23話
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怪我人は救急車で最寄りの大学病院に移送され、そこで診察および治療を受けた。
緑谷は壊理のおかげで怪我はなし。
相澤は10針縫う怪我。
切島は全身打撲に裂傷が酷い為全身に包帯を巻かれたが命に別条はなし。
天喰は顔の骨にヒビが入ったが後遺症もなく綺麗に治る。
ファットガムは骨折が何か所かあるが命に別条はなし。
ロックロックは刺されはしたものの内臓には当たらず大事には至らないとのこと。
恋歌は右肩の脱臼に両腕の全体にヒビ、両膝の靭帯が傷ついて全身にかすり傷程度の裂傷。
一人部屋の病室で治療が終わるまで歩かない方がいいと言われた恋歌は、相澤がみんなの怪我の具合を報告しに来てくれた為その報告を聞く。
わかっていた事だが通形の個性は消失。
ナイトアイは・・・。
相「ついさっきだ・・・」
『そっ・・・か』
亡くなったと聞かされて、それ以外の言葉が出てこなかった。
あまり話した事のない人。
それでもつい先ほどまで一緒に戦っていた人。
悲しいとは思うが涙は流れないし、絶望するわけでもない。
『私ってさ・・・意外と薄情なのかな』
ナイトアイの事を聞いて一番気になったのは緑谷の事。
きっと悲しんでいる。
気にしている。
優しいから泣いているだろう。
そればかりが気になる。
相「・・・ナイトアイがお前にとってあまりかかわりのない人だったからだろう
みんなそうだ
ヒーローだったとしても、ナイトアイとかかわりのない人からすれば、また1人のヒーローが殉職したというだけにすぎないという奴も当然いる」
無表情で相澤を見上げる恋歌の頭にぽん、と手を乗せて”今は自分の傷を治す事に専念しろ”と伝える。
『ちょっと・・・電話してきてもいい?』
相「・・・リカバリーガールが来てる
取り敢えず足だけでも治してもらってから行け」
『わかった』
リ「あんたも最近いろんなことに首つっこんで怪我するねぇ・・・」
順番に回ってきてくれているリカバリーガールが恋歌のところに来てくれたのは、相澤と話してから数分後だった。
いつもの治癒を施してもらい、戦闘直後ということで体力的な面を考慮し足を治してもらい、肩や腕は明日に回す事になった。
『やりたくてやってるんですけど無傷で終わる事はなかなかできませんね』
呆れたようにため息をつくリカバリーガールは、個性を使った後恋歌の足の具合を確かめるために触診をする。
リ「これ・・・何をしてこうなったんだい?」
『緑谷君の蹴りで空中に飛ばしてもらいました・・・』
じー、っと膝を見ながら小さくため息をついたリカバリーガールは、膝だけでなく足全体を触診し始めた。
リ「しばらく重たいものは持っちゃいけないよ
膝に負担がかかる事もしちゃいけない
基本的に靭帯損傷の場合リハビリが必要になる
あんたはあたしが近くにいるから1か月程度おとなしくして治癒を受ければ元の状態の戻れるだろう」
『わかりました』
リ「肩は・・・そうだね
明日治癒するけどこっちも1か月は使わないようにね
万が一武器を振るわなくちゃいけない時がきたらその時はなるべく左手を使いな
どっちの手でも使えるんだろ?」
『大丈夫です』
話しながらふくらはぎや太ももを触ってくるリカバリーガールに他にも悪いところがあるのかと聞くと、首を横に振られる。
リ「学生時代からあんたを見てきたからわかるんだけどね
ほんの少しだが筋肉がついてきてるよ」
『え・・・』
よかったね、と笑うリカバリーガールは恋歌が筋肉のつきにくい身体で悩んでいた事を知っている。
けれど今触った感じでは少しではあるが、確実に昔より筋力は上がっていた。
リ「だからといって無茶はいけないからね
まったくない状態からちょっとついた程度じゃ周りの奴らからしたら弱い
けど、自信を持ちな
すこーしずつでもあんたはちゃんと強くなってるよ」
いつもより優しい顔で笑ってくれるリカバリーガールの言葉に泣きそうになったが、ぐっとこらえて感謝を伝える。
『私・・・今回初めてこの個性を必要だと思えました』
リ「・・・そうかい」
『はい・・・
ちょっと・・・電話してきます』
リ「気を付けてね
なにあったらまたお呼び」
『はい、ありがとうございます』
緑谷は壊理のおかげで怪我はなし。
相澤は10針縫う怪我。
切島は全身打撲に裂傷が酷い為全身に包帯を巻かれたが命に別条はなし。
天喰は顔の骨にヒビが入ったが後遺症もなく綺麗に治る。
ファットガムは骨折が何か所かあるが命に別条はなし。
ロックロックは刺されはしたものの内臓には当たらず大事には至らないとのこと。
恋歌は右肩の脱臼に両腕の全体にヒビ、両膝の靭帯が傷ついて全身にかすり傷程度の裂傷。
一人部屋の病室で治療が終わるまで歩かない方がいいと言われた恋歌は、相澤がみんなの怪我の具合を報告しに来てくれた為その報告を聞く。
わかっていた事だが通形の個性は消失。
ナイトアイは・・・。
相「ついさっきだ・・・」
『そっ・・・か』
亡くなったと聞かされて、それ以外の言葉が出てこなかった。
あまり話した事のない人。
それでもつい先ほどまで一緒に戦っていた人。
悲しいとは思うが涙は流れないし、絶望するわけでもない。
『私ってさ・・・意外と薄情なのかな』
ナイトアイの事を聞いて一番気になったのは緑谷の事。
きっと悲しんでいる。
気にしている。
優しいから泣いているだろう。
そればかりが気になる。
相「・・・ナイトアイがお前にとってあまりかかわりのない人だったからだろう
みんなそうだ
ヒーローだったとしても、ナイトアイとかかわりのない人からすれば、また1人のヒーローが殉職したというだけにすぎないという奴も当然いる」
無表情で相澤を見上げる恋歌の頭にぽん、と手を乗せて”今は自分の傷を治す事に専念しろ”と伝える。
『ちょっと・・・電話してきてもいい?』
相「・・・リカバリーガールが来てる
取り敢えず足だけでも治してもらってから行け」
『わかった』
リ「あんたも最近いろんなことに首つっこんで怪我するねぇ・・・」
順番に回ってきてくれているリカバリーガールが恋歌のところに来てくれたのは、相澤と話してから数分後だった。
いつもの治癒を施してもらい、戦闘直後ということで体力的な面を考慮し足を治してもらい、肩や腕は明日に回す事になった。
『やりたくてやってるんですけど無傷で終わる事はなかなかできませんね』
呆れたようにため息をつくリカバリーガールは、個性を使った後恋歌の足の具合を確かめるために触診をする。
リ「これ・・・何をしてこうなったんだい?」
『緑谷君の蹴りで空中に飛ばしてもらいました・・・』
じー、っと膝を見ながら小さくため息をついたリカバリーガールは、膝だけでなく足全体を触診し始めた。
リ「しばらく重たいものは持っちゃいけないよ
膝に負担がかかる事もしちゃいけない
基本的に靭帯損傷の場合リハビリが必要になる
あんたはあたしが近くにいるから1か月程度おとなしくして治癒を受ければ元の状態の戻れるだろう」
『わかりました』
リ「肩は・・・そうだね
明日治癒するけどこっちも1か月は使わないようにね
万が一武器を振るわなくちゃいけない時がきたらその時はなるべく左手を使いな
どっちの手でも使えるんだろ?」
『大丈夫です』
話しながらふくらはぎや太ももを触ってくるリカバリーガールに他にも悪いところがあるのかと聞くと、首を横に振られる。
リ「学生時代からあんたを見てきたからわかるんだけどね
ほんの少しだが筋肉がついてきてるよ」
『え・・・』
よかったね、と笑うリカバリーガールは恋歌が筋肉のつきにくい身体で悩んでいた事を知っている。
けれど今触った感じでは少しではあるが、確実に昔より筋力は上がっていた。
リ「だからといって無茶はいけないからね
まったくない状態からちょっとついた程度じゃ周りの奴らからしたら弱い
けど、自信を持ちな
すこーしずつでもあんたはちゃんと強くなってるよ」
いつもより優しい顔で笑ってくれるリカバリーガールの言葉に泣きそうになったが、ぐっとこらえて感謝を伝える。
『私・・・今回初めてこの個性を必要だと思えました』
リ「・・・そうかい」
『はい・・・
ちょっと・・・電話してきます』
リ「気を付けてね
なにあったらまたお呼び」
『はい、ありがとうございます』