STAMPEDE
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一度ローの自室に戻り、ベポから受け取った服に着替えた恋歌は、依頼完了の連絡をしてから白ひげの船に戻るとローに伝えた。
ロー「…そうか」
『はい、今回はありがとうございました』
ロー「外まで送る」
一瞬なにか言いたそうな顔をしたローだったが、鬼哭を持って甲板へ向かう為に立ち上がったローの服の裾を掴むと、すぐにぴたっと足を止めてくれた。
『あの…///』
ロー「ん?」
顔を赤くした恋歌が、何を言いたいのかわかっているが、くいっと顎を掴んで顔を上げさせる。
ロー「どうした」
『き、すを…してほしいです…///』
ちゃんとお願いができたことにふっと笑って、唇を合わせてやる。
ロー「またいつでも来い」
『…はい』
すぐに離れた唇に寂しそうな顔をした恋歌の頭を撫でてやり、扉を開け恋歌を促すように背中に手を回した。
途中でクルーたちにもう帰ることを伝えると、船内にいたクルーたちも見送りのためについてきた。
外に出ればすでに他の海賊たちはほとんど出航しており、残りは数えられるほどしか残っていなかった。
ル「あ、トラ男のところにいたのか!」
近くにあったサニー号から声が聞こえ、ルフィが嬉しそうに飛び移ってくる。
『うん、もう帰るけどね』
ル「そっかぁ…
…なぁトラ男」
ロー「なんだ」
残念そうな顔をするルフィだったが、何かを思い出したようにローの手を取り、それを無理矢理引っ張って恋歌の腰に回した。
何がしたいのかわからない恋歌とローは、ルフィにされるがままだが、ローの手が恋歌の腰に添えられてるのを見て、顎に手を当てて難しそうな顔をしている。
ロー「おい、なんだってんだ」
ル「…いや、いいんだ
なんか納得した」
ロー「はぁ?」
わけがわからず眉間にしわを寄せるローだが、恋歌はなんとなくルフィの言いたいことがわかり、困ったように笑うだけだった。
『では、今回わたしはこの辺で』
ロー「ああ」
ル「またな!」
依頼完了の報告は海軍本部に行くため、桜姫の格好をしてひらひらと手を振ると、麦わらの一味とハートの海賊団が大手を振って見送ってくれる。
一瞬で姿が見えなくなり、笑顔で手を振っていた者たちは、各自持ち場に戻り出航の準備に取り掛かる。
ル「じゃあトラ男もまたな」
ロー「ああ」
ル「あ、そうだ」
ロー「?」
ナミに出航するから戻って来いと言われたルフィは、ローに一声かけて船に戻ろうとしたが、サニー号に手を伸ばして、何かを思い出したように口を開いた。
ル「お前、母ちゃんのこと好きなのか?」
ロー「…それはどういう意味のだ」
普段のルフィを見ていて、恋愛の好きを理解しているのか疑問に思ったローは、それを確認したが、んーと唸り始めた。
ル「おれやトラ男が仲間を好きってのとは違う…
おれが母ちゃんを好きってのも違う…
けど、ずっと一緒にいたくて、誰にも渡したくなくて…一番大事な女って事だろ?」
仲間に向ける信頼や友愛とも違い、家族の親愛とも違う。
ルフィにとってはわかるようでわからない事だが、ナミからローに恋歌の腰に手を回してもらってみろと言われ、目の前で実践してもらってなんとなく理解できた。
キラーの時は本能的に嫌だと感じたが、ローの時には感じなかった。
並んで立つ二人を見て、すとん、となにか納得できたのは確か。
ロー「まぁな、お前に隠すつもりはないからな
恋歌は、おれがもらう」
ル「それはだめだ!!
おれの母ちゃんだぞ!!」
ロー「いい加減母親離れしやがれ!」
ル「いやだ!!」
恋歌の事で言い合いを始めた2人は、ルフィの事をナミが迎えに来るまでしばらく続いた。
ロー「…そうか」
『はい、今回はありがとうございました』
ロー「外まで送る」
一瞬なにか言いたそうな顔をしたローだったが、鬼哭を持って甲板へ向かう為に立ち上がったローの服の裾を掴むと、すぐにぴたっと足を止めてくれた。
『あの…///』
ロー「ん?」
顔を赤くした恋歌が、何を言いたいのかわかっているが、くいっと顎を掴んで顔を上げさせる。
ロー「どうした」
『き、すを…してほしいです…///』
ちゃんとお願いができたことにふっと笑って、唇を合わせてやる。
ロー「またいつでも来い」
『…はい』
すぐに離れた唇に寂しそうな顔をした恋歌の頭を撫でてやり、扉を開け恋歌を促すように背中に手を回した。
途中でクルーたちにもう帰ることを伝えると、船内にいたクルーたちも見送りのためについてきた。
外に出ればすでに他の海賊たちはほとんど出航しており、残りは数えられるほどしか残っていなかった。
ル「あ、トラ男のところにいたのか!」
近くにあったサニー号から声が聞こえ、ルフィが嬉しそうに飛び移ってくる。
『うん、もう帰るけどね』
ル「そっかぁ…
…なぁトラ男」
ロー「なんだ」
残念そうな顔をするルフィだったが、何かを思い出したようにローの手を取り、それを無理矢理引っ張って恋歌の腰に回した。
何がしたいのかわからない恋歌とローは、ルフィにされるがままだが、ローの手が恋歌の腰に添えられてるのを見て、顎に手を当てて難しそうな顔をしている。
ロー「おい、なんだってんだ」
ル「…いや、いいんだ
なんか納得した」
ロー「はぁ?」
わけがわからず眉間にしわを寄せるローだが、恋歌はなんとなくルフィの言いたいことがわかり、困ったように笑うだけだった。
『では、今回わたしはこの辺で』
ロー「ああ」
ル「またな!」
依頼完了の報告は海軍本部に行くため、桜姫の格好をしてひらひらと手を振ると、麦わらの一味とハートの海賊団が大手を振って見送ってくれる。
一瞬で姿が見えなくなり、笑顔で手を振っていた者たちは、各自持ち場に戻り出航の準備に取り掛かる。
ル「じゃあトラ男もまたな」
ロー「ああ」
ル「あ、そうだ」
ロー「?」
ナミに出航するから戻って来いと言われたルフィは、ローに一声かけて船に戻ろうとしたが、サニー号に手を伸ばして、何かを思い出したように口を開いた。
ル「お前、母ちゃんのこと好きなのか?」
ロー「…それはどういう意味のだ」
普段のルフィを見ていて、恋愛の好きを理解しているのか疑問に思ったローは、それを確認したが、んーと唸り始めた。
ル「おれやトラ男が仲間を好きってのとは違う…
おれが母ちゃんを好きってのも違う…
けど、ずっと一緒にいたくて、誰にも渡したくなくて…一番大事な女って事だろ?」
仲間に向ける信頼や友愛とも違い、家族の親愛とも違う。
ルフィにとってはわかるようでわからない事だが、ナミからローに恋歌の腰に手を回してもらってみろと言われ、目の前で実践してもらってなんとなく理解できた。
キラーの時は本能的に嫌だと感じたが、ローの時には感じなかった。
並んで立つ二人を見て、すとん、となにか納得できたのは確か。
ロー「まぁな、お前に隠すつもりはないからな
恋歌は、おれがもらう」
ル「それはだめだ!!
おれの母ちゃんだぞ!!」
ロー「いい加減母親離れしやがれ!」
ル「いやだ!!」
恋歌の事で言い合いを始めた2人は、ルフィの事をナミが迎えに来るまでしばらく続いた。