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恋歌は依頼官僚の報告をするために、白ひげの船に戻る前に海軍本部に立ち寄った。
すぐにガープを見つけた恋歌は、依頼時と同じくセンゴクの部屋に連れられ、お茶とおせんべいを出された。
ガ「まずは今回の事感謝する
完璧な敗北、恋歌に頼んでよかったわい」
『それはよかったです
ちょっと疲れましたけどね』
ガ「ちょっと疲れた程度でバレットを倒し、バスターコールも止められる者など、この世に恋歌しかおらんわい」
愉快そうに笑うガープにふぅ、と息をはいてお茶を飲むと、襖が開いてセンゴクが室内を見て一瞬固まったあと、ため息をついて部屋の中に入ってきた。
セ「…当たり前のようにお前さんら2人はなぜここにおる」
ガ「細かいことは気にするでない」
実は部屋の主はおらず、お茶やおせんべいを用意してくれたのはガープ。
勝手知ったる部屋だからと、センゴクが帰ってくるまでくつろいでいただけ。
ガープの横に座ったセンゴクは、疲れたように机の上に束になった書類を置いた。
セ「こっちが頼んでおいてなんだが…いつも予想を超える働きをしてくれる…」
センゴクが机の上に置いた書類は今回のバレットの騒動についての報告書。
それを読んだとき、こちらが頼んだこととは言え、頭痛がしたのは確かだった。
『バスターコールが予想外だったんですけど…わたしはバスターコールに負けられない理由があるんです
ガープさんとセンゴクさんには申し訳ないですけど、わたしがいる場所にバスターコールを発令されたら、失敗に終わると思います』
ガ「そんな事できるのはお前さんだけじゃ…」
セ「まぁ今回は赤犬の奴が憤慨して黄猿と藤虎に怒鳴っとったな
大将が2人もいて何をしてるんだとな」
『誰が来ても結果は変わりませんでしたよ
…ん?』
おせんべいを食べようと手を伸ばした時、視界に見知った顔が入った気がして、そちらに視線を向ける。
セ「…あー、あれはちょっとわけありでな
今回もこの祭りに参加しとったらしいから心配でな…」
『そ、そうですか』
恋歌の視線の先を追っていくと、仕事机の隅の方から、ローの手配書が垂れていた。
『あ、あの…あの手配書って…もうない、ですか?』
セ「いや…まだある…が、」
『1枚…いただくことはできますか?』
セ「構わんが…何に使うつもりだ?」
『あ、いや…使う、というか、何と言いますか…』
ただ欲しいだけとは言えず、視線を泳がせているとセンゴクとガープが目を合わせて不思議そうな顔をしている。
ガ「たしか…ルフィと同盟を組んでる海賊の船長じゃったな」
セ「ああ…
何枚も持っておるから1枚やろう」
ガ「(なんでこいつは何枚も持っとるんじゃ…)」
ぴらっと手配書を渡され、嬉しそうに笑って受け取った恋歌に、老人ならではの勘が急に働いた。
ガ「恋歌、お前さん、この男となにかあるのか?」
『え…』
にやにやしながら聞いてくるガープに、なにか、と聞かれて、なぜか昨日の事が思い出され、ぶわっと体温が上がったのがわかった。
ガ「…そのわかりやすい顔はなんとかせんといかんな」
セ「たしかにこの子はいい男だ
そうなるのもわかる」
ガ「うむ…顔はそこそこ…
性格は?」
セ「優しいぞ」
ガ「そんなもん最低条件じゃ」
『あ、あの…///』
「「ん?」」
2人だけで盛り上がり始めたのを思わず止めたが、どう説明すればいいのかわからない。
ガ「…恋歌は、こいつが好きか?」
『………はい』
本人にも言った事はないが、心は決まっている。
ガープにも、ローに対しての気持ちにも嘘をつきたくなかった恋歌は、困ったように笑って返事をした。
その笑顔が何かを悩んでいるように見え、恋歌の頭にぽん、と手を置いて撫でてやる。
ガ「そうか
恋歌のようないい女に好かれてるこいつは、いい男なんじゃろう」
『はい…とても、素敵な人です』
ガ「そう思える男に出会えたことはいいことじゃ
それでも、恋歌にそんな表情をさせるような男に恋歌はやれんぞ」
『え…』
優しい目を向けてくれているガープに視線を合わせると、頭に置かれていた手が乱暴に頭を撫でた。
すぐにガープを見つけた恋歌は、依頼時と同じくセンゴクの部屋に連れられ、お茶とおせんべいを出された。
ガ「まずは今回の事感謝する
完璧な敗北、恋歌に頼んでよかったわい」
『それはよかったです
ちょっと疲れましたけどね』
ガ「ちょっと疲れた程度でバレットを倒し、バスターコールも止められる者など、この世に恋歌しかおらんわい」
愉快そうに笑うガープにふぅ、と息をはいてお茶を飲むと、襖が開いてセンゴクが室内を見て一瞬固まったあと、ため息をついて部屋の中に入ってきた。
セ「…当たり前のようにお前さんら2人はなぜここにおる」
ガ「細かいことは気にするでない」
実は部屋の主はおらず、お茶やおせんべいを用意してくれたのはガープ。
勝手知ったる部屋だからと、センゴクが帰ってくるまでくつろいでいただけ。
ガープの横に座ったセンゴクは、疲れたように机の上に束になった書類を置いた。
セ「こっちが頼んでおいてなんだが…いつも予想を超える働きをしてくれる…」
センゴクが机の上に置いた書類は今回のバレットの騒動についての報告書。
それを読んだとき、こちらが頼んだこととは言え、頭痛がしたのは確かだった。
『バスターコールが予想外だったんですけど…わたしはバスターコールに負けられない理由があるんです
ガープさんとセンゴクさんには申し訳ないですけど、わたしがいる場所にバスターコールを発令されたら、失敗に終わると思います』
ガ「そんな事できるのはお前さんだけじゃ…」
セ「まぁ今回は赤犬の奴が憤慨して黄猿と藤虎に怒鳴っとったな
大将が2人もいて何をしてるんだとな」
『誰が来ても結果は変わりませんでしたよ
…ん?』
おせんべいを食べようと手を伸ばした時、視界に見知った顔が入った気がして、そちらに視線を向ける。
セ「…あー、あれはちょっとわけありでな
今回もこの祭りに参加しとったらしいから心配でな…」
『そ、そうですか』
恋歌の視線の先を追っていくと、仕事机の隅の方から、ローの手配書が垂れていた。
『あ、あの…あの手配書って…もうない、ですか?』
セ「いや…まだある…が、」
『1枚…いただくことはできますか?』
セ「構わんが…何に使うつもりだ?」
『あ、いや…使う、というか、何と言いますか…』
ただ欲しいだけとは言えず、視線を泳がせているとセンゴクとガープが目を合わせて不思議そうな顔をしている。
ガ「たしか…ルフィと同盟を組んでる海賊の船長じゃったな」
セ「ああ…
何枚も持っておるから1枚やろう」
ガ「(なんでこいつは何枚も持っとるんじゃ…)」
ぴらっと手配書を渡され、嬉しそうに笑って受け取った恋歌に、老人ならではの勘が急に働いた。
ガ「恋歌、お前さん、この男となにかあるのか?」
『え…』
にやにやしながら聞いてくるガープに、なにか、と聞かれて、なぜか昨日の事が思い出され、ぶわっと体温が上がったのがわかった。
ガ「…そのわかりやすい顔はなんとかせんといかんな」
セ「たしかにこの子はいい男だ
そうなるのもわかる」
ガ「うむ…顔はそこそこ…
性格は?」
セ「優しいぞ」
ガ「そんなもん最低条件じゃ」
『あ、あの…///』
「「ん?」」
2人だけで盛り上がり始めたのを思わず止めたが、どう説明すればいいのかわからない。
ガ「…恋歌は、こいつが好きか?」
『………はい』
本人にも言った事はないが、心は決まっている。
ガープにも、ローに対しての気持ちにも嘘をつきたくなかった恋歌は、困ったように笑って返事をした。
その笑顔が何かを悩んでいるように見え、恋歌の頭にぽん、と手を置いて撫でてやる。
ガ「そうか
恋歌のようないい女に好かれてるこいつは、いい男なんじゃろう」
『はい…とても、素敵な人です』
ガ「そう思える男に出会えたことはいいことじゃ
それでも、恋歌にそんな表情をさせるような男に恋歌はやれんぞ」
『え…』
優しい目を向けてくれているガープに視線を合わせると、頭に置かれていた手が乱暴に頭を撫でた。