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食堂に近づくにつれて、味噌汁のいい匂いがし、急にお腹がぐぅ、と小さく鳴った。
それに気づかれたのかはわからないが、ローの方からくくっ、と笑い声が聞こえたため、ばっとお腹を押さえた。
「キャプテンおはようございます」
ロー「ああ」
クルーたちがローに挨拶をし、いつもの席なのか、一番端に座り、どこに座ればいいのかわからない恋歌を横に呼んだ。
ロー以外が食事の準備をしている中、余所者が座っててもいいのかと思ったが、へたに手伝う方が邪魔かと大人しく座った。
ペ「嫌いなものはないか?」
『あ、はい』
エプロン姿が様になっているペンギンが目の前に白米の入った茶碗を置いてくれる。
『(和食なんだ)』
毎日様々な種類の大量の食事が作られる白髭の船とは違い、少数のハートの海賊団は全員が同じメニュー。
全員分の食事が揃ったところで着席し、意外と騒がしい朝食が始まった。
『ごちそうさまでした』
ペ「おう」
ベ「あ、恋歌これ返すな」
『ありがとうございます』
美味しいご飯を出してくれたハートの海賊団にお礼を言い、ベポが洗濯した恋歌の服を手渡してくる。
ロー「進路確認次第出航する
お前ら準備しておけ」
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
がたん、と席を立ったローに”部屋に戻るぞ”と声をかけられ、慌ててローの後を追いかけた。
ペ「…結局さぁ」
シ「やめろペンギン
みなまで言うな」
食堂から出て行った2人の事だろうと察知したシャチに、言いたいことはわかっていると肩を叩かれた。
シ「付き合ってないって」
ペ「だよな
でもさ、昨日思ったんだけど、やっぱ恋歌って、桜姫…なんだよな」
シ「…ああ」
強いことは世間の噂でも、今までの戦いでも実際に目にしてきたため、わかっているつもりだった。
しかし今回の相手は規格外で、しかも途中からバスターコールまで発令されたが、それすらも1人で止めた。
恋歌本人が優しい事も、今すぐ自分たちの敵にはならない事も、自分たちの船長が恋歌に好意を持っている事もすべて理解はしている。
だが、今回の戦いは恋歌の存在を遠くさせた。
ペ「キャプテンは…今回の、どう思ったんだろうな」
シ「あの様子だと…多分受け容れてると思う
桜姫の恋歌も、さっきのおれたちと一緒に飯食べた恋歌も、好きになった恋歌も…全部が恋歌だって」
ペンギンやシャチは始めて見た恋歌の本気に足がすくんでしまった。
あの力がいつ自分たちに向けられるのか。
自分たちの記憶にある恋歌は嘘ではないのか。
ペ「おれたちはまだまだって事だな」
シ「しょうがねぇよ
だっておれたちのキャプテンはかっこいいんだからよ」
ペ「違いない」
恋歌が1人で何とかすると言っても、ローは恋歌の傍を離れなかった。
それはどんな恋歌でもそばにいると決めたからで、自分より強い恋歌相手でも、それは変わらないということ。
自慢のキャプテンの恋が無事に恋歌に届きますようにと祈り、出航準備を手伝うために、揃って甲板へ出た。
それに気づかれたのかはわからないが、ローの方からくくっ、と笑い声が聞こえたため、ばっとお腹を押さえた。
「キャプテンおはようございます」
ロー「ああ」
クルーたちがローに挨拶をし、いつもの席なのか、一番端に座り、どこに座ればいいのかわからない恋歌を横に呼んだ。
ロー以外が食事の準備をしている中、余所者が座っててもいいのかと思ったが、へたに手伝う方が邪魔かと大人しく座った。
ペ「嫌いなものはないか?」
『あ、はい』
エプロン姿が様になっているペンギンが目の前に白米の入った茶碗を置いてくれる。
『(和食なんだ)』
毎日様々な種類の大量の食事が作られる白髭の船とは違い、少数のハートの海賊団は全員が同じメニュー。
全員分の食事が揃ったところで着席し、意外と騒がしい朝食が始まった。
『ごちそうさまでした』
ペ「おう」
ベ「あ、恋歌これ返すな」
『ありがとうございます』
美味しいご飯を出してくれたハートの海賊団にお礼を言い、ベポが洗濯した恋歌の服を手渡してくる。
ロー「進路確認次第出航する
お前ら準備しておけ」
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
がたん、と席を立ったローに”部屋に戻るぞ”と声をかけられ、慌ててローの後を追いかけた。
ペ「…結局さぁ」
シ「やめろペンギン
みなまで言うな」
食堂から出て行った2人の事だろうと察知したシャチに、言いたいことはわかっていると肩を叩かれた。
シ「付き合ってないって」
ペ「だよな
でもさ、昨日思ったんだけど、やっぱ恋歌って、桜姫…なんだよな」
シ「…ああ」
強いことは世間の噂でも、今までの戦いでも実際に目にしてきたため、わかっているつもりだった。
しかし今回の相手は規格外で、しかも途中からバスターコールまで発令されたが、それすらも1人で止めた。
恋歌本人が優しい事も、今すぐ自分たちの敵にはならない事も、自分たちの船長が恋歌に好意を持っている事もすべて理解はしている。
だが、今回の戦いは恋歌の存在を遠くさせた。
ペ「キャプテンは…今回の、どう思ったんだろうな」
シ「あの様子だと…多分受け容れてると思う
桜姫の恋歌も、さっきのおれたちと一緒に飯食べた恋歌も、好きになった恋歌も…全部が恋歌だって」
ペンギンやシャチは始めて見た恋歌の本気に足がすくんでしまった。
あの力がいつ自分たちに向けられるのか。
自分たちの記憶にある恋歌は嘘ではないのか。
ペ「おれたちはまだまだって事だな」
シ「しょうがねぇよ
だっておれたちのキャプテンはかっこいいんだからよ」
ペ「違いない」
恋歌が1人で何とかすると言っても、ローは恋歌の傍を離れなかった。
それはどんな恋歌でもそばにいると決めたからで、自分より強い恋歌相手でも、それは変わらないということ。
自慢のキャプテンの恋が無事に恋歌に届きますようにと祈り、出航準備を手伝うために、揃って甲板へ出た。