23話
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ナイトアイの後ろを走りながらみしみしと悲鳴を上げている腕をあまり振らない様に意識をする。
相「おい」
『?』
相「その腕・・・おそらく骨と神経が傷ついてる
あまり無理をすると二度と刀か振るえなくなるぞ」
緑「え!?」
恋歌は指先まで震え、両腕全体の色が僅かではあるが変色している。
骨が折れていない事はわかってはいても、指先まで動かしにくいのは恋歌自身もおかしいと思っていた。
『そっか・・・
それは・・・嫌だなぁ・・・』
まだまだ守りたい人がいる。
力を失うのはいいが今ではない。
けれど・・・そう言われてもここで引くつもりなどあるはずもない。
『そうならないように気を付けるよ』
相「・・・・そうか」
緑「・・・・」
相澤も忠告として言ったが、恋歌が引き返したり止まったりするとは思っていなかった。
思っていた通りの返答がきてそのまま走り続ける2人を緑谷が悔しそうな顔をしてみている。
緑「(僕は・・・いつも守ってくれる人すら守れないのか・・・)」
ナ「緑谷!あそこ蹴破れ!」
ようやく目的地に到着し目の前にある壁をナイトアイが緑谷に壊すように指示をすると、緑谷が先頭に行き壁を蹴破った。
蹴破った先にいた治崎に緑谷が拳を叩き込む。
相「ナイトアイ確保を!!」
ナ「!!」
殴り飛ばされた治崎に相澤が個性を発動し治崎の個性を使えなくする。
相「ルミリオンがここまで追い詰めた!
このままたたみかけろ!!」
相澤と緑谷と一緒に治崎に攻撃を仕掛けに恋歌も走り出す。
治「起きろクロノォ!!」
『兄さん!緑谷君!』
相「デク!!」
治崎が叫んだ直後に相澤と緑谷を狙って、後ろから針のようなものが伸びてきた。
緑谷は相澤が突き飛ばしたことにより、針は刺さらなかったが相澤は腕を斬られ動きが遅くなる。
緑「治崎!!」
動きを遅くされたため一瞬であるはずの瞬きが止められず、治崎の個性が元に戻ってしまった。
治「全て無駄だ!!」
『緑谷君!』
個性がもとに戻った瞬間に地形変形をし、鋭い岩を形成する。
緑「あ、ありがとうございます」
『・・・ごめん、守りきれなかった』
針山になる前に緑谷の近くの岩を全て壊したつもりだったのだが、すべては壊し切れておらす緑谷が若干のかすり傷を負う。
『(この腕・・・もう何回も使えないか・・・)』
今緑谷を救うために刀を抜いた瞬間、さらに腕が悲鳴をあげるのが伝わってきた。
自分の腕だ。
もうあと数えるほどしか刀が抜けないのは直感でわかった。
治崎は音本と自身を一度破壊し、修復して融合をする。
『(兄さんがいない・・・
どこに・・・)』
先ほどまで相澤がいた場所には誰もいなくなっており、相澤の動きを止めた敵も姿が見えなくなっている。
治「潔癖の気があってなぁ・・・触られるとつい頭に血が上ってしまう・・・
ここまでされたのは初めてだ
悲しい人生だったなルミリオン
壊理に・・・俺に関わらなければ個性を永遠に失う事もなかった
病(ゆめ)にかかったままでいられた」
『(完成したって事か・・・)』
恋歌や天喰が食らったものの完成系。
個性を完全に消すクスリを通形は撃たれてしまったということは・・・。
治「失ってなお粘って・・・そしてその結果が増援(なかま)を巻き込み全員死ぬだけなんてな」
取り込んだ音本の手でもオーバーホールの個性が使えるようで、壊理のいる方に向かって攻撃を仕掛けようとする。
それを緑谷と恋歌が飛び出して止め、手に触らない様に攻撃をしていく。
ナ「こいつの相手は私がする!
貴様はルミリオンとエリちゃんを!!」
治「させるか」
緑「了解です」
ナイトアイが押印を投げて治崎を壊理と通形から離すように距離をとって戦闘に入る。
『援護します』
ナ「君は・・・わかった
イレイザーをどこへやった?側近もいないのは?」
治「個性を消すヒーローには興味があるんでね
VIPルームに案内しといたよ!」
ナイトアイが押印を投げるタイミングで、恋歌も抜刀し突きを出して修復をされる前に崩そうとするが、全力でやってもいつもより力が出ない上に持続しない。
『(ここで壊れたら・・・抱きしめてもらった時抱きしめ返す事もできないのかな・・・)』
戦闘中で余計な事を考えているときではないが、変に頭の中は冷静で腕を無理やり動かしてはいるが、頭の中は別の事を考えていた。
『(悲しんでいるときに抱きしめてあげる事も、個性を使う事も、頭を撫でてあげる事も、手を繋ぐ事も・・・できないのか)』
刀を振るえなくなるという事は腕が使えなくなるという事。
しかも両腕。
『それは・・・いやだなぁ・・・』
戦えなくなる事より、刀を振るえなくなる事より、大事な人に自分から触れなくなる事は恋歌にとって耐えがたいことだった。
『だからあなたを早く倒さないと・・・』
腕が使えなくなる前に。
ナイトアイの体術と押印の攻撃に合わせて、恋歌も体術と刀を振るう。
互いに呼吸を合わせており、治崎は徐々に自信を修復する事ができなくなってきている。
治「うっ・・・とうしい!!」
激昂した治崎が攻撃を受けながら地面に手をつく。
『!!』
直後、現れた岩が体を貫こうと地面から無数に伸びてくる。
恋歌は背後から心臓に向かってと腹部、足にくらったが新しいコスチュームのおかげで身体を貫かれることはなかったが、みしみしと身体は腕よりひどい悲鳴をあげる。
『な、いとあい・・・』
ナイトアイは・・・・腹部を貫かれ左腕を失っていた。
相「おい」
『?』
相「その腕・・・おそらく骨と神経が傷ついてる
あまり無理をすると二度と刀か振るえなくなるぞ」
緑「え!?」
恋歌は指先まで震え、両腕全体の色が僅かではあるが変色している。
骨が折れていない事はわかってはいても、指先まで動かしにくいのは恋歌自身もおかしいと思っていた。
『そっか・・・
それは・・・嫌だなぁ・・・』
まだまだ守りたい人がいる。
力を失うのはいいが今ではない。
けれど・・・そう言われてもここで引くつもりなどあるはずもない。
『そうならないように気を付けるよ』
相「・・・・そうか」
緑「・・・・」
相澤も忠告として言ったが、恋歌が引き返したり止まったりするとは思っていなかった。
思っていた通りの返答がきてそのまま走り続ける2人を緑谷が悔しそうな顔をしてみている。
緑「(僕は・・・いつも守ってくれる人すら守れないのか・・・)」
ナ「緑谷!あそこ蹴破れ!」
ようやく目的地に到着し目の前にある壁をナイトアイが緑谷に壊すように指示をすると、緑谷が先頭に行き壁を蹴破った。
蹴破った先にいた治崎に緑谷が拳を叩き込む。
相「ナイトアイ確保を!!」
ナ「!!」
殴り飛ばされた治崎に相澤が個性を発動し治崎の個性を使えなくする。
相「ルミリオンがここまで追い詰めた!
このままたたみかけろ!!」
相澤と緑谷と一緒に治崎に攻撃を仕掛けに恋歌も走り出す。
治「起きろクロノォ!!」
『兄さん!緑谷君!』
相「デク!!」
治崎が叫んだ直後に相澤と緑谷を狙って、後ろから針のようなものが伸びてきた。
緑谷は相澤が突き飛ばしたことにより、針は刺さらなかったが相澤は腕を斬られ動きが遅くなる。
緑「治崎!!」
動きを遅くされたため一瞬であるはずの瞬きが止められず、治崎の個性が元に戻ってしまった。
治「全て無駄だ!!」
『緑谷君!』
個性がもとに戻った瞬間に地形変形をし、鋭い岩を形成する。
緑「あ、ありがとうございます」
『・・・ごめん、守りきれなかった』
針山になる前に緑谷の近くの岩を全て壊したつもりだったのだが、すべては壊し切れておらす緑谷が若干のかすり傷を負う。
『(この腕・・・もう何回も使えないか・・・)』
今緑谷を救うために刀を抜いた瞬間、さらに腕が悲鳴をあげるのが伝わってきた。
自分の腕だ。
もうあと数えるほどしか刀が抜けないのは直感でわかった。
治崎は音本と自身を一度破壊し、修復して融合をする。
『(兄さんがいない・・・
どこに・・・)』
先ほどまで相澤がいた場所には誰もいなくなっており、相澤の動きを止めた敵も姿が見えなくなっている。
治「潔癖の気があってなぁ・・・触られるとつい頭に血が上ってしまう・・・
ここまでされたのは初めてだ
悲しい人生だったなルミリオン
壊理に・・・俺に関わらなければ個性を永遠に失う事もなかった
病(ゆめ)にかかったままでいられた」
『(完成したって事か・・・)』
恋歌や天喰が食らったものの完成系。
個性を完全に消すクスリを通形は撃たれてしまったということは・・・。
治「失ってなお粘って・・・そしてその結果が増援(なかま)を巻き込み全員死ぬだけなんてな」
取り込んだ音本の手でもオーバーホールの個性が使えるようで、壊理のいる方に向かって攻撃を仕掛けようとする。
それを緑谷と恋歌が飛び出して止め、手に触らない様に攻撃をしていく。
ナ「こいつの相手は私がする!
貴様はルミリオンとエリちゃんを!!」
治「させるか」
緑「了解です」
ナイトアイが押印を投げて治崎を壊理と通形から離すように距離をとって戦闘に入る。
『援護します』
ナ「君は・・・わかった
イレイザーをどこへやった?側近もいないのは?」
治「個性を消すヒーローには興味があるんでね
VIPルームに案内しといたよ!」
ナイトアイが押印を投げるタイミングで、恋歌も抜刀し突きを出して修復をされる前に崩そうとするが、全力でやってもいつもより力が出ない上に持続しない。
『(ここで壊れたら・・・抱きしめてもらった時抱きしめ返す事もできないのかな・・・)』
戦闘中で余計な事を考えているときではないが、変に頭の中は冷静で腕を無理やり動かしてはいるが、頭の中は別の事を考えていた。
『(悲しんでいるときに抱きしめてあげる事も、個性を使う事も、頭を撫でてあげる事も、手を繋ぐ事も・・・できないのか)』
刀を振るえなくなるという事は腕が使えなくなるという事。
しかも両腕。
『それは・・・いやだなぁ・・・』
戦えなくなる事より、刀を振るえなくなる事より、大事な人に自分から触れなくなる事は恋歌にとって耐えがたいことだった。
『だからあなたを早く倒さないと・・・』
腕が使えなくなる前に。
ナイトアイの体術と押印の攻撃に合わせて、恋歌も体術と刀を振るう。
互いに呼吸を合わせており、治崎は徐々に自信を修復する事ができなくなってきている。
治「うっ・・・とうしい!!」
激昂した治崎が攻撃を受けながら地面に手をつく。
『!!』
直後、現れた岩が体を貫こうと地面から無数に伸びてくる。
恋歌は背後から心臓に向かってと腹部、足にくらったが新しいコスチュームのおかげで身体を貫かれることはなかったが、みしみしと身体は腕よりひどい悲鳴をあげる。
『な、いとあい・・・』
ナイトアイは・・・・腹部を貫かれ左腕を失っていた。