7話
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今頃ステージでは爆豪VS麗日が行われているだろう。
プレゼント・マイクの実況で大体の戦況はわかる。
『(んー・・・
今日一回足地面に思いっきりついちゃったもんなー・・・)』
恋歌は席に戻らず近くの廊下に足を延ばして座っている。
足の裏から血が滲んできているのだ。
焦凍が一番最初に炎を出した時に一度足を思いきり地面についてしまったのが原因だろう。
もともと重傷だった両足を車いすで移動しなくていい様に先に片足だけ治してもらっているため、まだ治っていない方は重傷のままである。
ずきずきと痛む足を引きずってでもリカバリーガールのところに行くか、誰かを呼んで助けに来てもらうか。
松葉杖をついて自分で歩けないのは、急にきた痛みに驚いた時に転び運悪く松葉杖が折れたからである。
『(足をこんなに使わないのは久しぶりだな・・・)』
しばらくぼーっといていると歓声が上がり、実況で爆豪が勝った事がわかった。
『(焦凍君の試合は見たかったんだけどな
次あの緑谷君とだし)』
よいしょ、と壁に手をつきながら血が滴る足を引きずる様に立ち上がる。
保健室まではそう遠くないので、自力で歩いていく事にした。
ゆっくり片足を引きずりながら歩いていると知っている声が、会話しているのに気付いた。
『(緑谷君とエンデヴァーさん?
どんな組み合わせ・・・)』
休憩をする代わりに何を話しているか聞こうと壁を使ってずるずると座り込む。
『(これもまた焦凍君にばれたら怒られるんだろうなぁ・・・)』
なぜ誰かを呼ばなかったのかと不機嫌そうになる顔が容易に想像できる。
エ「君の活躍見せてもらった
素晴らしい個性だね
指を弾くだけであれほどの風圧・・・!
パワーだけで言えばオールマイトに匹敵する個性だ」
緑「何を・・・何を言い・・・たいんですか!
僕もう行かないと・・・」
エ「ウチの焦凍にはオールマイトを超える義務がある
君との試合はテストベッドとしてとても有益なものとなる
くれぐれもみっともない試合はしないでくれたまえ」
『(相変わらずみたいね・・・)』
エ「言いたいのはそれだけだ
直前に失礼した」
エンデヴァーは言いたいことだけを一方的に伝え、恋歌の隠れている方へ足を向けた。
緑「・・・・・僕はオールマイトじゃありません」
緑谷の言葉に不思議そうな顔を浮かべて振り返る。
エ「そんなものは当たりま・・・・」
緑「当たり前の事ですよね・・・
轟君もあなたじゃない」
『!!』
唖然とするエンデヴァーを置いて、緑谷はステージの方に走り去っていった。
エ「そんなところでなにをしている」
『あ、やっぱりばれましたか』
緑谷の言葉に驚き物音を立ててしまったためエンデヴァーに気づかれ上から見下ろされる。
エ「貴様・・・その足・・・」
『ちょっと傷が開いただけですよ
今からリカバリーガールのところに行きますので』
休憩できた分もう少しなら歩けそうだと壁に手を添えて立ち上がろうとした。
エ「無理をするな
保健室はどこだ」
立ち上がる前にエンデヴァーが恋歌を抱え上げた。
一瞬ぽかんとしたが、そういえばこの人はヒーローだったなと思い保健室までの道のりを伝える。
『エンデヴァーさん』
エ「なんだ」
『次で・・・最後にしましょう』
その言葉だけで内容を理解したエンデヴァーは一瞬考えるような素振りを見せる。
エ「・・・・いいだろう
万全の状態で挑んで来い」
『はい』
プレゼント・マイクの実況で大体の戦況はわかる。
『(んー・・・
今日一回足地面に思いっきりついちゃったもんなー・・・)』
恋歌は席に戻らず近くの廊下に足を延ばして座っている。
足の裏から血が滲んできているのだ。
焦凍が一番最初に炎を出した時に一度足を思いきり地面についてしまったのが原因だろう。
もともと重傷だった両足を車いすで移動しなくていい様に先に片足だけ治してもらっているため、まだ治っていない方は重傷のままである。
ずきずきと痛む足を引きずってでもリカバリーガールのところに行くか、誰かを呼んで助けに来てもらうか。
松葉杖をついて自分で歩けないのは、急にきた痛みに驚いた時に転び運悪く松葉杖が折れたからである。
『(足をこんなに使わないのは久しぶりだな・・・)』
しばらくぼーっといていると歓声が上がり、実況で爆豪が勝った事がわかった。
『(焦凍君の試合は見たかったんだけどな
次あの緑谷君とだし)』
よいしょ、と壁に手をつきながら血が滴る足を引きずる様に立ち上がる。
保健室まではそう遠くないので、自力で歩いていく事にした。
ゆっくり片足を引きずりながら歩いていると知っている声が、会話しているのに気付いた。
『(緑谷君とエンデヴァーさん?
どんな組み合わせ・・・)』
休憩をする代わりに何を話しているか聞こうと壁を使ってずるずると座り込む。
『(これもまた焦凍君にばれたら怒られるんだろうなぁ・・・)』
なぜ誰かを呼ばなかったのかと不機嫌そうになる顔が容易に想像できる。
エ「君の活躍見せてもらった
素晴らしい個性だね
指を弾くだけであれほどの風圧・・・!
パワーだけで言えばオールマイトに匹敵する個性だ」
緑「何を・・・何を言い・・・たいんですか!
僕もう行かないと・・・」
エ「ウチの焦凍にはオールマイトを超える義務がある
君との試合はテストベッドとしてとても有益なものとなる
くれぐれもみっともない試合はしないでくれたまえ」
『(相変わらずみたいね・・・)』
エ「言いたいのはそれだけだ
直前に失礼した」
エンデヴァーは言いたいことだけを一方的に伝え、恋歌の隠れている方へ足を向けた。
緑「・・・・・僕はオールマイトじゃありません」
緑谷の言葉に不思議そうな顔を浮かべて振り返る。
エ「そんなものは当たりま・・・・」
緑「当たり前の事ですよね・・・
轟君もあなたじゃない」
『!!』
唖然とするエンデヴァーを置いて、緑谷はステージの方に走り去っていった。
エ「そんなところでなにをしている」
『あ、やっぱりばれましたか』
緑谷の言葉に驚き物音を立ててしまったためエンデヴァーに気づかれ上から見下ろされる。
エ「貴様・・・その足・・・」
『ちょっと傷が開いただけですよ
今からリカバリーガールのところに行きますので』
休憩できた分もう少しなら歩けそうだと壁に手を添えて立ち上がろうとした。
エ「無理をするな
保健室はどこだ」
立ち上がる前にエンデヴァーが恋歌を抱え上げた。
一瞬ぽかんとしたが、そういえばこの人はヒーローだったなと思い保健室までの道のりを伝える。
『エンデヴァーさん』
エ「なんだ」
『次で・・・最後にしましょう』
その言葉だけで内容を理解したエンデヴァーは一瞬考えるような素振りを見せる。
エ「・・・・いいだろう
万全の状態で挑んで来い」
『はい』