STAMPEDE
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ふわふわとした頭で、キラーの顔が近づいてきていることはわかったが、どうすれば逃げられるかを、鈍い頭で考えられず、ぎゅっと目を閉じた。
「…おい」
背筋が凍るほどの低い声と殺気に、身体を起こしたキラーは、人を殺しそうな顔をしているローに視線を向けた。
キラ「なにか用か」
ロー「そいつはおれのだ
勝手に人のモンに手ェ出してんじゃねぇよ」
くいっと顎で恋歌を示し、もうほとんど押し倒されている恋歌を見て、小さくため息をついた。
ロー「恋歌、船に戻るぞ」
『あ、はい』
ぼやっとした頭で、ローが迎えに来てくれたという事を理解し、キラーから抜け出そうとするが、肩と腰を掴まれて抜け出す事が出来ない。
ロー「…お前のとこの犬は躾がなってねぇな」
キッド「あ?」
黙って酒を飲み続けるキッドに、挑発のつもりで呆れたような視線を向けるが、片眉をぴくりと反応させただけで、珍しく噛みついてこなかった。
キラ「お前の事はただの知り合いだと言っていた
返す義理はない」
ロー「…
おい恋歌、自分で選べ
おれか、そいつか」
『(選ぶ…って、なに?)』
何で争っているのかわからない恋歌は、ローに言われたことを考えるが、全く頭が回らない。
ロー「お前がそいつを選ぶなら…二度と抱いてやらねぇぞ」
「「!!」」
にやりと笑って言ったローの言葉に、ぎょっとした顔でキッドとキラーがローと恋歌を交互に見る。
ただ、言われた本人である恋歌は、それは嫌だとゆっくりと首を振った。
『それは…嫌、です』
ロー「ふっ…じゃあ帰るぞ」
その返答に満足したように笑うローの元に行こうと、放心しているキラーの下からじたばたして抜け出したが、立ち上がった瞬間にふらついた。
とっさに手を出して恋歌を支えたローは、いつもと違う恋歌の顔を覗き込む。
ロー「お前…酒飲んだのか」
『お酒…?』
ロー「酔ってんだろ」
『…酔ってないです』
身に覚えのない恋歌は首を横に振るが、軽く染まった頬にいつもより体温の高い身体、とろんとした瞳を見てこれを酔っていないと言われても説得力がない。
恋歌が嘘をつくとも思えないローは、知らないうちに飲まされていたんだとわかり、体重をほぼ預けられている恋歌を横抱きにして抱えた。
ロー「説教は後だ
船に戻るぞ」
『…はい』
すり、と胸に擦り寄ってくる恋歌に、ぐっと言葉につまったローだったが、ちらっと放心状態の2人に視線を向ける。
ロー「こいつに目をつけたのはいい趣味だがな、恋歌はおれのだ
あと、今後こいつに無断で酒を飲ませるな」
言いたいことだけを言ったローは、能力で自分の船に戻ったため、一瞬で目の前から消えた。
キッド「あいつ…トラファルガーの女だったのか…?」
キラ「…そんなこと関係あるか
今はあいつの女だろうと奪えばいい
欲しいものは…手に入れる」
キッド「それでこそキラーだな」
今は人のモノだとわかり、闘争心がめらめらと燃えているキラーは、キッドに励まされ今夜はヤケ酒をすることになった。
「…おい」
背筋が凍るほどの低い声と殺気に、身体を起こしたキラーは、人を殺しそうな顔をしているローに視線を向けた。
キラ「なにか用か」
ロー「そいつはおれのだ
勝手に人のモンに手ェ出してんじゃねぇよ」
くいっと顎で恋歌を示し、もうほとんど押し倒されている恋歌を見て、小さくため息をついた。
ロー「恋歌、船に戻るぞ」
『あ、はい』
ぼやっとした頭で、ローが迎えに来てくれたという事を理解し、キラーから抜け出そうとするが、肩と腰を掴まれて抜け出す事が出来ない。
ロー「…お前のとこの犬は躾がなってねぇな」
キッド「あ?」
黙って酒を飲み続けるキッドに、挑発のつもりで呆れたような視線を向けるが、片眉をぴくりと反応させただけで、珍しく噛みついてこなかった。
キラ「お前の事はただの知り合いだと言っていた
返す義理はない」
ロー「…
おい恋歌、自分で選べ
おれか、そいつか」
『(選ぶ…って、なに?)』
何で争っているのかわからない恋歌は、ローに言われたことを考えるが、全く頭が回らない。
ロー「お前がそいつを選ぶなら…二度と抱いてやらねぇぞ」
「「!!」」
にやりと笑って言ったローの言葉に、ぎょっとした顔でキッドとキラーがローと恋歌を交互に見る。
ただ、言われた本人である恋歌は、それは嫌だとゆっくりと首を振った。
『それは…嫌、です』
ロー「ふっ…じゃあ帰るぞ」
その返答に満足したように笑うローの元に行こうと、放心しているキラーの下からじたばたして抜け出したが、立ち上がった瞬間にふらついた。
とっさに手を出して恋歌を支えたローは、いつもと違う恋歌の顔を覗き込む。
ロー「お前…酒飲んだのか」
『お酒…?』
ロー「酔ってんだろ」
『…酔ってないです』
身に覚えのない恋歌は首を横に振るが、軽く染まった頬にいつもより体温の高い身体、とろんとした瞳を見てこれを酔っていないと言われても説得力がない。
恋歌が嘘をつくとも思えないローは、知らないうちに飲まされていたんだとわかり、体重をほぼ預けられている恋歌を横抱きにして抱えた。
ロー「説教は後だ
船に戻るぞ」
『…はい』
すり、と胸に擦り寄ってくる恋歌に、ぐっと言葉につまったローだったが、ちらっと放心状態の2人に視線を向ける。
ロー「こいつに目をつけたのはいい趣味だがな、恋歌はおれのだ
あと、今後こいつに無断で酒を飲ませるな」
言いたいことだけを言ったローは、能力で自分の船に戻ったため、一瞬で目の前から消えた。
キッド「あいつ…トラファルガーの女だったのか…?」
キラ「…そんなこと関係あるか
今はあいつの女だろうと奪えばいい
欲しいものは…手に入れる」
キッド「それでこそキラーだな」
今は人のモノだとわかり、闘争心がめらめらと燃えているキラーは、キッドに励まされ今夜はヤケ酒をすることになった。