STAMPEDE
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ある新世界の海上。
その日も白髭海賊団の船、モビーディック号はゆったりとした航海を続けていた。
マ「お、恋歌いいところに来たな」
『はい?』
2番隊の仕事を手伝っていた恋歌が、書類を持ってマルコの部屋に訪れると、ちょいちょいと手招きをされた。
マ「これ、たぶんお前のことだよい」
これ、と指差されたのは新聞。
そこには小さな投稿文があり、内容を読んでいけばマルコの言いたいことを理解した。
『たしかに…これはわたしのことですね』
マ「こんな呼び出し、応じる必要はねぇと思うが…」
『でも軽く無視できる人ではないので…話だけでも聞いてきます』
マ「相手が相手だしな
おれが親父たちに報告しておいてやる」
苦笑いしながら”気を付けてな”とひらひらと手を振られた。
恋歌が向かったのは海軍本部。
『(えっと…)』
恋歌を呼び出した人物を探すために、海軍本部の中を歩いていると、ぽん、と肩を叩かれた。
セ「お前さん…本当に来たのか…」
『こんにちは』
ぽかんとした顔をして立っているのは元元帥のセンゴク。
ガ「お、よく来たな、恋歌」
『ガープさん』
大口を開けて笑いながら現れたガープは、せんべいを食べながら恋歌の頭を撫でる。
『お願いがあると…いう事でいいんでしょうか?』
ガ「その通りじゃ
まぁ積もる話もある
センゴクの部屋にでも行こう
茶も出る」
セ「(桜姫に茶を出せと…?)」
恋歌の背中に手を添えて誘導するガープに、センゴクはやれやれと首を振ってガープの後ろを歩いた。
『海賊のお祭り、ですか』
センゴクの部屋に通され、お茶とせんべいを出された恋歌は、くつろぎながらガープの依頼の話を聞く。
ガ「そうじゃ
唐突に開催される海賊万博
そこにきな臭い話があってな、恋歌の力を借りたい」
『んー…それはまぁ…ガープさんのご依頼なら大体の事はお引き受けしますけど…
いいんですか?
海軍のガープさんが、わたしに依頼なんて』
ガ「…こんなことを頼めるのは恋歌ぐらいでな
仕方あるまい」
元元帥の部屋で、海軍最大の敵とされている桜姫がくつろいでいるなど、誰が想像できるだろうか。
部屋の主であるセンゴクも、異様な光景にため息をつくが、恋歌が悪い人間ではないと理解をしている為追い出すようなこともしない。
それに、センゴク自身もガープが桜姫以外に適任者がいないという事もわかっている。
ガープから依頼の全容を聞いた恋歌は、飲んでいた湯飲みを机に置き、何かを考えるように目を閉じた。
ガ「恋歌の都合もあるじゃろう
もちろん断ってくれてもかまわんぞ」
ずずっ、とお茶をすすりながら何かを悩んでいる恋歌に声をかけるが、本心ではこの依頼を受けて欲しいと思っている。
だが、無理強いはできない。
『…結局、その人を倒すという事が、ガープさんのご依頼で、いいんでしょうか』
ガ「ああ…
あやつに完全な敗北を与えられるのは…恋歌しかおらん」
『そんなに強いんですか…?』
ガ「…恋歌が勝つとは思っとる
じゃが、海賊万博に参加した海賊たちの被害は甚大じゃろうな
ルフィも…参加するかもしれんしな」
そのガープの最後の言葉にぴくっと反応した恋歌は、にやっと笑うガープにため息をついた。
『たしかに…海賊のお祭りなんて、ルフィが参加しないわけないですもんね』
ガ「じゃろう」
『…わかりました
ご依頼、承りました
では、わたしからもお願いがひとつ…』
ガ「ん?」
ガープとセンゴクに、ガープからの依頼を受ける条件として提示した内容は、何とかすると約束してくれ、恋歌は海賊万博の会場へ向かう事になった。
恋歌が帰った後、センゴクとガープで海賊万博の資料を見ながら一息ついていると、ふと思い出したようにセンゴクがガープに話しかけた。
セ「そういえば、どうやって桜姫を呼び出した」
ガ「なに、新聞記事にわしの名前で恋歌あてに手紙を出したまで
”孫娘に強敵討伐の依頼有”とな
孫娘は2人おるが、強敵討伐となれば恋歌が来るとわかっておった」
セ「そんな適当な呼び出しに応じるのか…桜姫は…」
その日も白髭海賊団の船、モビーディック号はゆったりとした航海を続けていた。
マ「お、恋歌いいところに来たな」
『はい?』
2番隊の仕事を手伝っていた恋歌が、書類を持ってマルコの部屋に訪れると、ちょいちょいと手招きをされた。
マ「これ、たぶんお前のことだよい」
これ、と指差されたのは新聞。
そこには小さな投稿文があり、内容を読んでいけばマルコの言いたいことを理解した。
『たしかに…これはわたしのことですね』
マ「こんな呼び出し、応じる必要はねぇと思うが…」
『でも軽く無視できる人ではないので…話だけでも聞いてきます』
マ「相手が相手だしな
おれが親父たちに報告しておいてやる」
苦笑いしながら”気を付けてな”とひらひらと手を振られた。
恋歌が向かったのは海軍本部。
『(えっと…)』
恋歌を呼び出した人物を探すために、海軍本部の中を歩いていると、ぽん、と肩を叩かれた。
セ「お前さん…本当に来たのか…」
『こんにちは』
ぽかんとした顔をして立っているのは元元帥のセンゴク。
ガ「お、よく来たな、恋歌」
『ガープさん』
大口を開けて笑いながら現れたガープは、せんべいを食べながら恋歌の頭を撫でる。
『お願いがあると…いう事でいいんでしょうか?』
ガ「その通りじゃ
まぁ積もる話もある
センゴクの部屋にでも行こう
茶も出る」
セ「(桜姫に茶を出せと…?)」
恋歌の背中に手を添えて誘導するガープに、センゴクはやれやれと首を振ってガープの後ろを歩いた。
『海賊のお祭り、ですか』
センゴクの部屋に通され、お茶とせんべいを出された恋歌は、くつろぎながらガープの依頼の話を聞く。
ガ「そうじゃ
唐突に開催される海賊万博
そこにきな臭い話があってな、恋歌の力を借りたい」
『んー…それはまぁ…ガープさんのご依頼なら大体の事はお引き受けしますけど…
いいんですか?
海軍のガープさんが、わたしに依頼なんて』
ガ「…こんなことを頼めるのは恋歌ぐらいでな
仕方あるまい」
元元帥の部屋で、海軍最大の敵とされている桜姫がくつろいでいるなど、誰が想像できるだろうか。
部屋の主であるセンゴクも、異様な光景にため息をつくが、恋歌が悪い人間ではないと理解をしている為追い出すようなこともしない。
それに、センゴク自身もガープが桜姫以外に適任者がいないという事もわかっている。
ガープから依頼の全容を聞いた恋歌は、飲んでいた湯飲みを机に置き、何かを考えるように目を閉じた。
ガ「恋歌の都合もあるじゃろう
もちろん断ってくれてもかまわんぞ」
ずずっ、とお茶をすすりながら何かを悩んでいる恋歌に声をかけるが、本心ではこの依頼を受けて欲しいと思っている。
だが、無理強いはできない。
『…結局、その人を倒すという事が、ガープさんのご依頼で、いいんでしょうか』
ガ「ああ…
あやつに完全な敗北を与えられるのは…恋歌しかおらん」
『そんなに強いんですか…?』
ガ「…恋歌が勝つとは思っとる
じゃが、海賊万博に参加した海賊たちの被害は甚大じゃろうな
ルフィも…参加するかもしれんしな」
そのガープの最後の言葉にぴくっと反応した恋歌は、にやっと笑うガープにため息をついた。
『たしかに…海賊のお祭りなんて、ルフィが参加しないわけないですもんね』
ガ「じゃろう」
『…わかりました
ご依頼、承りました
では、わたしからもお願いがひとつ…』
ガ「ん?」
ガープとセンゴクに、ガープからの依頼を受ける条件として提示した内容は、何とかすると約束してくれ、恋歌は海賊万博の会場へ向かう事になった。
恋歌が帰った後、センゴクとガープで海賊万博の資料を見ながら一息ついていると、ふと思い出したようにセンゴクがガープに話しかけた。
セ「そういえば、どうやって桜姫を呼び出した」
ガ「なに、新聞記事にわしの名前で恋歌あてに手紙を出したまで
”孫娘に強敵討伐の依頼有”とな
孫娘は2人おるが、強敵討伐となれば恋歌が来るとわかっておった」
セ「そんな適当な呼び出しに応じるのか…桜姫は…」