STAMPEDE
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恋歌が最後の最後に意識を飛ばしてしまったため、ぐちゃぐちゃに濡れた太腿や、涙で濡れた頬を拭いてやり、後処理をしてから布団に潜り込んだ。
静かに寝息を立てている恋歌の頭を撫でてやり、言いたい事を我慢し続けたため重いため息が出た。
だが、恋歌に言いたい事は、特別な立場でなければ言えないものばかり。
ロー「(おれの女…か)」
キラーに恋歌は自分のものであると牽制はしたが、実際は違う。
初めての酒で酔っていた恋歌がその言葉を聞いていたのかどうかもわからない。
自分のものであると言えればどれだけ楽かと、いつまでも自分の気持ちを認めないことに、少し八つ当たりしてしまった。
ロー「(けど…恋歌がおれに会いに来なくなったら…この関係は終わる…)」
別の海賊団である恋歌と会えるのは、恋歌が単独で長距離移動ができるから。
恋歌がローと会いたくないと思えば、二度と会う事はできない。
所属している海賊も四皇、本人は世界最強の名に相応しい桜姫。
”好き”という言葉だけでも返してもらえば、少しは自信がつくと思っているが、頑なにその言葉を言ってもらえない。
ロー「…酷い奴だよ、お前は」
いつも恋歌と肌を重ねた後に急に不安が襲ってくる。
そんな女々しい自分が嫌になるが、一度手に入れたいと思った恋歌を手放せない。
『…ロー、さん?』
ロー「悪い、起こしたか」
ぎゅっと強く抱きしめて存在を確かめていると、苦しくなった恋歌が目を覚ましてしまった。
もぞもぞと動く恋歌を少し離し、起き上ろうとする恋歌の頭を押さえる。
ロー「寝てろ
酔ってた上に無理させたからな」
恋歌が意識を飛ばしてから数時間は経っているが、まだ真夜中と言われる時間。
『…わかり、ました』
自分がなにも着ていない事に気づき、恥ずかしそうに布団に戻った。
『寝ないんですか?』
ロー「ん?恋歌が寝たら寝る」
ぽんぽん、と頭を撫でられたが、っその言葉が本当ではないような気がして、じっとローの目を見つめる。
ロー「…なんだ」
『…なにか、ありました?』
元気がなさそうに見えるローに、なにかあったかと聞いても、頭を胸に引き寄せられ、寝ろと短く言われただけだった。
『…わたしは、力になれない事ですか?』
ロー「……お前がおれから離れないってんなら、それでいい」
気持ちを言葉にして返してもらえなくとも、自分から簡単に逃げられる恋歌が傍にいてくれる。
それだけで今は満足するしかなかった。
『…離れませんよ』
ぎゅっと抱き着いてくる恋歌の背中に手を回して、今度はローも目を閉じた。
静かに寝息を立てている恋歌の頭を撫でてやり、言いたい事を我慢し続けたため重いため息が出た。
だが、恋歌に言いたい事は、特別な立場でなければ言えないものばかり。
ロー「(おれの女…か)」
キラーに恋歌は自分のものであると牽制はしたが、実際は違う。
初めての酒で酔っていた恋歌がその言葉を聞いていたのかどうかもわからない。
自分のものであると言えればどれだけ楽かと、いつまでも自分の気持ちを認めないことに、少し八つ当たりしてしまった。
ロー「(けど…恋歌がおれに会いに来なくなったら…この関係は終わる…)」
別の海賊団である恋歌と会えるのは、恋歌が単独で長距離移動ができるから。
恋歌がローと会いたくないと思えば、二度と会う事はできない。
所属している海賊も四皇、本人は世界最強の名に相応しい桜姫。
”好き”という言葉だけでも返してもらえば、少しは自信がつくと思っているが、頑なにその言葉を言ってもらえない。
ロー「…酷い奴だよ、お前は」
いつも恋歌と肌を重ねた後に急に不安が襲ってくる。
そんな女々しい自分が嫌になるが、一度手に入れたいと思った恋歌を手放せない。
『…ロー、さん?』
ロー「悪い、起こしたか」
ぎゅっと強く抱きしめて存在を確かめていると、苦しくなった恋歌が目を覚ましてしまった。
もぞもぞと動く恋歌を少し離し、起き上ろうとする恋歌の頭を押さえる。
ロー「寝てろ
酔ってた上に無理させたからな」
恋歌が意識を飛ばしてから数時間は経っているが、まだ真夜中と言われる時間。
『…わかり、ました』
自分がなにも着ていない事に気づき、恥ずかしそうに布団に戻った。
『寝ないんですか?』
ロー「ん?恋歌が寝たら寝る」
ぽんぽん、と頭を撫でられたが、っその言葉が本当ではないような気がして、じっとローの目を見つめる。
ロー「…なんだ」
『…なにか、ありました?』
元気がなさそうに見えるローに、なにかあったかと聞いても、頭を胸に引き寄せられ、寝ろと短く言われただけだった。
『…わたしは、力になれない事ですか?』
ロー「……お前がおれから離れないってんなら、それでいい」
気持ちを言葉にして返してもらえなくとも、自分から簡単に逃げられる恋歌が傍にいてくれる。
それだけで今は満足するしかなかった。
『…離れませんよ』
ぎゅっと抱き着いてくる恋歌の背中に手を回して、今度はローも目を閉じた。