7話
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二人の後ろ姿を見つけ声をかけると二人して振り向いてくれた。
緑「恋歌先生・・・」
『お昼?』
緑「はい
恋歌先生はどうしたんですか?」
『私もお昼ご飯を・・・轟君?』
偶然を装って焦凍と話をするためにご飯でもと思ったが、緑谷と話している途中で焦凍に手を引かれた。
松葉杖をついているため強引ではないが、目が来いと言っている。
『緑谷君ごめんね
轟君借りてもいいかな?』
緑「あ、はい」
焦凍に連れられどこかに行く二人の姿を緑谷は不思議に思いながらも見送った。
『・・・・・』
人気のない場所に連れてこられたと思えば、焦凍がいきなり抱きついてきてそのまま何もしゃべらない。
恋歌の焦凍が何か話たくて連れてきたことはわかっているので、話してくれるのを待っているのだが数分間ずっと沈黙している。
『(どうしたもんか・・・)』
松葉杖を持っていない方の手で焦凍の頭を撫でてやると、少し息を吸い込んだ。
焦「・・・・さっきの騎馬戦で左、使っちまった」
『うん、見てたよ』
焦「あいつが見てた・・・!」
『うん』
焦「緑谷と戦ってると無意識に使ってしまう・・・」
左を使ったことを後悔しているというよりは、自分で決めた誓約を破ったことに動揺しているように見える。
『それは・・・いけないこと?』
焦「恋歌だって知ってるだろ?
俺が左を戦闘で使わない理由・・・」
『知ってるよ
けどさ、それは焦凍君の力だよ』
焦「どうして急にそんなことを・・・」
恋歌は一度も焦凍に左を使わないのかと言ってきたことはない。
もちろん理由を知っているからだが。
だが、今回初めて恋歌は左は焦凍の力でありそれを使うことはいけない事なのかと聞いてくる。
『それは焦凍君が大きくなったから
小学生・中学生の時はいろいろ考える事もあったと思う
けど、あなたは今この雄英高校でヒーローになるために勉強をしている
炎が有効な敵に対して焦凍君はエンデヴァーさんの力だからって、氷の力だけで立ち向うの?』
焦「それは・・・」
『焦凍君がその力を持って生まれた事も意味がある
守りたいものを守れる力があるのに使わないのは、持っていない人に対して失礼だよ』
ここまで恋歌に強く言われたのは初めてだった。
だが、恋歌の言い分は正しい。
回している恋歌の背中の服をぎゅっと握りしめる。
焦「(考え方がガキってことかよ・・・)」
『焦凍君は前に私のことをすごいって言ってくれたよね』
焦「あ、ああ」
『私の個性わかった?』
焦「いや・・・」
戦闘では使っている様子はなかった。
私生活でも使っているところは見ていないと思う。
『ひとつ・・・焦凍君に聞きたいんだけどなんで私と別れるとき私が抱きしめるのいつも許してくれてたの?』
急に話題が変わったが、聞かれたことに答えようと口を開く。
焦「なんつーか・・・安心するっていうか・・・ほっとするっていうか
最初からずっとそうだったから・・・
恋歌に抱きしめてもらうと落ち着く感じがするから、だな」
『でしょうね』
それがどうした、と告げようと思っていたのに先に恋歌が話した。
焦「でしょうね、って・・・」
『だから、それが・・・私の個性』
恋歌の顔は抱きしめているため見えない。
緑「恋歌先生・・・」
『お昼?』
緑「はい
恋歌先生はどうしたんですか?」
『私もお昼ご飯を・・・轟君?』
偶然を装って焦凍と話をするためにご飯でもと思ったが、緑谷と話している途中で焦凍に手を引かれた。
松葉杖をついているため強引ではないが、目が来いと言っている。
『緑谷君ごめんね
轟君借りてもいいかな?』
緑「あ、はい」
焦凍に連れられどこかに行く二人の姿を緑谷は不思議に思いながらも見送った。
『・・・・・』
人気のない場所に連れてこられたと思えば、焦凍がいきなり抱きついてきてそのまま何もしゃべらない。
恋歌の焦凍が何か話たくて連れてきたことはわかっているので、話してくれるのを待っているのだが数分間ずっと沈黙している。
『(どうしたもんか・・・)』
松葉杖を持っていない方の手で焦凍の頭を撫でてやると、少し息を吸い込んだ。
焦「・・・・さっきの騎馬戦で左、使っちまった」
『うん、見てたよ』
焦「あいつが見てた・・・!」
『うん』
焦「緑谷と戦ってると無意識に使ってしまう・・・」
左を使ったことを後悔しているというよりは、自分で決めた誓約を破ったことに動揺しているように見える。
『それは・・・いけないこと?』
焦「恋歌だって知ってるだろ?
俺が左を戦闘で使わない理由・・・」
『知ってるよ
けどさ、それは焦凍君の力だよ』
焦「どうして急にそんなことを・・・」
恋歌は一度も焦凍に左を使わないのかと言ってきたことはない。
もちろん理由を知っているからだが。
だが、今回初めて恋歌は左は焦凍の力でありそれを使うことはいけない事なのかと聞いてくる。
『それは焦凍君が大きくなったから
小学生・中学生の時はいろいろ考える事もあったと思う
けど、あなたは今この雄英高校でヒーローになるために勉強をしている
炎が有効な敵に対して焦凍君はエンデヴァーさんの力だからって、氷の力だけで立ち向うの?』
焦「それは・・・」
『焦凍君がその力を持って生まれた事も意味がある
守りたいものを守れる力があるのに使わないのは、持っていない人に対して失礼だよ』
ここまで恋歌に強く言われたのは初めてだった。
だが、恋歌の言い分は正しい。
回している恋歌の背中の服をぎゅっと握りしめる。
焦「(考え方がガキってことかよ・・・)」
『焦凍君は前に私のことをすごいって言ってくれたよね』
焦「あ、ああ」
『私の個性わかった?』
焦「いや・・・」
戦闘では使っている様子はなかった。
私生活でも使っているところは見ていないと思う。
『ひとつ・・・焦凍君に聞きたいんだけどなんで私と別れるとき私が抱きしめるのいつも許してくれてたの?』
急に話題が変わったが、聞かれたことに答えようと口を開く。
焦「なんつーか・・・安心するっていうか・・・ほっとするっていうか
最初からずっとそうだったから・・・
恋歌に抱きしめてもらうと落ち着く感じがするから、だな」
『でしょうね』
それがどうした、と告げようと思っていたのに先に恋歌が話した。
焦「でしょうね、って・・・」
『だから、それが・・・私の個性』
恋歌の顔は抱きしめているため見えない。