23話
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緑谷が来てから技の話をしていると、そろそろ面会時間が終わる時間になってしまっていた。
緑谷は一日検査入院という事で、帰るのは明日になるらしい。
焦「じゃあそろそろ帰るな」
『うん、来てくれてありがとう』
緑「切島君も近くの病室にいるけど顔出してく?」
焦「そうだな
顔見て帰る」
いつも通りに歩くことのできない恋歌は焦凍に見送りはいいと言われ、緑谷が切島のところに案内した後に見送ってくれることになった。
焦「じゃあな、恋歌
無理せずちゃんと治してもらえよ」
緑「!!」
『・・・・』
緑谷がいる前でちゅっと恋歌にキスをした焦凍は、ぽかんとしている恋歌の頭を撫でて緑谷に行こうと促す。
扉が閉まった直後に、人がいる前でキスされたことに気づき、恋歌はしばらく顔を赤くして唸っていた。
緑「あ、あのね轟君、僕が言うのも変かもしれないけどああいうことはあまり人前でやらない方が・・・///」
免疫もなく、人がキスをしているのを初めて目の前で見た緑谷は、あたふたしながら涼しい顔で横を歩いている焦凍に注意(?)をする。
焦「??
わりぃ」
だが、返ってきたのはいつも通りの悪いと思ってなさそうな返事。
まぁいいかと思ってしまう緑谷は、焦凍の扱いが慣れてきている。
緑「ここだよ、切島君の病室」
こんこんとノックをして、中から返事が聞こえたので扉を開けるとそこには包帯でぐるぐる巻きにされた切島がいた。
切「え、なんで轟がいんの!?」
緑「恋歌先生の婚約者だから連絡がきたんだって
ほら、ロックロックの奥さんとかも来てたでしょ?」
切「ああ、そういうことな」
緑谷が”婚約者”という単語を出した時に、ふたつ横のベッドから何かが落ちる音がしたが、誰も気にせず会話を続ける。
焦「命に別条はないって聞いた
無事でよかった」
切「ありがとな!!」
包帯のせいであまり表情は見えないが、話し方はいつも通り元気なので聞いた通り大きなけがもなさそうでよかったと笑い合った。
焦「もう面会時間終わるみてぇだし帰るな
また学校で」
切「わざわざありがとな
気をつけて帰れよ!」
切島にも見送りはいいと伝えて、焦凍は緑谷と一緒に病室から出て行った。
笑顔で2人を見送った後、切島は先ほど音がした方へと声をかける。
切「ファット、あいつが恋歌先生の彼氏だって知ってたんすね」
切島が声をかけると、しゃっとカーテンを開けて裸足で切島のベッドに近寄ってくる。
フ「さっきたまたま会うたんや
てか、さっき言ってた婚約者てなに?」
切「・・・そのままの意味っすよ
エンデヴァーも公認の婚約者同士なんすよ、あの2人」
もっと複雑な事情があるが、それをファットガムに話していいかもわからない上に、諦めさせるためにはこのままにしておいた方がよさそうだと思ったため、細かいことは伏せて話を進める。
フ「公認!?
え!?だってまだ15歳やろ!?結婚できひんやん!!」
切「だから婚約なんでしょ
結婚できる歳ならとっくにしてますよ、あの2人なら」
お互いがどれだけ大事に想い合っているいるのかを知っている。
婚約者という形がなくとも将来そうなるのだろうなという予感もある。
フ「ええー・・・
じゃあ俺全然望みなしやん・・・」
切「だから最初に言ったじゃないすか
勝ち目ない、って」
ずーん、と落ち込んだファットガムを慰める気は切島にはない。
フ「あーあ・・・
やっぱりいい女には相手がおるわなぁ
あんな危なっかしい子年下で支えられるんかいな」
切「危なっかしい?」
フ「恋歌は自分を大事にせん
正確には自分にとって大切な人が一番で、その後が自分になっとる
切島君は思い当たる節いっぱいあるやろ?」
切「まぁ・・・そうっすね」
フ「恋歌が強いのはわかっとる
けどな、一人じゃどうにもできんこともあるんや
その時に誰か傍におって助けたらんと、そのうち守って死ぬで」
切「・・・・」
フ「そうならんために俺が傍におったろーと思ったのになぁ
まだまだガキやないか」
切「轟は・・・恋歌先生の為に強くなりますよ
俺らだってそうです
守られてばっかじゃない、守るために
必ず恋歌先生は死なせません」
フ「・・・さよか
ま、せいぜい俺に取られんように強なれって伝えといて」
切「うす」
フ「(自分を大事にせぇよって話をしよかと思ってたけど、あんなん傍におるんやったらいらん世話やな
切島君も・・・守ったってくれよ)」
緑谷は一日検査入院という事で、帰るのは明日になるらしい。
焦「じゃあそろそろ帰るな」
『うん、来てくれてありがとう』
緑「切島君も近くの病室にいるけど顔出してく?」
焦「そうだな
顔見て帰る」
いつも通りに歩くことのできない恋歌は焦凍に見送りはいいと言われ、緑谷が切島のところに案内した後に見送ってくれることになった。
焦「じゃあな、恋歌
無理せずちゃんと治してもらえよ」
緑「!!」
『・・・・』
緑谷がいる前でちゅっと恋歌にキスをした焦凍は、ぽかんとしている恋歌の頭を撫でて緑谷に行こうと促す。
扉が閉まった直後に、人がいる前でキスされたことに気づき、恋歌はしばらく顔を赤くして唸っていた。
緑「あ、あのね轟君、僕が言うのも変かもしれないけどああいうことはあまり人前でやらない方が・・・///」
免疫もなく、人がキスをしているのを初めて目の前で見た緑谷は、あたふたしながら涼しい顔で横を歩いている焦凍に注意(?)をする。
焦「??
わりぃ」
だが、返ってきたのはいつも通りの悪いと思ってなさそうな返事。
まぁいいかと思ってしまう緑谷は、焦凍の扱いが慣れてきている。
緑「ここだよ、切島君の病室」
こんこんとノックをして、中から返事が聞こえたので扉を開けるとそこには包帯でぐるぐる巻きにされた切島がいた。
切「え、なんで轟がいんの!?」
緑「恋歌先生の婚約者だから連絡がきたんだって
ほら、ロックロックの奥さんとかも来てたでしょ?」
切「ああ、そういうことな」
緑谷が”婚約者”という単語を出した時に、ふたつ横のベッドから何かが落ちる音がしたが、誰も気にせず会話を続ける。
焦「命に別条はないって聞いた
無事でよかった」
切「ありがとな!!」
包帯のせいであまり表情は見えないが、話し方はいつも通り元気なので聞いた通り大きなけがもなさそうでよかったと笑い合った。
焦「もう面会時間終わるみてぇだし帰るな
また学校で」
切「わざわざありがとな
気をつけて帰れよ!」
切島にも見送りはいいと伝えて、焦凍は緑谷と一緒に病室から出て行った。
笑顔で2人を見送った後、切島は先ほど音がした方へと声をかける。
切「ファット、あいつが恋歌先生の彼氏だって知ってたんすね」
切島が声をかけると、しゃっとカーテンを開けて裸足で切島のベッドに近寄ってくる。
フ「さっきたまたま会うたんや
てか、さっき言ってた婚約者てなに?」
切「・・・そのままの意味っすよ
エンデヴァーも公認の婚約者同士なんすよ、あの2人」
もっと複雑な事情があるが、それをファットガムに話していいかもわからない上に、諦めさせるためにはこのままにしておいた方がよさそうだと思ったため、細かいことは伏せて話を進める。
フ「公認!?
え!?だってまだ15歳やろ!?結婚できひんやん!!」
切「だから婚約なんでしょ
結婚できる歳ならとっくにしてますよ、あの2人なら」
お互いがどれだけ大事に想い合っているいるのかを知っている。
婚約者という形がなくとも将来そうなるのだろうなという予感もある。
フ「ええー・・・
じゃあ俺全然望みなしやん・・・」
切「だから最初に言ったじゃないすか
勝ち目ない、って」
ずーん、と落ち込んだファットガムを慰める気は切島にはない。
フ「あーあ・・・
やっぱりいい女には相手がおるわなぁ
あんな危なっかしい子年下で支えられるんかいな」
切「危なっかしい?」
フ「恋歌は自分を大事にせん
正確には自分にとって大切な人が一番で、その後が自分になっとる
切島君は思い当たる節いっぱいあるやろ?」
切「まぁ・・・そうっすね」
フ「恋歌が強いのはわかっとる
けどな、一人じゃどうにもできんこともあるんや
その時に誰か傍におって助けたらんと、そのうち守って死ぬで」
切「・・・・」
フ「そうならんために俺が傍におったろーと思ったのになぁ
まだまだガキやないか」
切「轟は・・・恋歌先生の為に強くなりますよ
俺らだってそうです
守られてばっかじゃない、守るために
必ず恋歌先生は死なせません」
フ「・・・さよか
ま、せいぜい俺に取られんように強なれって伝えといて」
切「うす」
フ「(自分を大事にせぇよって話をしよかと思ってたけど、あんなん傍におるんやったらいらん世話やな
切島君も・・・守ったってくれよ)」