STAMPEDE
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特に他に知り合いもいないので、一先ずサニー号に避難するか、人気のない所に行こうか悩みながら歩いていると、ぱしっ、と腕を掴まれた。
キラ「な、なぁあんた…」
『はい』
腕を掴んできたのはキラーで、少し離れた場所にキッドがいるため、そこから急いできたんだろうとわかった。
キラ「…おれたちと飲まないか?」
『…え、っと』
桜姫の変装をしていない恋歌を誘う理由がわからないため返事を言い淀んでいると、嫌がっていると思われたのか、しゅん、とキラーが落ち込んだ気配がした。
『わたしがみなさんの中に入ってもいいんでしょうか?』
キラ「あ、ああ!もちろんだ!」
ぱぁっと明るい雰囲気になったキラーに手を引かれ、主にキッド海賊団が集まっている輪に入れられた。
キッド「おい、キラー
こいつトラファルガーのとこのクルーじゃねぇのか?」
胸元にある海賊旗を見て、キッドが嫌そうに眉間に皺を寄せた。
キッドの横に座らせた恋歌の横にキラーが座り、飲み物が入ったジョッキを渡す。
キラ「いや…あんた名前は?」
『恋歌です
ありがとうございます』
渡された飲み物を一口飲むと、いつもと違うような感じがしたが、たとえ薬などが入っていたとしても効く身体ではないので気にせず飲む事にした。
キラ「恋歌…恋歌だな
恋歌にひとつ聞きたいことがある」
『なんでしょう』
キラ「…恋歌が、桜姫だと思うんだが…あってるか?」
キッド「あ?」
キラーがこそっと聞いてきた言葉は、キッドには聞こえていたようで、酒を飲む手を止めて目を見開いている。
『…どうしてそう思うんですか?』
キラ「その髪と…腕…だな」
『腕?』
髪は良く特徴としてあげられるが、腕と言われたことはない為、なにか別の人と違うところがあったかと、自分の腕を見るが特に特徴的な腕ではないように思う。
キラ「さっき恋歌の腕を掴んだとき、桜姫の腕を掴んだ時と同じ感触と細さだったからな
まぁあとは勘…だ」
『なるほど…』
そういえば変装をしている時にも腕を掴まれたなと、呑気にそのことを思い返し、一口飲み物を飲む。
『正解です
見破られたのは久しぶりですね』
「「「!!」」」
手に仮面を出してにこっと笑うと、キッド海賊団は全員が驚いたように口を開けてかたまった。
キラ「意外と…あっさり白状するんだな」
『嘘をつく理由がありませんので』
キラ「そうか…
恋歌はハートの海賊団なのか?」
『いえ、これはお借りしたんです』
その言葉にほっとした顔をしたキラーだったが、それは仮面をかぶっている為、誰にも見られることはなかった。
キッド「……」
キラ「こらキッド、急になにしてるんだ」
キラーと話している恋歌の腕を急に掴んだキッドは、ぎゅっぎゅっ、と腕に力を入れられている。
特に痛みもないのでそのままにしているが、キラーに注意されてもキッドは離さずに何かを考えている。
キッド「簡単に折れそうだと思ってな」
キラ「折ろうとするな!!」
べしっ、とキラーに手を叩かれ、キッドの手が恋歌から離された。
『ふふっ、そんな簡単に折れないので別にかまいませんよ』
仲の良いやり取りに思わず笑ってしまうと、それを見てキッドとキラーがぴたっと止まった。
キラ「な、なぁあんた…」
『はい』
腕を掴んできたのはキラーで、少し離れた場所にキッドがいるため、そこから急いできたんだろうとわかった。
キラ「…おれたちと飲まないか?」
『…え、っと』
桜姫の変装をしていない恋歌を誘う理由がわからないため返事を言い淀んでいると、嫌がっていると思われたのか、しゅん、とキラーが落ち込んだ気配がした。
『わたしがみなさんの中に入ってもいいんでしょうか?』
キラ「あ、ああ!もちろんだ!」
ぱぁっと明るい雰囲気になったキラーに手を引かれ、主にキッド海賊団が集まっている輪に入れられた。
キッド「おい、キラー
こいつトラファルガーのとこのクルーじゃねぇのか?」
胸元にある海賊旗を見て、キッドが嫌そうに眉間に皺を寄せた。
キッドの横に座らせた恋歌の横にキラーが座り、飲み物が入ったジョッキを渡す。
キラ「いや…あんた名前は?」
『恋歌です
ありがとうございます』
渡された飲み物を一口飲むと、いつもと違うような感じがしたが、たとえ薬などが入っていたとしても効く身体ではないので気にせず飲む事にした。
キラ「恋歌…恋歌だな
恋歌にひとつ聞きたいことがある」
『なんでしょう』
キラ「…恋歌が、桜姫だと思うんだが…あってるか?」
キッド「あ?」
キラーがこそっと聞いてきた言葉は、キッドには聞こえていたようで、酒を飲む手を止めて目を見開いている。
『…どうしてそう思うんですか?』
キラ「その髪と…腕…だな」
『腕?』
髪は良く特徴としてあげられるが、腕と言われたことはない為、なにか別の人と違うところがあったかと、自分の腕を見るが特に特徴的な腕ではないように思う。
キラ「さっき恋歌の腕を掴んだとき、桜姫の腕を掴んだ時と同じ感触と細さだったからな
まぁあとは勘…だ」
『なるほど…』
そういえば変装をしている時にも腕を掴まれたなと、呑気にそのことを思い返し、一口飲み物を飲む。
『正解です
見破られたのは久しぶりですね』
「「「!!」」」
手に仮面を出してにこっと笑うと、キッド海賊団は全員が驚いたように口を開けてかたまった。
キラ「意外と…あっさり白状するんだな」
『嘘をつく理由がありませんので』
キラ「そうか…
恋歌はハートの海賊団なのか?」
『いえ、これはお借りしたんです』
その言葉にほっとした顔をしたキラーだったが、それは仮面をかぶっている為、誰にも見られることはなかった。
キッド「……」
キラ「こらキッド、急になにしてるんだ」
キラーと話している恋歌の腕を急に掴んだキッドは、ぎゅっぎゅっ、と腕に力を入れられている。
特に痛みもないのでそのままにしているが、キラーに注意されてもキッドは離さずに何かを考えている。
キッド「簡単に折れそうだと思ってな」
キラ「折ろうとするな!!」
べしっ、とキラーに手を叩かれ、キッドの手が恋歌から離された。
『ふふっ、そんな簡単に折れないので別にかまいませんよ』
仲の良いやり取りに思わず笑ってしまうと、それを見てキッドとキラーがぴたっと止まった。