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小さく”よし”と呟いた恋歌は、自分の周りに持っているすべての刀を舞わせた。
『(これがわたしの全力)
【全員卍解
海軍を蹴散らしてきて】』
「「「はっ」」」
ロー「(なんだ…こいつら…
恋歌の…刀…?)」
恋歌の短い命令に実体化した刀たちは頭を下げ、散り散りに飛んで行った。
1本だけ近くに残した刀を握ると、ぱしっとその手を握られた。
ロー「ちょっと待て!
あんな化け物とバスターコールの二つとも、お前一人で止められるわけねぇだろ!!」
『…止めますよ
わたしは…どんな状況でも、必ず勝ちます』
ロー「恋歌…」
『ローさん』
ロー「なんだ」
心配してくれているのはわかっている。
握られている手に力が入っているので、その手の上に自分の手を重ねる。
『信じてください
わたしを、桜姫という伝説を、世界最強の肩書を』
ロー「…はっ、おれが信じてるのは、お前だけだ」
海軍がつけた名前でもなく、世間が最強とはやし立てる肩書でもなく、ローが信じているのは恋歌という人間。
ふっ、と笑って手を離してくれるローは、帽子を目深にかぶって数歩下がる。
ロー「怪我をしたらおれが治してやる
あとで絶対におれの所に戻って来い」
『はい』
嬉しそうに笑う恋歌の表情は仮面でよく見えなかったが、その返事の後に表情を引き締めた恋歌はバレットを見上げた。
『【卍解 残火の太刀】』
「「「!!」」」
ぶわっと恋歌を中心に熱風が起こり、暑さでじりじりと皮膚が焼ける感覚さえしてくる。
バ「おれの本気に簡単に勝てると思うな!!」
拳を振り下ろしてくるバレットの拳に刀の切っ先を向けた。
『【東 旭日刃(きょくじつじん)】』
バ「…なっ!!」
向かってくる拳が切っ先に触れた瞬間真っ二つに裂け、途中でやばいと気づいたバレットが拳をもう一度振り上げた。
『(この技…あまり長く使えないのが欠点だよね)』
恋歌の身体は丈夫にしてもらったとはいえ、さすがに太陽の近くに長時間いて耐えられるような身体ではない。
自分だけを守る方法はいくらでもあるが、周りの海賊たち全員となると守りきれないのはわかっていた。
腕を一本落とせただけでも満足するかと、刀を卍解を解き、別の刀を握る。
『【卍解 雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)】』
がちゃ、っとミサイルのようなものを構え、もう片方の腕に向かって放つ。
バ「ぐぁあああああああああ!!」
吹き飛んだ腕は地に落ち、その重さでさらに台地が割れる。
『(ちょっと…疲れてきた…)』
卍解を何体も行なった為、額に少しずつ汗がにじんできている。
バスターコールを止めている刀にも体力を持って行かれている為、いつもより体力の消耗が激しい。
だが、すでに恋歌はバレットに勝てると、確信していた。
『(これがわたしの全力)
【全員卍解
海軍を蹴散らしてきて】』
「「「はっ」」」
ロー「(なんだ…こいつら…
恋歌の…刀…?)」
恋歌の短い命令に実体化した刀たちは頭を下げ、散り散りに飛んで行った。
1本だけ近くに残した刀を握ると、ぱしっとその手を握られた。
ロー「ちょっと待て!
あんな化け物とバスターコールの二つとも、お前一人で止められるわけねぇだろ!!」
『…止めますよ
わたしは…どんな状況でも、必ず勝ちます』
ロー「恋歌…」
『ローさん』
ロー「なんだ」
心配してくれているのはわかっている。
握られている手に力が入っているので、その手の上に自分の手を重ねる。
『信じてください
わたしを、桜姫という伝説を、世界最強の肩書を』
ロー「…はっ、おれが信じてるのは、お前だけだ」
海軍がつけた名前でもなく、世間が最強とはやし立てる肩書でもなく、ローが信じているのは恋歌という人間。
ふっ、と笑って手を離してくれるローは、帽子を目深にかぶって数歩下がる。
ロー「怪我をしたらおれが治してやる
あとで絶対におれの所に戻って来い」
『はい』
嬉しそうに笑う恋歌の表情は仮面でよく見えなかったが、その返事の後に表情を引き締めた恋歌はバレットを見上げた。
『【卍解 残火の太刀】』
「「「!!」」」
ぶわっと恋歌を中心に熱風が起こり、暑さでじりじりと皮膚が焼ける感覚さえしてくる。
バ「おれの本気に簡単に勝てると思うな!!」
拳を振り下ろしてくるバレットの拳に刀の切っ先を向けた。
『【東 旭日刃(きょくじつじん)】』
バ「…なっ!!」
向かってくる拳が切っ先に触れた瞬間真っ二つに裂け、途中でやばいと気づいたバレットが拳をもう一度振り上げた。
『(この技…あまり長く使えないのが欠点だよね)』
恋歌の身体は丈夫にしてもらったとはいえ、さすがに太陽の近くに長時間いて耐えられるような身体ではない。
自分だけを守る方法はいくらでもあるが、周りの海賊たち全員となると守りきれないのはわかっていた。
腕を一本落とせただけでも満足するかと、刀を卍解を解き、別の刀を握る。
『【卍解 雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)】』
がちゃ、っとミサイルのようなものを構え、もう片方の腕に向かって放つ。
バ「ぐぁあああああああああ!!」
吹き飛んだ腕は地に落ち、その重さでさらに台地が割れる。
『(ちょっと…疲れてきた…)』
卍解を何体も行なった為、額に少しずつ汗がにじんできている。
バスターコールを止めている刀にも体力を持って行かれている為、いつもより体力の消耗が激しい。
だが、すでに恋歌はバレットに勝てると、確信していた。