、と何か考えるように顎に手をあてて数秒目を閉じた。
また懸賞金が上がればマルコに怒られることはわかっていた為、それだけは避けようと依頼を受けたときに頼んでいたのだった。
だが、恋歌は海賊万博から戻ってきてから何かに悩んでいる様子で、それに周りは気づいていたが、どう聞いていいのかわからず、誰も聞けずにいた。
『(よし)』
いつまでも悩んでいてもしょうがないと、目的の人物の元に向かった。
『あの…ちょっとだけいい?』
二「え?わたし、ですか?」
『うん』
恋歌が話しかけに行ったのはニーナ。
エース、サボ、ニーナの3人でどうやって悩み事を聞き出そうかと会議をしていたところだったため、本人に話しかけられて驚いたように3人が固まった。
目線だけで3人は会話し、エースとサボはニーナにすべてを託すことにした。
『ごめんね、みんなで話してたのに』
二「いえ!気にしないでください
それで…どうしたんですか?」
『相談、というか…聞いてほしいことがあって』
恋歌の自室に呼ばれたニーナは、何を話されるのだろうかと、どきどきしている。
なんでも1人でできる恋歌は、基本的に相談するという事をしない。
それが誇らしく、自慢ではあるが、いざ話を聞くとなると自分でちゃんとした返事が出来るのかと少し不安になってきた。
『わ、たしね…その…』
向かい合いながら座っており、手をもじもじとさせている恋歌は、どう切り出せばいいのかわからず、なぜか徐々に顔が赤くなっていく。
二「恋歌、無理に話さなくていいですよ
話したい時に話してください」
『ありがとう…
でもね、もう…さんざん悩んで…ニーナに話を聞いてほしいって思ったの』
二「わかりました」
話せるまでいつまでも待つ、と言ってくれるニーナに、心が少し軽くなった恋歌は、大きく息を吸ってそれをすべて吐き出した。
『わたし…好きな、人が…できて…』
二「…え?」
『それで…悩んでることがあって…』
まさか恋愛相談だとは思わず、恋歌の言葉にニーナが固まったが、少し顔を赤くしている恋歌を見て、これは本気だと理解した。
だが、大事な人をたぶらかしたのはどこのどいつだと、嫉妬の炎が心に宿った。
二「それはどこのどいつですか?
一般人?海賊?…まさか、海兵ですか?」
『え、あ…海賊で…』
二「わたしも知ってる海賊ですか?
名前と所属海賊団、懸賞金、噂も全部調べます
わかる範囲で全て教えてください」
『ちょ、ちょっと待って!
なにか怒ってる…?』
ぐいぐいと顔を近づけながら真顔で質問攻めをしてくるニーナに、なにか失言してしまったかと思ったが、恋歌に言われてニーナははっとしたように離れた。
二「す、すいません
取り乱しました…
えー…相手はどこの海賊ですか?」
『ハートの海賊団、だね』
二「ああ…ルフィの同盟先の…
たしか船長の名前は死の外科医 トラファルガー・ローでしたね」
『う、ん…』
ローの名前を出した瞬間、少し反応した恋歌に、ニーナは相手が誰かを察した。
二「なるほど…
ルフィに会いに行ったときや、先日の海賊万博で会っていたというわけですね」
『そう、だね』
ふむ、と何か考えるように顎に手をあてて数秒目を閉じた。