戻ると言う恋歌に三人とも驚いたような顔をしている。

峰「恋歌先生だってぼろぼろじゃんか！！

オールマイトに任せておけば絶対倒せるって！行かなくていいって！！」

確かに今の恋歌の見かけはぼろぼろだ。

だがダメージはそうでもない。

目に涙をためて震えている峰田の目線に合わせるようにしゃがんで頭を撫でてやる。

『オールマイトのことは信じてる

でもね、まだ私は動ける

オールマイトにとっては余計なお世話かもしれないけど、余計なお世話はヒーローの本質って言うでしょ？

ね、緑谷君』

緑「恋歌先生・・・」

すっと立ち上がりオールマイトを見ればワープゲートも加勢しているようでなかなかピンチだった。

『兄さんをお願いね！！』

「「「恋歌先生！！」」」

オールマイトの様に笑えていたかわからないが、笑った後オールマイトに加勢する為に逆走した。









『オールマイト！！』

黒「浅はか」

先に黒霧を片付けようと黒霧の首にあるものに向かって思いきり足を振り上げた。

爆「どっけ邪魔だ！！

くそ女！！」

足がちょうど黒霧に当たったタイミングで横から爆豪が飛び出してきた。

『爆豪君！？』

だん、と黒霧を地面に抑えつけ銀の部分を爆豪の手と、恋歌の足で押さえつける。


焦「てめぇらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた」

『焦凍君・・・』

脳無を半分ほど凍らせたのは焦凍。

無事な恋歌を見るとほっとしたような顔になった。

切「だあー！！

くっそ！！いいとこねー！」

切島は死柄木に殴りかかるが避けられていた。

爆「スカしてんじゃねえぞモヤモブが！！」

焦「平和の象徴はてめえら如きに殺られねぇよ」

三人の生徒ともう一人

緑「かっちゃん・・・！みんな・・・！」

オールマイトが心配で逆走してきた緑谷。

『どうしてみんなここに・・・』

焦「無事か恋歌」

『う、うん』

焦凍の氷結によりオールマイトも無事靄から脱出。

爆「おいくそ女

お前そこからどけ」

『え、わかった』

黒霧の首を抑えている足を離すと、爆豪が”怪しい動きをしたと判断したらすぐ爆破する”とヒーローらしからぬ言動で黒霧を動けない様にしている。

死「攻略された上に全員ほぼ無傷・・・

すごいなぁ最近の子どもは・・・恥ずかしくなってくるぜ敵連合！


脳無爆発小僧をやっつけろ

出入り口の奪還だ」

『爆豪君！そいつから離れて！』

爆「はぁ！？何言ってんだお前！

俺がここから離れたらこいつに逃げられんだろうが！！」

焦凍に凍らされた箇所を自分で引きちぎり超再生で身体を再生していく。

『いいから早く！！』

完全再生した脳無が爆豪に向かってくる。

それは一瞬の出来事。